公開日 2024年09月29日
令和5年度 高知県立あき総合病院情報の公表
病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
医療の質指標
年齢階級別退院患者数 2023qi01_age_series[TSV:34Bytes]
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 71 | 20 | 36 | 64 | 68 | 137 | 340 | 754 | 725 | 291 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで) 2023qi02_clinical_departments_top5[TSV:5.04KB]
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 57 | 23.65 | 20.6 | 15.8 | 84.7 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 32 | 20.66 | 13.52 | 15.6 | 80.31 | |
060340xx99x0xx | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2なし | 16 | 11.5 | 9.55 | 18.8 | 79.19 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 15 | 16.47 | 17.38 | 6.7 | 85.13 | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 11 | 19.27 | 10.6 | 9.1 | 84.27 |
腎臓または尿路の感染症に分類される尿路感染症や、加齢による嚥下機能や免疫力の低下等が主な原因となる誤嚥性肺炎の罹患者が多くなっています。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx9910x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 - 1あり 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 89 | 3.36 | 3.05 | 0.0 | 72.13 | |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし | 69 | 4.17 | 4.26 | 0.0 | 72.84 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 27 | 19.37 | 17.38 | 3.7 | 84.56 | |
050030xx97000x | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 24 | 15.96 | 11.54 | 8.3 | 74.17 | |
050050xx9920x0 | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 - 2あり 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 23 | 3 | 3.25 | 0.0 | 73.3 |
狭心症や慢性虚血性心疾患症例に対し、カテーテル検査やカテーテル治療を目的とした患者が多くなっています。また、心不全の患者や房室ブロック患者にペースメーカー移植術を行った症例数も多くあります。
侵襲が少ない検査や治療を行う症例が多いことから平均在院日数が短く、検査・治療後も引き続き当院外来にて対応する患者が多くいます。
侵襲が少ない検査や治療を行う症例が多いことから平均在院日数が短く、検査・治療後も引き続き当院外来にて対応する患者が多くいます。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし | 39 | 7.74 | 6.07 | 0.0 | 0 | |
040100xxxxx00x | 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | 6.37 | - | - | |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし | - | - | 5.86 | - | - | |
040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) | - | - | 5.96 | - | - | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1なし | - | - | 12.88 | - | - |
低出生体重児の体調変化や経過管理を主としています。その他、肺炎や気管支炎といった小児の急性期疾患に対する入院治療も行っています。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060040xx99x6xx | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 6あり | 40 | 4.9 | 4.34 | 0.0 | 71.93 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 30 | 4.47 | 4.55 | 0.0 | 69.67 | |
060035xx99x6xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 6あり | 24 | 7.67 | 4.42 | 4.2 | 75.08 | |
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし | 15 | 16.33 | 9.88 | 6.7 | 73.53 | |
090010xx99x40x | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし | 13 | 4.54 | 3.51 | 0.0 | 69.92 |
直腸・結腸の悪性腫瘍や乳房の悪性腫瘍に対し化学療法を行った症例が多く、鼠径ヘルニアや乳房の悪性腫瘍で手術を実施した症例も多くあります。
鼠径ヘルニアを患った多くの患者は、手術後に早期退院し、当院外来にて対応しています。
鼠径ヘルニアを患った多くの患者は、手術後に早期退院し、当院外来にて対応しています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 91 | 35.85 | 25.5 | 68.1 | 83.81 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 24 | 24.92 | 19.34 | 50.0 | 79.54 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし | 20 | 14.4 | 4.76 | 5.0 | 64.15 | |
07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 11 | 35.09 | 19.55 | 9.1 | 77.27 | |
160610xx01xxxx | 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 | - | - | 15.58 | - | - |
股関節・大腿近位の骨折と、胸椎腰椎以下骨折損傷での緊急入院が多く、患者の多くが女性です。退院後の転院割合が高い理由は、急性期治療を当院で行い、その後の回復期・慢性期治療を専門の医療機関で行うためですが、COVID-19の影響で転院調整に時間がかかることも多く、転院が思うように進まない事例も多くあります。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 20 | 15.25 | 15.7 | 20.0 | 75.6 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 18 | 13.17 | 8.38 | 16.7 | 79.44 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 15 | 14.87 | 9.88 | 13.3 | 78.47 | |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 13 | 16.15 | 7.19 | 7.7 | 72.08 | |
010070xx9910xx | 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし | 10 | 5.4 | 3.12 | 0.0 | 75.3 |
脳梗塞や頭蓋内損傷等で救急搬送された罹患者を多く受け入れており、主要な手術は硬膜下血腫穿孔洗浄術です。脳卒中地域連携パスを使用して他医療機関と情報連携を行っています。治療後の患者の一部は、安芸保健医療圏の内外にある医療機関等へ転院しているため、転院割合が高くなっています。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120260x001xxxx | 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 子宮破裂手術等 | 14 | 10.14 | 9.31 | 0.0 | 30.14 | |
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 | 13 | 9.69 | 9.34 | 0.0 | 31.85 | |
120140xxxxxxxx | 流産 | - | - | 2.43 | - | - | |
120180xx99xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし | - | - | 6.65 | - | - | |
120200xx99xxxx | 妊娠中の糖尿病 手術なし | - | - | 5.1 | - | - |
母体および胎児の状況により帝王切開を行った患者が最も多く、胎児を早く娩出させる必要がある場合や、過去に子宮手術や帝王切開術を行ったことがある場合に行います。当院は、東部地域で唯一の分娩施設で、高知大学医学部附属病院産婦人科と連携し、ハイリスク妊娠の早期発見に務めています。
なお、正常分娩での自費診療や、正常分娩から帝王切開に切り替えた場合は、集計対象外となっています。
なお、正常分娩での自費診療や、正常分娩から帝王切開に切り替えた場合は、集計対象外となっています。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし | 25 | 7.64 | 6.85 | 0.0 | 78.12 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 22 | 7.95 | 13.52 | 0.0 | 74.68 | |
11012xxx97xx0x | 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病なし | 10 | 9.7 | 7.08 | 10.0 | 71.6 | |
11022xxx01xxxx | 男性生殖器疾患 精索捻転手術等 | - | - | 3.69 | - | - | |
110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 | - | - | 7.75 | - | - |
膀胱の悪性腫瘍に対して、尿道から手術用内視鏡を挿入し病巣部を電気メスで切除する、経尿道的膀胱悪性腫瘍手術を行うために入院する患者が最も多くなっています。また、尿路感染症等の高齢者が罹患しやすい症例も多くあります。
呼吸器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 手術・処置等2なし | 16 | 21.38 | 18.65 | 12.5 | 78.88 | |
040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | - | - | 13.59 | - | - | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | - | - | 13.52 | - | - | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | - | - | 20.6 | - | - | |
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1なし | - | - | 12.88 | - | - |
間質性肺炎で入院された患者が多くなっています。入院後に再燃等で治療が長期化する症例もありますが、経過に注意し早期回復治療にあたっています。また、肺の悪性腫瘍に対する緩和ケア入院にも対応しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数 2023qi03_uicc_type[TSV:120Bytes]
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 1 | 2 | 3 | 23 | 5 | 50 | 1 | 15 |
大腸癌 | 3 | 4 | 5 | 13 | 0 | 81 | 1 | 9 |
乳癌 | 9 | 7 | 8 | 5 | 1 | 25 | 1 | 18 |
肺癌 | 1 | 1 | 0 | 2 | 6 | 19 | 1 | 8 |
肝癌 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 6 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
■胃癌
主な診療科は、消化器内科、外科です。早期癌では内視鏡的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。外科的手術も行います。
■大腸癌
主な診療科は消化器内科、外科です。治療は、外科的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対して化学療法を行います。上皮内癌に対しては内視鏡的治療も実施しています。がんの初発においては、前年度に引き続き5大癌の中で、最も多い症例です。
■乳癌
主な診療科は外科です。化学療法、外科的手術及び術後の内分泌療法を行っています。
■肺癌
主な診療科は、呼吸器内科・外科です。検査では入院での気管支鏡検査を行っています。治療は外科的手術、化学療法を行います。
■肝癌
主な診療科は、消化器内科です。治療は主に術後の経過観察などを行っています。化学療法の治療も行っています。
主な診療科は、消化器内科、外科です。早期癌では内視鏡的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対しては化学療法を行います。外科的手術も行います。
■大腸癌
主な診療科は消化器内科、外科です。治療は、外科的手術、StageⅢ、Ⅳや再発に対して化学療法を行います。上皮内癌に対しては内視鏡的治療も実施しています。がんの初発においては、前年度に引き続き5大癌の中で、最も多い症例です。
■乳癌
主な診療科は外科です。化学療法、外科的手術及び術後の内分泌療法を行っています。
■肺癌
主な診療科は、呼吸器内科・外科です。検査では入院での気管支鏡検査を行っています。治療は外科的手術、化学療法を行います。
■肝癌
主な診療科は、消化器内科です。治療は主に術後の経過観察などを行っています。化学療法の治療も行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等 2023qi04_com_acquired[TSV:70Bytes]
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 44 | 16.45 | 79 |
重症 | - | - | - |
超重症 | - | - | - |
不明 | 0 | 0 | 0 |
市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎です。ただし、在宅で介護を受けている寝たきりの高齢者や介護福祉施設の入居者、誤嚥を繰り返す患者に発症した肺炎などは医療・介護関連肺炎に分類されるため、市中肺炎からは除外されます。
病院指標では、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)を用いて重症度が分類されており、当院では市中肺炎全体のうち、軽症の患者が11.9%、中等症から重症の患者が86.4%を占めています。
病院指標では、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)を用いて重症度が分類されており、当院では市中肺炎全体のうち、軽症の患者が11.9%、中等症から重症の患者が86.4%を占めています。
脳梗塞の患者数等 2023qi05_ci_icd10[TSV:46Bytes]
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 87 | 24.97 | 78.08 | 35.63 |
その他 | - | - | - | - |
脳梗塞は、脳内小動脈病変が原因の「ラクナ梗塞」、頚部から頭蓋内の比較的大きな動脈のアテローム硬化が原因の「アテローム血栓性脳梗塞」、心疾患による「心原性脳塞栓症」に大別され、当院では脳梗塞発症から3日以内の患者が脳梗塞全体の約93%を占めています。
転院率は前年度より回復したものの、COVID-19の影響で地域連携パスを使用した地域連携機関との転院調整が滞っていたため、令和3年度と比較して低い水準となっています。
転院率は前年度より回復したものの、COVID-19の影響で地域連携パスを使用した地域連携機関との転院調整が滞っていたため、令和3年度と比較して低い水準となっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで) 2023qi06_ope_days_top5[TSV:2.17KB]
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5463 | 経皮的冠動脈形成術 その他のもの | 40 | 1.78 | 2.45 | 2.50 | 74.33 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの | 37 | 4.22 | 5.3 | 0.00 | 73.38 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 16 | 1.5 | 1.88 | 0.00 | 79.75 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの | 11 | 0 | 15.36 | 18.18 | 77.18 | |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | 10 | 1 | 7.1 | 0.00 | 81.7 |
主に狭心症等の罹患者に経皮的冠動脈形成術やステント留置術を行い、房室ブロックや洞不全症候群等の罹患者にペースメーカー移植術を行っています。
経皮的冠動脈形成術やステント留置術は、患者への侵襲が少ないカテーテル治療であるため、平均術後日数が短くなっています。
経皮的冠動脈形成術やステント留置術は、患者への侵襲が少ないカテーテル治療であるため、平均術後日数が短くなっています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | ヘルニア手術 鼠径ヘルニア | 29 | 0.76 | 2.21 | 0.00 | 69.1 | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置 | 19 | 3.11 | 17.37 | 0.00 | 72.26 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 14 | 1.79 | 3.93 | 0.00 | 62.36 | |
K635 | 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 | - | - | - | - | - | |
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | - | - | - | - | - |
鼠径ヘルニア手術が最も多かったですが、前年度と比較すると減少しています。腹腔鏡下胆嚢摘出術と抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入植込型カテーテル設置の患者数についても、前年度と比較して微減しました。なお、抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入植込型カテーテル設置の患者や乳腺悪性腫瘍手術等の患者は、術後に化学療法を行う影響もあって、平均術後日数が伸びています。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術 | 61 | 3.15 | 33.97 | 59.02 | 83.66 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術 | 34 | 4.44 | 28.97 | 82.35 | 83.53 | |
K0462 | 骨折観血的手術 | 33 | 3.79 | 27.91 | 6.06 | 69.12 | |
K0821 | 人工関節置換術 | 20 | 2.45 | 34.1 | 5.00 | 77.1 | |
K080-31 | 肩腱板断裂手術 簡単なもの | - | - | - | - | - |
大腿骨骨折に対する手術が整形外科で行う手術の多くを占めています。術後は早期リハビリを行いながら、転院先の医療機関や施設等と情報を共有し退院できるよう取り組んでいますが、COVID-19の影響で平均術後日数が前年度と同程度まで伸びています。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 11 | 2 | 14.45 | 18.18 | 82.64 | |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | - | - | - | - | - | |
K1781 | 脳血管内手術 1箇所 | - | - | - | - | - | |
K178-2 | 経皮的脳血管形成術 | - | - | - | - | - |
慢性硬膜下血腫は、外傷などが原因となって慢性的に硬膜下に血腫が貯留する疾患です。治療には頭蓋骨に小さな穴を開け、その穴からドレナージチューブを挿入して血腫を排出します。令和5年度は前年度と平均術前・術後日数の数値に大きな変化はありませんが、転院割合は倍増しています。
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8981 | 帝王切開術 緊急帝王切開 | 19 | 3.79 | 7.84 | 0.00 | 30.79 | |
K8982 | 帝王切開術 選択帝王切開 | 11 | 1 | 7.55 | 0.00 | 32.27 | |
K893 | 吸引娩出術 | - | - | - | - | - | |
K9091イ | 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) | - | - | - | - | - | |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | - | - | - | - | - |
骨盤位、既往帝切後妊娠での帝王切開術が最も多くなっています。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) | 26 | 1.73 | 4.85 | 0.00 | 78.19 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 13 | 0.23 | 8.38 | 7.69 | 74.62 | |
K7981 | 膀胱結石、異物摘出術(経尿道的手術) | - | - | - | - | - | |
K8352 | 陰嚢水腫手術 その他 | - | - | - | - | - | |
K800-2 | 経尿道的電気凝固術 | - | - | - | - | - |
膀胱の悪性腫瘍に対して、尿道から手術用内視鏡を挿入し、病巣部を電気メスで切除する、経尿道的膀胱悪性腫瘍手術が最も多く、件数は前年度より大きく増えています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率) 2023qi07_dic_rate[TSV:302Bytes]
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 0 | 0 |
異なる | 2 | 0.46 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 4 | 0.48 |
異なる | 2 | 0.47 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 0 | 0 |
異なる | 2 | 0.47 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 9 | 0.71 |
異なる | 1 | 0.46 |
敗血症は、感染症によって重篤な臓器障害が引き起こされた状態と定義されています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 2023qi08_embolism_prev_rate[TSV:13Bytes]
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
256 | 254 | 99.22 |
血液培養2セット実施率 2023qi09_blood_cul_rate[TSV:13Bytes]
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
988 | 965 | 97.67 |
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 2023qi10_bacteria_cul_rate[TSV:13Bytes]
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
143 | 128 | 89.51 |
更新履歴
- 2024.9.30
- 公開
令和5年度は退院患者数が前年度から1.3%上昇しており、COVID-19の影響が大きかった令和3年度対比では4.2%まで回復しました。