公開日 2022年09月26日
令和3年度 高知県立あき総合病院 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数2021qi01_age_series[TSV:34Bytes]
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 53 | 15 | 44 | 64 | 74 | 120 | 304 | 658 | 734 | 340 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)2021qi02_clinical_departments_top5[TSV:6KB]
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 なし | 53 | 15.87 | 13.14 | 1.89% | 79.81 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし | 51 | 33.53 | 20.57 | 19.61% | 84.25 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 25 | 22.52 | 10.66 | 12.00% | 80.44 | |
110280xx9900xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 23 | 16.22 | 10.39 | 8.70% | 83.43 | |
10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり | 19 | 12 | 14.41 | 10.53% | 60.37 |
腎臓または尿路の感染症に分類される尿路感染症や、加齢による嚥下機能や免疫力の低下等が主な原因となる誤嚥性肺炎の罹患者が多くなっています。
また、慢性腎不全で緊急入院される患者や、インシュリン注射を必要とする2型糖尿病患者も多く対応しています。
また、慢性腎不全で緊急入院される患者や、インシュリン注射を必要とする2型糖尿病患者も多く対応しています。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし | 108 | 3.23 | 3.06 | 1.85% | 73.47 | |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1/2あり 手術・処置等2なし | 45 | 4.64 | 4.36 | 4.44% | 74.4 | |
050130xx9900xx | 心不全 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 40 | 25.43 | 17.35 | 12.50% | 83.03 | |
050050xx9920xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし | 22 | 3.91 | 3.27 | 0% | 75.86 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 あり 手術・処置等1なし、1/3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 21 | 10.57 | 10.24 | 0% | 80.95 |
狭心症や慢性虚血性心疾患症例に対し、カテーテル検査やカテーテル治療を目的とした患者が多くなっています。また、心不全の患者や房室ブロック患者にペースメーカー移植術を行った症例数も多くあります。
侵襲が少ない検査や治療を行う症例が多いことから平均在院日数が短く、検査・治療後も引き続き当院外来にて対応する患者が多くいます。
侵襲が少ない検査や治療を行う症例が多いことから平均在院日数が短く、検査・治療後も引き続き当院外来にて対応する患者が多くいます。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 23 | 5.43 | 4.74 | 0% | 70.91 | |
060035xx010x0x | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし | 15 | 37.27 | 15.76 | 6.67% | 73.93 | |
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 15 | 18.2 | 9 | 20.00% | 79.8 | |
050180xx02xxxx | 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 | 14 | 2.21 | 2.75 | 0% | 74.79 | |
060335xx99x00x | 胆嚢炎等 なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 12 | 12.33 | 10.94 | 16.67% | 67.25 |
鼠径ヘルニアで手術を実施した症例が多く、次いで腸閉塞の保存療法を行った症例、結腸の悪性腫瘍に対し結腸切除術を行った症例となっています。また、静脈瘤と胆嚢炎の罹患者も多い傾向となっています。鼠径ヘルニアや静脈瘤を患った多くの患者は、手術後に早期退院し、当院外来にて対応しています。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) なし 手術・処置等2なし | 28 | 7.75 | 6.13 | 0% | 0 | |
040090xxxxxx0x | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病なし | - | - | 5.83 | - | - | |
140010x299x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) なし 手術・処置等2なし | - | - | 11.01 | - | - | |
180030xxxxxx0x | その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし | - | - | 10.47 | - | - | |
040100xxxxx00x | 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | 6.24 | - | - |
新生児疾患(帝切児症候群、ウイルス感染母体より出生した新生児)により入院した患児が多くなっています。
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 手術・処置等2なし | 13 | 41.46 | 18.42 | 23.08% | 76.23 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 なし | 13 | 21.77 | 13.14 | 38.46% | 83.23 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 なし 手術・処置等2なし | - | - | 20.57 | - | - | |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | - | - | 13.12 | - | - | |
130070xx97x0xx | 白血球疾患(その他) あり 手術・処置等2なし | - | - | 15.3 | - | - |
間質性肺炎と尿路感染症で入院された患者が多くなっています。入院後に再燃等で治療が長期化する症例もありますが、経過に注意し早期回復治療にあたっています。また、肺の悪性腫瘍に対する緩和ケアでの入院にも対応しています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 107 | 34.7 | 25.32 | 75.70% | 83.74 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) なし | 40 | 29.93 | 19.34 | 47.50% | 83.26 | |
160610xx01xxxx | 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 | 12 | 44.17 | 16.66 | 0.00% | 70.08 | |
160980xx99x0xx | 骨盤損傷 なし 手術・処置等2なし | 12 | 33.08 | 19.02 | 41.67% | 83.33 | |
160850xx01xxxx | 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 | 11 | 56.73 | 18.36 | 9.09% | 56.64 |
股関節・大腿近位の骨折と、胸椎腰椎以下骨折損傷での緊急入院が多く、患者の多くが女性です。退院後の転院割合が高い理由は、急性期治療を当院で行い、その後の回復期・慢性期治療を専門の医療機関で行うためです。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 25 | 14.52 | 15.63 | 28.00% | 72.64 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 15 | 9.67 | 8.3 | 40.00% | 80 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 11 | 12 | 9.78 | 27.27% | 82.36 | |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 10 | 18.1 | 18.9 | 70.00% | 79.7 | |
010060x2990201 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 | - | - | 15.57 | - | - |
脳梗塞や頭蓋内損傷等で救急搬送された罹患者を多く受け入れており、主要な手術は硬膜下血腫穿孔洗浄術です。脳卒中地域連携パスを使用して他医療機関と情報連携を行っています。治療後の患者の一部は、安芸保健医療圏の内外にある医療機関等へ転院されています。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 なし 手術・処置等1あり | 22 | 2 | 2.5 | 0.00% | 69.91 | |
110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | 7.87 | - | - | |
11022xxx99xxxx | 男性生殖器疾患 なし | - | - | 9.42 | - | - | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 なし | - | - | 13.14 | - | - | |
11012xxx97xx0x | 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病なし | - | - | 7.16 | - | - |
前立腺の悪性腫瘍に対して、前立腺針生検を行うために入院する患者が最も多くなっています。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 あり 重症度等両眼 | 52 | 6.21 | 4.83 | 0.00% | 76.56 | |
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 あり 重症度等片眼 | 32 | 4.72 | 2.71 | 0.00% | 77.44 | |
020370xx99xxxx | 視神経の疾患 なし | - | - | 10.5 | - | - | |
020110xx99xxxx | 白内障、水晶体の疾患 なし | - | - | 2.61 | - | - | |
020130xxxxxxxx | 原田病 | - | - | 14.97 | - | - |
入院患者の多くが老人性白内障の罹患者となっており、老人性白内障の患者すべてが白内障の手術を受けています。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 12 | 8.58 | 8.75 | 0.00% | 65.25 | |
030390xx99xxxx | 顔面神経障害 なし | - | - | 9.01 | - | - | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 なし | - | - | 5.71 | - | - | |
030380xxxxxxxx | 鼻出血 | - | - | 5.37 | - | - | |
030150xx97xxxx | 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 あり | - | - | 7.03 | - | - |
突発性難聴の罹患者が最も多く、次いで顔面神経麻痺や扁桃周囲膿瘍と続きます。耳鼻咽喉科の入院患者は、他の診療科と比較して10代から40代の年齢層の割合が高いため、平均年齢が低くなっています。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 | 14 | 9.36 | 9.39 | 0.00% | 33.64 | |
120200xx99xxxx | 妊娠中の糖尿病 なし | 11 | 5.73 | 5.37 | 0.00% | 33.36 | |
120170x199xxxx | 早産、切迫早産(妊娠週数34週未満) なし | - | - | 21.53 | - | - | |
120170x099xxxx | 早産、切迫早産(妊娠週数34週以上) なし | - | - | 7.33 | - | - | |
120140xxxxxxxx | 流産 | - | - | 2.44 | - | - |
母体および胎児の状況により帝王切開を行った患者が最も多く、次いで妊娠糖尿病に罹患した患者となっています。
なお、正常分娩での自費診療や、正常分娩から帝王切開に切り替えた場合は、集計対象外となっています。
なお、正常分娩での自費診療や、正常分娩から帝王切開に切り替えた場合は、集計対象外となっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数2021qi03_uicc_type[TSV:105Bytes]
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 0 | 4 | 2 | 4 | 4 | 19 | 1 | 8 |
大腸癌 | 3 | 3 | 6 | 5 | 5 | 31 | 1 | 8 |
乳癌 | 2 | 7 | 2 | 0 | 2 | 12 | 1 | 8 |
肺癌 | 1 | 1 | 1 | 7 | 1 | 9 | 1 | 8 |
肝癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 1 | 8 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
■胃癌
主な診療科は、消化器内科、外科です。早期癌では内視鏡的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。外科的手術も行います。
■大腸癌
主な診療科は消化器内科、外科です。治療は、外科的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対して化学療法を行います。上皮内癌に対しては内視鏡的治療も実施しています。がんの初発においては、前年度に引き続き5大癌の中で、最も多い症例です。
■乳癌
主な診療科は外科です。化学療法、外科的手術及び術後の内分泌療法を行っています。
■肺癌
主な診療科は、呼吸器内科・外科です。検査では入院での気管支鏡検査を行っています。治療は胸腔鏡下手術、化学療法を行います。
■肝癌
主な診療科は、消化器内科です。治療は主に術後の経過観察などを行っています。化学療法、TAEでの治療も行っています。
主な診療科は、消化器内科、外科です。早期癌では内視鏡的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。外科的手術も行います。
■大腸癌
主な診療科は消化器内科、外科です。治療は、外科的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対して化学療法を行います。上皮内癌に対しては内視鏡的治療も実施しています。がんの初発においては、前年度に引き続き5大癌の中で、最も多い症例です。
■乳癌
主な診療科は外科です。化学療法、外科的手術及び術後の内分泌療法を行っています。
■肺癌
主な診療科は、呼吸器内科・外科です。検査では入院での気管支鏡検査を行っています。治療は胸腔鏡下手術、化学療法を行います。
■肝癌
主な診療科は、消化器内科です。治療は主に術後の経過観察などを行っています。化学療法、TAEでの治療も行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等2021qi05_ci_icd10[TSV:58Bytes]
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 7 | 14.71 | 66.14 |
中等症 | 33 | 18.61 | 81 |
重症 | 19 | 22.16 | 81.53 |
超重症 | 2 | 43 | 88 |
不明 | 0 | 0 | 0 |
市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎です。ただし、在宅で介護を受けている寝たきりの高齢者や介護福祉施設の入居者、誤嚥を繰り返す患者に発症した肺炎などは医療・介護関連肺炎に分類されるため、市中肺炎からは除外されます。
病院指標では、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)を用いて重症度が分類されており、当院では市中肺炎全体のうち、中等症から重症の患者が85%以上を占めています。
病院指標では、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)を用いて重症度が分類されており、当院では市中肺炎全体のうち、中等症から重症の患者が85%以上を占めています。
脳梗塞の患者数等2021qi06_ope_days_top5[TSV:2KB]
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 98 | 21.54 | 78.54 | 45.92% |
その他 | 16 | 15 | 80.44 | 43.75% |
脳梗塞は、脳内小動脈病変が原因の「ラクナ梗塞」、頚部から頭蓋内の比較的大きな動脈のアテローム硬化が原因の「アテローム血栓性脳梗塞」、心疾患による「心原性脳塞栓症」に大別され、当院では脳梗塞発症から3日以内の患者が脳梗塞全体の約86%を占めています。
転院率が高い理由は、地域連携パスを使用し、早期退院を目指して地域連携機関との連携を図っているためです。
転院率が高い理由は、地域連携パスを使用し、早期退院を目指して地域連携機関との連携を図っているためです。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)2021qi07_dic_rate[TSV:293Bytes]
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 35 | 1.94 | 2.37 | 5.71% | 74.09 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | 20 | 2.1 | 8.15 | 0.00% | 80.7 | |
K5463 | 経皮的冠動脈形成術(その他) | - | - | - | - | - | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) | - | - | - | - | - | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) | - | - | - | - | - |
主に狭心症の罹患者に経皮的冠動脈ステント留置術を行い、房室ブロックや洞不全症候群等の罹患者にペースメーカー移植術を行っています。
経皮的冠動脈ステント留置術は、患者への侵襲が少ないカテーテル治療であるため、平均術後日数が短くなっています。
経皮的冠動脈ステント留置術は、患者への侵襲が少ないカテーテル治療であるため、平均術後日数が短くなっています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術 | 78 | 1.99 | 21.36 | 73.08% | 83.95 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術 | 37 | 3.68 | 23.32 | 70.27% | 81.7 | |
K0462 | 骨折観血的手術 | 20 | 6.85 | 13.75 | 0.00% | 64.1 | |
K080-31 | 肩腱板断裂手術(簡単) | 12 | 2.25 | 10.5 | 0.00% | 70.08 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 | 10 | 0.5 | 4.6 | 10.00% | 57.8 |
大腿骨骨折に対する手術が整形外科で行う手術の多くを占めています。術後は早期リハビリを行いながら、転院先の医療機関や施設等と情報を共有し退院できるよう取り組んでいることもあって、転院割合が高くなっています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 25 | 1.36 | 3.36 | 0.00% | 70.92 | |
K7193 | 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) | 18 | 7.61 | 22.83 | 11.11% | 74.28 | |
K617-2 | 大伏在静脈抜去術 | 14 | 0 | 1.21 | 0.00% | 74.79 | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置 | 14 | 0.29 | 14 | 0.00% | 73.43 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 11 | 5.27 | 5.82 | 0.00% | 61.55 |
鼠径ヘルニア手術が最も多いですが、前年度と比較すると減少しています。悪性腫瘍に対して行った結腸切除術と抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入植込型カテーテル設置の患者数は、前年度と比較して微増しています。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 10 | 0.3 | 12.4 | 30.00% | 84.6 | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | - | - | - | - | - | |
K1643 | 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) | - | - | - | - | - | |
K013-21 | 全層植皮術(25cm2未満) | - | - | - | - | - | |
K178-2 | 経皮的脳血管形成術 | - | - | - | - | - |
慢性硬膜下血腫は、外傷などが原因となって慢性的に硬膜下に血腫が貯留する疾患です。治療には頭蓋骨に小さな穴を開け、その穴からドレナージチューブを挿入して血腫を排出します。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) | 83 | 1.01 | 3.55 | 0.00% | 89 | |
K2822 | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合) | - | - | - | - | - | |
白内障の罹患者に対して行う水晶体再建術が最も多くなっています。
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8982 | 帝王切開術(選択帝王切開) | 12 | 1 | 7.5 | 0.00% | 32.83 | |
K8981 | 帝王切開術(緊急帝王切開) | - | - | - | - | - | |
K9091イ | 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) | - | - | - | - | - | |
K877 | 子宮全摘術 | - | - | - | - | - | |
K861 | 子宮内膜掻爬術 | - | - | - | - | - |
骨盤位、既往帝切後妊娠での帝王切開術が最も多くなっています。当院は、安芸保健医療圏にある唯一の分娩施設で、高知大学医学部附属病院産婦人科と連携し、ハイリスク妊娠の早期発見にも務めています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | ||
異なる | 2 | 0.52% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 14 | 0.86% |
異なる | ||||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 1 | 0.45% |
異なる | ||||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 7 | 0.58% |
異なる |
敗血症は、感染症によって重篤な臓器障害が引き起こされた状態と定義されています。敗血症に罹患した患者のすべては緊急入院されています。
更新履歴
- 2022.09.22
- 初版作成
令和3年度の入院患者数は、COVID-19の影響もあって前年度から11.3%減少しています。