公開日 2018年09月27日
平成29年度 高知県立あき総合病院病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞のICD10別患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
1.年齢階級別退院患者数年齢階級別患者数[TSV:35Bytes]
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 105 | 32 | 16 | 39 | 78 | 147 | 425 | 743 | 932 | 357 |
2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)診断群分類別患者数[TSV:7KB]
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 92 | 23.16 | 20.83 | 19.57 | 83.36 | |
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし | 34 | 13.62 | 12.34 | 2.94 | 77.38 | |
0400801499x001 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア1 | 22 | 13.73 | 13.51 | 9.09 | 82.55 | |
0400801499x002 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア2 | 16 | 19.06 | 15.12 | 12.5 | 86.31 | |
0400801499x012 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病ありA-DROP スコア2 | 16 | 22.44 | 18.18 | 6.25 | 88.31 |
内科では、87.3%が緊急入院です。1位の誤嚥性肺炎患者は、昨年度と比べ1.8倍増加しています。高齢者が多く、体力や免疫力が低下し、のどの筋力や嚥下反射が鈍り、誤嚥しやすい状態になり、入院中に発症する場合や、再発する事もあります。入院後は、積極的にリハビリテーションを実施していきながら、早期回復にむけて、多職種が連携し治療にあたっています。次いで尿路感染症、腎盂腎炎、慢性腎不全が多く入院しています。
精神科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 1 | - | - | - | - | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 1 | - | - | - | - |
誤嚥性肺炎、脱水ともに、救急で一般病棟入院後、精神科病棟へ転科したものです。
消化器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
150020xxxxx0xx | 細菌性腸炎 手術・処置等2なし | 5 | - | - | - | - | |
060185xx99x0xx | 潰瘍性大腸炎 手術なし 手術・処置等2なし | 4 | - | - | - | - | |
040040xx99000x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 3 | - | - | - | - | 気管支鏡検査クリニカルパス[JPG:545KB] |
060300xx99x00x | 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 3 | - | - | - | - | |
060350xx99x00x | 急性膵炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 3 | - | - | - | - |
消化器科では、若年者では細菌性腸炎での入院になります。潰瘍性大腸炎は、高齢者の入院が多く、寛解と再発を繰り返す傾向であり、在院日数が長期化しています。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 196 | 3.04 | 3.03 | 0 | 74.27 | CAG手首[JPG:1MB] CAG肘部[JPG:2MB] CAG鼠径[JPG:2MB] |
050050xx02000x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 76 | 4.8 | 4.62 | 3.95 | 72.25 | 循環器 PCI鼠径(点滴あり)患者用[JPG:2MB] 循環器 PCI鼠径(点滴なし)患者用[JPG:1MB] 循環器 PCI肘部(点滴あり[JPG:2MB] 循環器 PCI肘部[JPG:1MB] 循環器 PCI手首(点滴あり[JPG:1MB] 循環器 PCI手首[JPG:1MB] |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 49 | 19.59 | 17.71 | 10.2 | 82 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 23 | 17.13 | 11.21 | 8.7 | 82.09 | ペースメーカー埋め込み術クリニカルパス[JPG:498KB] ジェネレーター交換クリニカルパス[JPG:1MB] |
050030xx97000x | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 19 | 12.68 | 12.72 | 0 | 70.37 | AMI術後急性期(橈骨)[JPG:898KB] AMI術後急性期(鼠径)[JPG:898KB] 鼠径からの緊急PCI術後2日目~(CK3000未満)A[JPG:865KB] 橈骨からの緊急PCI術後2日目~(CK3000未満)A[JPG:550KB] 橈骨からの緊急PCI術後2日目~(CK3000以上)B[JPG:498KB] 鼠径からの緊急PCI術後2日目~(CK3000以上)B[JPG:503KB] |
循環器科では、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)が多く入院しています。1位は、心臓カテーテル検査のみ、2位は、手術(経皮的冠動脈形成術、経皮的冠動脈ステント留置術)と心臓カテーテル検査施行により、患者数が分かれています。心臓カテーテル検査は、前年度と比べ増加してます。年齢層が高く、患者さんの負担にならないよう検査のみの場合は、3日間程度で退院となっています。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
140010x199x00x | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 54 | 8.41 | 6.18 | 0 | 0 | 正常褥婦(経)クリニカルパス[JPG:742KB] 正常褥婦(初)クリニカルパス[JPG:776KB] 帝王切開児クリニカルパス[JPG:1MB] |
140010x299x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2なし | 11 | 10.73 | 11.49 | 0 | 0 | |
040090xxxxxx0x | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし | 9 | - | - | - | - | |
040100xxxxx00x | 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし | 6 | - | - | - | - | |
0400801199x00x | 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 4 | - | - | - | - |
小児科では、新生児疾患(新生児敗血症、帝切児症候群、B群溶連菌感染母体より出生した新生児)での入院になります。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 22 | 6.59 | 8.98 | 4.55 | 65.55 | |
050180xx97xxxx | 静脈・リンパ管疾患 その他の手術あり | 17 | 2 | 3.2 | 0 | 71.18 | |
060335xx02000x | 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 17 | 9.35 | 7.4 | 0 | 66.53 | |
050180xx99xxxx | 静脈・リンパ管疾患 手術なし | 14 | 19.93 | 14.32 | 7.14 | 82.07 | |
060040xx99x60x | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし | 13 | 3 | 4.38 | 0 | 70 |
外科での全体の約6割が紹介患者さんになります。1位は、イレウス(腸閉塞)であり、約9割は緊急入院です。次に多い疾患は、下肢静脈瘤、胆のう炎、胆石症となっています。悪性腫瘍に対する治療もおこなっています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 78 | 33.53 | 27.09 | 73.08 | 85.09 | 人工骨頭置換手術クリニカルパス[JPG:1MB] 大腿骨近位部骨折手術 クリニカルパス[JPG:1MB] 人工股関節置換術クリニカルパス[JPG:1MB] |
160690xx99xx0x | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし | 63 | 24.94 | 19.94 | 58.73 | 80.63 | |
160610xx01xxxx | 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 | 17 | 32.47 | 19.87 | 11.76 | 65.24 | |
160800xx97xxxx | 股関節大腿近位骨折 その他の手術あり | 15 | 25.07 | 19.73 | 40 | 82.8 | |
160820xx01xxxx | 膝関節周辺骨折・脱臼 骨折観血的手術等 | 12 | 56.58 | 26.82 | 16.67 | 70.5 |
整形外科では、1位は、転倒による股関節大腿近位骨折での入院になります。女性の高齢者が多く、特に、85歳以上の後期高齢者は59.1%を占めています。急性期治療後は、リハビリテーションを開始し、早期に、生活復帰できるよう取り組んでいます。また、香南市以東の他医療機関、施設への転院率が高く、東部地域で完結できるよう地域の医療機関や施設との連携をとりながら転院調整を行っています。
形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし | 3 | - | - | - | - | |
02001xxx97x0xx | 角膜・眼及び付属器の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし | 1 | - | - | - | - | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし | 1 | - | - | - | - | |
080007xx97xxxx | 皮膚の良性新生物 その他の手術あり | 1 | - | - | - | - | |
080250xx9701xx | 褥瘡潰瘍 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2あり | 1 | - | - | - | - |
結合組織の腫瘍や脂肪腫の手術目的での入院になります。術後翌日には軽快退院しています。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 28 | 18.25 | 16.38 | 39.29 | 76.18 | ラクナ梗塞クリニカルパス[JPG:532KB] |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし | 18 | 12.28 | 9.68 | 11.11 | 81.5 | 慢性硬膜下血腫除去術クリニカルパス[JPG:648KB] |
010040x099x00x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 15 | 16.07 | 19.1 | 40 | 76.07 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 13 | 9.46 | 7.34 | 0 | 64.46 | |
010060x2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 9 | - | - | - | - | ラクナ梗塞クリニカルパス[JPG:532KB] |
脳神経外科では、1位は、脳卒中発症後3日以内の脳梗塞であり、特に、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞での患者さんが多く、年齢層では、80~84歳が30.3%を占めています。2位の外傷性慢性硬膜下血腫は、前年度と比べ、約2倍増加しています。発症後は早期治療にあたり慢性期治療が行えるようサポートしています。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120200xx99xxxx | 妊娠中の糖尿病 手術なし | 5 | - | - | - | - | |
12002xxx02x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮筋腫摘出(核出)術 腟式等 手術・処置等2なし | 3 | - | - | - | - | |
12002xxx03x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮内膜掻爬術 手術・処置等2なし | 3 | - | - | - | - | |
120170xx99x0xx | 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし | 3 | - | - | - | - | |
12002xxx99x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし | 2 | - | - | - | - |
産婦人科では、正常分娩での自費入院は集計対象外となっています。当院は、東部地域で唯一の分娩施設となり、切迫早産、妊娠中の糖尿病合併での患者さんが多く入院しています。高知大学医学部附属病院産婦人科と連携し、ハイリスク妊娠の早期発見につとめています。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 | 1 | - | - | - | - | 白内障術クリニカルパス[JPG:647KB] |
眼科では、白内障に対する短期滞在手術の為集計対象外となっています。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 11 | 6.27 | 5.48 | 0 | 47.18 | |
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 10 | 9.8 | 9.18 | 0 | 70.6 | |
030380xxxxxxxx | 鼻出血 | 6 | - | - | - | - | |
030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 4 | - | - | - | - | |
030270xxxxxxxx | 上気道炎 | 3 | - | - | - | - |
耳鼻咽喉科では、扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、突発性難聴での入院になります。安芸医療圏からの紹介患者さんを多く診療しています。
皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080011xx99xxxx | 急性膿皮症 手術なし | 3 | - | - | - | - |
皮膚科では、蜂巣炎での入院になります。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし | 7 | - | - | - | - | |
110080xx97x01x | 前立腺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病あり | 2 | - | - | - | - | |
110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし | 2 | - | - | - | - | |
110290xx01x0xx | 急性腎不全 経皮的腎(腎盂)瘻造設術等 手術・処置等2なし | 2 | - | - | - | - | |
110310xx01xx0x | 腎臓または尿路の感染症 経皮的腎(腎盂)瘻造設術等 副傷病なし | 2 | - | - | - | - |
泌尿器科では、約7割が紹介入院になります。東部地域の診療所からの紹介が多く、急性腎盂腎炎や慢性腎不全での入院になります。
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 15 | 33.67 | 20.83 | 20 | 82.53 | |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし | 10 | 16.4 | 11.99 | 0 | 76.5 | |
040040xx99000x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし | 8 | - | - | - | - | 気管支鏡検査クリニカルパス[JPG:545KB] |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 手術・処置等2なし | 8 | - | - | - | - | |
0400801499x012 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病ありA-DROP スコア2 | 7 | - | - | - | - |
呼吸器科では、1位の誤嚥性肺炎では、他疾患で入院後に発症する高齢者が多くなっています。また、合併症の再発や他疾患の併発もあり、在院日数が長期化傾向ではありますが、経過に注意し、早期回復治療にあたっています。肺の悪性腫瘍では、小細胞肺癌患者さんが多く化学療法目的で入院しています。
3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数[TSV:116Bytes]
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 1 | 2 | 1 | 1 | 0 | 7 | 1 | 7 |
大腸癌 | 1 | 1 | 5 | 1 | 8 | 48 | 1 | 7 |
乳癌 | 4 | 6 | 0 | 3 | 2 | 25 | 1 | 7 |
肺癌 | 1 | 0 | 2 | 0 | 7 | 24 | 1 | 7 |
肝癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 11 | 1 | 7 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
■胃癌
主な診療科は、消化器内科、外科です。
早期癌では内視鏡的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。
外科的手術も行います。
がんの初発、再発患者ともに前年度より2倍以上増えています。
■大腸癌
主な診療科は消化器内科、外科です。
治療は、外科的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。上皮内癌に対しては内視鏡的治療も実施しています。
がんの初発においては、前年度に引き続き5大癌の中で、最も多い症例です。
特にStageⅡ以降の症例が増加傾向です。
■乳癌
主な診療科は外科です。
化学療法、外科的手術及び術後の内分泌療法を行っています。
■肺癌
主な診療科は、呼吸器内科・外科です。
検査では入院での気管支鏡検査を行っています。
治療は胸腔鏡下手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。
再発患者においては、前年度より増加傾向です。
■肝癌
主な診療科は、消化器内科です。
治療は主に術後の経過観察などを行っています。
再発の症例が多い癌(胃癌、大腸癌、肺癌)に関しては化学療法で複数回入院されている
症例を重複して集計している影響があります。
主な診療科は、消化器内科、外科です。
早期癌では内視鏡的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。
外科的手術も行います。
がんの初発、再発患者ともに前年度より2倍以上増えています。
■大腸癌
主な診療科は消化器内科、外科です。
治療は、外科的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。上皮内癌に対しては内視鏡的治療も実施しています。
がんの初発においては、前年度に引き続き5大癌の中で、最も多い症例です。
特にStageⅡ以降の症例が増加傾向です。
■乳癌
主な診療科は外科です。
化学療法、外科的手術及び術後の内分泌療法を行っています。
■肺癌
主な診療科は、呼吸器内科・外科です。
検査では入院での気管支鏡検査を行っています。
治療は胸腔鏡下手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。
再発患者においては、前年度より増加傾向です。
■肝癌
主な診療科は、消化器内科です。
治療は主に術後の経過観察などを行っています。
再発の症例が多い癌(胃癌、大腸癌、肺癌)に関しては化学療法で複数回入院されている
症例を重複して集計している影響があります。
4.成人市中肺炎の重症度別患者数等成人市中肺炎の重症度別患者数等[TSV:97Bytes]
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 15 | 12.73 | 62.07 |
中等症 | 131 | 17.50 | 82.58 |
重症 | 19 | 19.37 | 84.32 |
超重症 | 8 | 28.25 | 88.88 |
不明 |
市中肺炎とは、普段の生活の中で罹患した肺炎を言い、一般的な肺炎は、肺実質における急性、感染性の炎症で、細菌やウイルスが肺に感染することでおこります。年齢があがると、要介護度も高くなり、入院中に他疾患の併発や、合併症の悪化をおこす事もあり、重症化しやすくなります。入院後は、早期回復にむけて多職種と連携し治療にあたっています。また、他施設からの紹介患者さんも多く、地域連携室では、早い段階で転院調整を行っています。
5.脳梗塞の患者数等脳梗塞のICD10別患者数等[TSV:58Bytes]
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 75 | 21.61 | 78.35 | 29.55 |
その他 | 13 | 27.54 | 77.31 | 9.09 |
当院で治療を行った脳梗塞のうち、85.2%が発症日から3日以内に治療されており、急性期治療を行っています。脳梗塞の中でもアテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞が多く入院しています。治療後は、早期リハビリテーションを積極的に施行し、合併症の発症を防いでいます。
6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)診療科別主要手術別患者数等[TSV:5KB]
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 10 | 12.50 | 15.90 | 0.00 | 75.20 | |
K610-3 | 内シャント又は外シャント設置術 | 9 | - | - | - | - | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | 6 | - | - | - | - | |
K6181 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢に設置した場合) | 4 | - | - | - | - | |
K681 | 胆嚢外瘻造設術 | 4 | - | - | - | - |
精神科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0731 | 関節内骨折観血的手術(肩,股,膝,肘) | 1 | - | - | - | - |
転倒で緊急入院し、上腕骨通顆骨折に対して関節内骨折観血的手術を行っています。術後、状態が安定し、精神科病棟へ転科しています。
消化器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 2 | - | - | - | - | |
K6152 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) | 1 | - | - | - | - | |
K6153 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) | 1 | - | - | - | - | |
K653-3 | 内視鏡的食道及び胃内異物摘出術 | 1 | - | - | - | - | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 1 | - | - | - | - |
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 57 | 2.58 | 2.61 | 0.00 | 72.58 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 22 | 5.59 | 16.18 | 4.55 | 81.55 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) | 20 | 0.80 | 9.40 | 15.00 | 74.65 | |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | 14 | 1.57 | 2.71 | 7.14 | 70.07 | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) | 12 | 0.00 | 16.58 | 0.00 | 69.58 |
小児科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7151 | 腸重積症整復術(非観血的なもの) | 1 | - | - | - | - |
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 27 | 2.22 | 6.48 | 0.00 | 68.19 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 24 | 0.54 | 5.63 | 0.00 | 73.71 | |
K617-2 | 大伏在静脈抜去術 | 17 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 71.18 | |
K672 | 胆嚢摘出術 | 14 | 1.50 | 28.14 | 7.14 | 74.86 | |
K7193 | 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) | 11 | 24.73 | 36.09 | 0.00 | 75.45 |
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) | 64 | 2.48 | 34.41 | 60.94 | 82.63 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(肩,股) | 29 | 2.93 | 27.17 | 72.41 | 83.76 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) | 24 | 4.71 | 29.50 | 4.17 | 67.42 | |
K0731 | 関節内骨折観血的手術(肩,股,膝,肘) | 18 | 2.67 | 28.11 | 27.78 | 77.61 | |
K080-31 | 肩腱板断裂手術(簡単) | 18 | 2.06 | 34.61 | 11.11 | 71.89 |
転倒による、大腿骨頚部骨折での、骨折観血的手術、人工骨頭挿入術を多く行っています。術後は、早期にリハビリテーションを行い、回復に努めています。退院後は、東部地域への医療機関、各施設への転院患者が多くなっています。
形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0003ロ | 創傷処理(筋肉、臓器に達するもの)(長径10cm以上)(その他のもの) | 1 | - | - | - | - | |
K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) | 1 | - | - | - | - | |
K0053 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) | 1 | - | - | - | - | |
K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) | 1 | - | - | - | - | |
K0063 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) | 1 | - | - | - | - |
結合組織での腫瘍や脂肪腫での手術を行っています。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 17 | 0.29 | 19.71 | 17.65 | 81.94 | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | 2 | - | - | - | - | |
K0003ロ | 創傷処理(筋肉、臓器に達するもの)(長径10cm以上)(その他のもの) | 1 | - | - | - | - | |
K145 | 穿頭脳室ドレナージ術 | 1 | - | - | - | - | |
K1642 | 頭蓋内血腫除去術(開頭)(硬膜下) | 1 | - | - | - | - |
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K861 | 子宮内膜掻爬術 | 3 | - | - | - | - | |
K867-3 | 子宮頸部摘出術(腟部切断術を含む) | 3 | - | - | - | - | |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 2 | - | - | - | - | |
K860-2 | 腟断端挙上術(腟式、腹式) | 1 | - | - | - | - | |
K877 | 子宮全摘術 | 1 | - | - | - | - |
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) | 75 | 1.16 | 6.28 | 0.00 | 77.23 | |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合) | 2 | - | - | - | - |
耳鼻咽喉科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 2 | - | - | - | - | |
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 2 | - | - | - | - | |
K3892 | 喉頭・声帯ポリープ切除術(直接喉頭鏡又はファイバースコープによるもの) | 2 | - | - | - | - | |
K2861 | 外耳道異物除去術(単純) | 1 | - | - | - | - | |
K309 | 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 | 1 | - | - | - | - |
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K616-4 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | 6 | - | - | - | - | |
K610-3 | 内シャント又は外シャント設置術 | 3 | - | - | - | - | |
K775 | 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 | 2 | - | - | - | - | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 2 | - | - | - | - | |
K797 | 膀胱内凝血除去術 | 1 | - | - | - | - |
呼吸器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6181 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(四肢に設置した場合) | 3 | - | - | - | - | |
K144 | 体外式脊椎固定術 | 1 | - | - | - | - | |
K6112 | 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢に設置した場合) | 1 | - | - | - | - | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | 1 | - | - | - | - |
7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)その他[TSV:309Bytes]
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 0 | 0 |
異なる | 19 | 0.66 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 13 | 0.45 |
異なる | 18 | 0.63 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 2 | 0.07 |
異なる | 5 | 0.17 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 12 | 0.42 |
異なる | 1 | 0.03 |
播種性血管内凝固症候群は、入院後に発症しています。特に、敗血症、肺炎、心不全などで入院後、重篤な感染をおこし発症しています。敗血症は、敗血症での入院は13件、他疾患で入院後敗血症の発症は18件と前年度と比べ増加しています。主に、肺炎や腎疾患から感染を発症する場合が多く、早期治療にあたっています。手術・処置等の合併症では、手術後の感染症、透析シャント閉塞での入院になります。
更新履歴
傷病別では呼吸器系、循環器系が多く、特に誤嚥性肺炎は昨年度と比べ1.8倍に増加しています。