2016年11月より、クロザピン、修正型電気けいれん療法を導入しました。

公開日 2016年12月28日

◇クロザピン

 クロザピンとは、治療抵抗性の統合失調症の方を対象に、症状の改善が期待できる薬物です。これまでに2種類以上の抗精神病薬を、十分量、十分な期間使用していても治療が奏功しなかった方が使用の対象となります。
 高い効果が期待される反面、まれではありますが、好中球減少症などの重篤な副作用を起こすことがあるため、治療導入時は原則18週間の入院治療が必要となります。
 

◇修正型電気けいれん療法

 電気けいれん療法とは、電気で頭部を刺激することで、脳に全般性の発作性活動を誘発し、精神症状の改善をはかる治療法です。主として、重度のうつ病や統合失調症などの方が治療の対象となります。
 静脈麻酔や筋弛緩薬を使用し、全身けいれんに伴う骨折や脱臼を予防して行うものを修正型電気けいれん療法と呼びます。当院では、麻酔科医の管理のもと、安全性に十分配慮して行います。

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あき総合病院