公開日 2020年05月26日
令和2年2月29日 新型コロナウイルス感染症に関する県・高知市合同記者会見
(司会)
それでは、ただ今から新型コロナウイルス感染症に関する、高知県・高知市合同記者会見を開催いたします。
まず、知事からコロナウイルス感染症患者に関する情報を提供させていただきます。
(知事)
それでは、新型コロナウイルス感染症患者の発生につきまして、ご報告をいたします。今回、高知県内で初めての患者の発生が確認をされました。患者さんは、30代の女性、職業は看護師さんで、高知市内の診療所に勤務をされておられます。居住地も高知市内ということでございます。
経過を簡単に申しますと、2月の13日から喉の痛みがあり、14日に医療機関を受診をし、その後、一旦回復をいたしましたけども19日から微熱が生じまして、再度、同じ医療機関を受診をされたということでございます。インフルエンザやマイコプラズマの迅速検査をいたしましたが、それらについては陰性であったということで、抗生剤の投与によりまして経過観察が行われておりました。しかし、症状が持続をしたということがありまして、28日に改めて同じ医療機関を受診をいたしましたところ、肺炎が認められましたために、医師の方で新型コロナウイルス感染症の疑いを持ち、高知市保健所にご相談をされたという経緯でございます。
その結果、帰国者・接触者外来を受診をいただきまして検査をした結果、昨日、2月28日の午後11時半、深夜でございますが、検査の結果が陽性であるということが判明いたしまして、本日、医師によりまして、改めまして確定的な診断が行われまして、新型コロナウイルス感染症であるという診断に至ったということです。現在は、県内の感染症指定医療機関の感染症の専門の病床に入院をされている状況でございます。
この状況を受けまして、私から県民の皆さまへお伝えしたいメッセージをお話させていただければと思います。
先ほど申しましたように、本日、高知県内におきまして初めてとなります新型コロナウイルスの感染症の患者が確認をされました。今回、確認されました患者さんにつきましては、中国への滞在歴はございません。今、感染経路、そして濃厚接触者がどういった方がおられたかということを調査中でございます。ただ、こうした形で県内で初めて感染者が確認されたということでございまして、今回の感染症対策は新たな局面、新たなフェーズに入ったという認識でございます。
県といたしましては、これ以上の感染の拡大防止に全力を上げてまいりたいと思っております。県民の皆さまにお願いといたしましては、1点目はかねてより申し上げておりますが、基本的な感染症予防の取り組み、手洗いの励行ですとか、咳エチケット、こういったことを改めまして、さらに徹底をしていただきたいということがございます。
もう1点は、今回の新型コロナウイルスの場合、クラスターと言われます集団発生が見られるというご報告もあるところでございます。それを避けるという意味におきまして、県民の皆さまにも多くの人々が長時間会話を継続するような、そういう環境にはできる限り身を置かないように、ご協力をいただければというふうにお願いいたします。
一方で、県民の皆さまには、必要以上に恐れたりすることはなく、冷静に対応をお願いしたいと思います。そのためにも、国や県で発信をいたします情報をしっかりと受けていただきまして、落ち着いて行動をしていただければというふうに思います。
もし、万が一、県民の皆さまの中で新型肺炎と疑われるような症状、例えば、4日間以上高熱が続くといった症状が出た場合に、いきなり医療機関を受診するということではなくて、まずは、新型ウイルス相談センターですとか、もよりの保健所にご相談をいただきまして、そのアドバイスを受けて、体制の整った医療機関を受診するという手順で対応をお願いしたいと思います。体制が整っていない医療機関を受診された場合は、逆にそこから感染が拡大をするリスクがあるということから、そういったお願いをするものであります。
そして、企業等の事業者の皆さま方にも感染の拡大防止という観点から、様々な行事の開催方法も、さらに見直しができないか、変更はできないか。また、できうる限りの工夫を講じていただくようにご協力をいただければと思います。
県といたしましては、県民の皆さまの安全安心を第1に考えまして、さらなる感染防止、感染拡大の防止、そして、県民の皆さんの不安の解消に向けて、迅速かつ的確に全力を尽くして対策に当たってまいる考えでございます。県民の皆さんのご理解、ご協力を心よりお願い申し上げます。
私からは以上でございます。
(司会)
続きまして、高知市長から、高知市における対応状況等の説明がございます。
(市長)
高知市長の岡﨑でございます。先ほど、濵田知事から発表されましたように、本日、高知市内で初めて新型コロナウイルス感染症の患者さんが確認をされました。高知市におきましては、現在、危機対策本部体制を取りまして、関係機関と連携をしながら患者さんの勤務先をはじめ、いわゆる濃厚接触者と呼ばれる方々の把握、また感染経路等の確認の調査をしているところでございます。幸いにも患者さんは現時点で、ご本人は重症ではないという状況ですので、市民の皆さま方には、落ち着いた行動をお願いをしたいと考えております。
高知市におきましても、真っ先に、それぞれ県内の小中学校等の、いわゆる休校の実施、そういうことを踏まえて、高知市におきましても3月6日からの休校を決定しておりますけれども、これ以外にも高知市主催の様々なイベントの、いわゆる中止・縮小・自粛、こういうことを今決めてきているところでございます。
また、高知市内では様々な、例えば実行委員会、また民間事業者の方々によります、この2週間を見ましても、いろんなイベントをまだまだ予定をされている部分もありますので、民間事業者の方々におきましても、一定の判断を求めていきたいと思っております。強制力はありませんけれども、いわゆる開催の実務を、それぞれ準備をしております事業者の方々にも、一定の要請はしてまいりたいと考えております。
また、いわゆる今後の感染防止にあたりましては、市民の皆さま方には、やっぱり手洗いの徹底、1日外出されましたら、帰ってきたら必ず手洗いの徹底をお願いしたいと思っております。また、マスクの着用もお願いしておりますけれども、ご承知のとおり、マスクがなかなか市場に出回っていない状況もありますので、やはり手洗いが効果があると言われていますので、外出されて帰ってきた際には、必ず手洗いをするということを、子どもさんから高齢者の方々まで、そのことの徹底ということはお願いをしてまいりたいと考えております。
今、県と連携をいたしまして感染経路や、先ほど知事がおっしゃいました、いわゆるクラスターの形成にならないようにということで、そこを注意深く我々対応してまいりますので、濃厚接触者の方々の行動を含めて、しっかりと確認をした上で、感染防止に全力を尽くしていきたいというふうに思いますので、どうか、様々な企業さま、また事業者の皆さま方のご協力もお願いしまして、私の方からのメッセージとさせていただきます。以上です。
(NHK)
3点、お伺いします。まず、この女性の大阪府へ旅行という、この15日から16日で、どういう目的で、あるいはどういった人と、行動の具体的な内容。15日から16日の大阪へ旅行とあるのは、その目的であるとか、どういった方と、あと症状が出た職場では、マスクの着用については、この方がいつからしてきたのかということと、最後に、この方は市内の診療所に勤務されているということですが、いわゆる院内感染のリスクも考えられるのかなと思うんですけれども、どういった診療所、どれぐらいの規模なのか、あるいはそこでもう発熱などの症状を訴えている方がいるのか、お願いします。
(知事)
まず、大阪行きに関しましては、お聞きしておりますのはコンサートを聴きに行ったというふうに聞いております。ただこれ以上の詳細に関しましては、大阪府との関係がありますので、事業者等調整の必要がございますので、固有名詞等は現時点では控えさせていただきたいというふうに思います。
次に、マスクの着用は、これは。
(県健康政策部副部長)
医療機関の方では、症状が出てからはマスクを勤務時間中は着用されてたと聞いています。マスクを外されていたのは、通勤途上の、自家用車で通勤されてますので、その期間は外されていたということです。
(知事)
それから、勤務をされていた診療所での状況についてです。診療所については原則、固有名詞を出さないのが原則だと思いますが、ご相談した結果、当の医療機関からご承諾を得ましたので、ご紹介いたしますと、高知市内の中内整形外科クリニックに勤務されていました。勤務中はマスクを常時着用しているということは分かっておりますし、現時点で受診された方、勤務をされたときに受診をされた方々の把握はできておりますので、その中で少なくても、明らかな濃厚接触者はいないということでございますが、詳細については、今高知市の保健所の方で調査・確認を行っていただいているというふうに聞いております。
(NHK)
あとマスクの着用なんですけど、具体的に何日から、13、14日ということなんですか。症状がある方の説明なんですが。
(市長)
高知市の保健所が直接ヒアリングをしていますので、保健所長から申し上げます。
(市健康推進担当理事)
保健所が本人に聴き取り調査をしたところ、13日は症状が出ておりますが、それ以前からについては、基本的に日常生活、それからずっとマスクをしていたということを聞いております。以上です。
(市長)
患者さんは看護師さんですので、常にそういう職務の内容にあったということと、少し医療機関名が出ましたので補足で言いますと、本日土曜日で診療予定でしたけれども、本日土曜日の朝から臨時の休診に入っております。
(NHK)
そもそも大阪にはどなたと行かれたのか。その方に類似の症状はないのか。今、家族と住んでいるのか。家族に類似の症状はないのか。また、今重症ではないということなんですけど、具体的に発熱などの症状があるのかどうか。あと、女性がいつからいつまで勤務していたのか。改めて教えてください。
(県健康政策部副部長)
大阪へはお一人で行かれたというふうに聞いております。ご家族は母親の方と同居をされておられて、母親の方は25日から咳、それから倦怠感の症状を訴えておられますので、ご本人と同時に今日、医療機関の方に入院されました。今後、聴き取りをするとともに、同居の方ですので、ウイルスの検査を実施したいという、その予定でございます。
(市健康推進担当理事)
ご本人に確認しましたが、今回は軽症ですので発症してから何日か休むことはありましたが、2月28日の午前中まで勤務をされていたと聞いております。詳しい状況については調査をいたします。
休んだ日につきましては、2月の19日の午後、2月20日、2月22日、この日に休まれたということを聞いております。以上です。
(NHK)
続けてすみません。母親は何十代かというのと、今日入院ということですけど、これは指定医療機関ということでよろしいのか、検査はまだということは陽性が確認されているわけではないという認識でよろしいのでしょうか。
(市健康推進担当理事)
年代については、60歳代の女性の方です。検査については、今検査中です。検査の結果を待っておる状態です。
(NHK)
女性が勤務する勤務地での、明らかな濃厚接触者はいないということだったんですが、看護師という立場上、患者との接触はありそうなイメージなんですが、それは手袋とマスクを付けているから濃厚接触者ではないということなんですか。
(県健康政策部副部長)
基本的には、やはりマスクをせずに近接で長時間ということになりますので、マスクをされておられる、また医療機関として、一般的防御策は看護職としてきちんとされておられますので、患者さんには濃厚接触者、現在、それを強く疑われるところはないと。ただ、医療機関の方ともきちっと受診した患者さんの状況とか、いろんなことを高知市の方で聞いていただいていると思いますので、その中で、今後評価が変わってくる可能性はあると思います。
濃厚接触者としては、やはり同じ医療機関で勤務されてる従業員の方は、当然念頭に置きながら、市の方も調査をいただいていると考えています。
(NHK)
今、考えられている濃厚接触者というのは、何人以上という感じでしょうか。今の段階で結構です。
(市健康推進担当理事)
現在の段階では、同じ医療機関に勤務される同僚の方、従業員の方、それから同居の、先ほどお話ししましたが母親、さらに、症状のある間に接触のあった友人の方がいらっしゃるということを聞いておりますが、これについては、現在、症状の程度、それから接触の期間、接触の程度を調査中です。濃厚接触者として考えられるのであれば、14日間の健康観察をお願いする予定であります。
(NHK)
そしたら、もう一問、考えられる感染経路を調査中とおっしゃってましたけど、考えられる可能性として、どう考えていらっしゃいますか。
(県健康政策部副部長)
今回の発症は2回、13日から発症と、17日に帰ってきて、それから18日以降の感染の経路があります。考え方としては、13日からの感染につきましては、抗菌剤が効いて一旦回復しておられるという事実があること。それから、18日以降は、その辺り、非常に回復もなく進んでいることなどがありますが、正直、現時点でどちらか判断するような根拠は、正直ございません。
ただ、平均的な発症期間は5日、6日、最短の潜伏期間は1日から14日ということを考えますと、今月初頭から県外に出られたのは15、16日の大阪だけ。あとは県内におられた。県外の発生状況等もございます。それからまた、今後の濃厚接触者の状況や県内外の患者の発生状況などを見て、高知市さんとも一緒に相談しながら感染経路なり、そういうところを特定していきたいというふうに考えております。
(NHK)
ラストごめんなさい。これを受けて、休校の日の変更、保育園・幼稚園への対応の変更、教育機関の関係の予定に変更があったら教えてください。
(市長)
まず保育所ですけれども、厚生労働省そのものが、例えば保育園を休園にしますと、保護者の方々、またいろんな方の勤務地の対応等の関係があって、なかなか対応ができないという背景があると思いますが、保育園は基本的に厚生労働省も開設の考え方を変えていませんので、そこは我々も保育園は開設していくと。それから、学校の休校ですけれども、昨日、高知市の教育長が記者会見をしましたけれども、高知市におきましては、様々な家庭環境の背景、それと、高校入試が控えておりますので、その関係も一応考慮いたしまして、6日からの休校ということで5日までは、4日、5日が高校入試となりますので、そのことも踏まえた一環として判断に加えて、6日からの休校ということで、昨日教育長が記者会見をいたしました。
今般、発症者が出ましたけれども、この発症者の方には子どもさんが、小中学校に通っている子どもさんとかはおりませんので、休校する6日ということについては、その変更については考えていないという状況です。
(知事)
県立学校の方は、結論的には4日からというところを変えるという考えはありません。こうした事態はいつ起こってもおかしくないということで、昨日判断したところですので。ただ、登校の日とされております2日、3日でも、さらに在校時間を減らせる可能性があるかないかと、そういった検討はしてもらいたいというような通知はしようということで、準備をしております。
(朝日新聞)
陽性の確認は昨日ですけども、今日までの経過といいますか、どのように今までの経過といいますが。どのように発表していって、どのように決められましたでしょうか。
(県健康政策部副部長)
経過というと、28日の午前に検体を接触者外来で摂取をし、衛生環境研究所で、午後5時ぐらいに検体検査を始めました。PCRの手順としては、菌を増幅させる部分、それからPCRの検査という2段階ありますので、大体4時半か5時間ぐらいかかります。最初の陽性例ですので、確認検査も踏まえて結果として、11時過ぎに陽性が判明したということでございます。この方、症状は非常に、肺炎症状はありますが入院する程度の症状ではございませんでしたので、外来の方から一旦自宅の方に、医師の指導をきちんとした上で、感染防止策をとって戻っていただいたという状況がございますので、さすがに、11時半に陽性が分かったからといって、夜に告知するわけにもまいりませんので、朝、接触外来の方の主治医から7時半に本人に電話をかけ、入院の手はずを整え、本日、先ほども申しましたような格好で指定医療機関に入院したという手順でございます。
(朝日新聞)
すみません、2点目。大阪への旅行の移動は公共交通機関と書いてらっしゃる。
(市健康推進担当理事)
大阪までの移動につきましては、高速バスを利用したとお聞きしています。
(朝日新聞)
県内から大阪へ直接、高速バスで移動されたんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
高知駅の方から大阪駅へ向かう高速バスを利用したと聞いております。ただ、これはご本人からの申し出だけですので、今後調査をいたしまして、ルートやそれから行動等につきましてはさらに調査を進めていくこととしています。
(毎日新聞)
今の質問と同様の件にはなりますが、大阪に行った以外で公共交通機関を利用したことがあるかどうかということと、あともう1点、今日から診療所の方が臨時休診に入っているということですけども、県や市の方から具体的に何日まで休診するようにというような指示はするんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
公共交通機関の利用については、1番感染のリスクを考慮しなければならない点なので、ご本人に確認いたしましたが、大阪に往復した以外の公共交通機関の利用はございません。聞いておりません。また、勤務されている医療機関の休診につきましては、健康管理を医療機関の職員にはお願いしております。ですので、何日間こちらがというふうな指示はございませんが、健康管理の猶予期間ということを目安に、医療機関の方で判断していただけると思っております。
(毎日新聞)
公共交通機関、大阪への高速バス以外に大阪府内での、例えば列車ですとかバス、タクシーなどの利用はあるのでしょうか。
(市健康推進担当理事)
その点についても、大阪駅からJR等を利用したというふうなことは聞いておりますが、本日入院されたばかりですので、そのことについても調査をしております。
(高知新聞)
先ほどおっしゃられた同居されてるお母様の、今検査中ということなんですけど、このお母様の職業等は何なのかということと、お母様の濃厚接触者については、今把握作業を進めているか、この点についてお伺いいたします。
(市健康推進担当理事)
この点につきましては、まだお母様は濃厚接触者ということですので、検査結果が明らかになりましたら、改めてご報告をさせていただきたいと考えております。また、お母様の行動等につきましても、検査の結果が陽性と判明した時点で、改めてご報告させていただきたいと考えております。
(高知新聞)
職業についても、まだ明らかにできないということでしょうか。お母様の職業についても、まだ明らかにできない。
(市健康推進担当理事)
現在、まだ検査中でありますので、検査が陽性になりましたら改めてご報告させていただきたいと考えております。
(高知新聞)
症状は軽症ということですが、具体的に教えていただけますでしょうか。
(県健康政策部副部長)
今回のウイルス感染者の場合、重症、軽症、それから無症候の方がいらっしゃいます。重症というのは、やはり呼吸管理が必要な状態ということになりますので、酸素の投与とか人工呼吸器を使用するというような方です。本来ですと、重症、中症、軽症というんですけど、中症という表現は今回はあまり使っておられませんので、入院をしなくて済む程度、肺炎像はありますけど、自宅で過ごされる程度のことを一般的には軽症というような扱いでいるというように理解をしております。
(高知新聞)
食欲はあるとか、普通に喋れるとか、そういう認識で構いませんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
このことにつきましては、昨日、帰国者・接触者外来を受診したとき、検査だけではなくて、総合的な本人の状態を、医師の方が診察しております。その医師の方の判断で、直ちに入院が必要な状況ではないというふうなことでございますので、それから、これまでの経過でも37度を超る発熱というのは、一度もございませんでした。そう一体見では、先ほど(県健康政策部副部長)副部長がおっしゃったように、肺炎はございますが、外来で治療可能な程度の、肺炎としては比較的軽症な状態だというふうに考えております。
(高知新聞)
すみません、従業員は15人とおっしゃいましたけども、その内訳というか、医師が何人でとか、教えていただいて構いませんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
人数は把握しております。また、職種等についても把握はいたしておりますが、濃厚接触者ということで経過観察する、特に職種で差をつけるわけではございませんので、15人という人数だけの報告でよろしくお願いいたします。
(高知新聞)
すみません、看護師さんというお仕事ですけども、1日何人ぐらいの方と接して、具体的にどういう業務を行っていたのかを教えてください。
(市健康推進担当理事)
人数については現在調査中です。この医療機関は非常に協力的ですので、症状が出てから接触があった可能性のある患者さまのリストを今作っていただいているというふうに聞いています。また、業務につきましては、誘導であったり診察のことであったり、あまり患者さまと濃厚に接触するような仕事の態様ではなかったということは聞いております。ただ、これにつきましても、本日調査をしたばかりですので、もう少し時間をかけて、接触の状況を調査して、また今後の健康管理のあり方については検討したいと考えております。
(高知新聞)
最後にすみません。症状経過のところに、21日に医療機関を受診したとありますけども、このときに、インフルとマイコプラズマの検査をしているということですが、その際に、ウイルス検査、21日の時点でウイルス検査をやってもよかったんじゃないかと思うんですけども、それはどうでしょうか。
(市健康推進担当理事)
今回は、先ほど(県健康政策部副部長)副部長がおっしゃったように、28日の時点でも外来で通院可能な程度の肺炎というふうな予想になります。一般的に言えば、コロナウイルスを疑って検査するのは、入院を疑う程度の肺炎というのが一つの目安になっておると思います。そういった意味では、それより前に受診した状態ではもっと軽い状態ですし、肺炎像もございませんでしたので、まだコロナウイルスを疑うような状況ではなかったかと思います。
(高知新聞)
21日の時点では、医師が判断して保健所への連絡もなかったということで構いませんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
保健所、もしくは新型コロナ相談センター、市の電話につながったのは2月の28日が初めてでございます。
(毎日新聞)
3点質問があって、先ほど大阪にコンサートに行かれたということなんですが、大阪のどこだったんでしょう。大阪市だったんでしょうか。
(県健康政策部副部長)
大阪市内です。
(毎日新聞)
大阪市内ですか。何区とかいうのは
(県健康政策部副部長)
そこはちょっと、私あんまり大阪の方をよく存じ上げませんので、その辺り今一度コンサートについては、大阪市の方とも調整しながら、調べてまた報告させていただきたいと思います。
(毎日新聞)
分かりました。2点目に、これまで横浜のダイヤモンド・プリンセスから下船された方が、県内に2人いらっしゃるというお話でしたよね。その2人と接触したという、この女性がですね、情報はないでしょうか。
(県健康政策部副部長)
ダイヤモンド・プリンセスから下船された方、お2人については、きちっと外出をしないよう、また、定期的に健康観察をしていただくということは守っていただいてまして、接触する機会は全くありません。
(毎日新聞)
3点目に、2月とかに龍馬マラソンとか、他にもいろいろ大規模なイベントが開かれていたと思うんですけれども、そういったイベントに県内で参加されていたという話はありませんか、女性の方が。
(市健康推進担当理事)
龍馬マラソン等のイベントに参加されていたというふうな情報は、今のところは聞いておりません。それで、イベントにつきましてご本人にお伺いしたところは、お配りしておりますように、大阪の方へ旅行、2月15日から16日に旅行したということと、それ以外は2月は県外に出ていないということを聞いております。
(毎日新聞)
県内の大規模なイベントに参加してるという話はないということですね。
(市健康推進担当理事)
その点につきましては、これからまた改めて調査をしていこうと考えております。
(毎日新聞)
分かりました。以上です。
(NHK)
確認ですが、この症状、経過のところにあるA医療機関を受診、これ全て同一の医療機関ということでいいですか、高知市ということです。
(県健康政策部副部長)
A医療機関は、高知市内の同一の医療機関ということです。
(NHK)
確認なんですけれども、相談センターなどへの一つの目安として、37度5分以上というのがあります。今回その微熱ということになっていますけれども、例えば初めの14日もそうですが、19日であるとか、最終的には28日のこの方の体温、熱ですね、というのは何度ぐらいだったんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
先ほども申し上げましたが、微熱程度、37度5分以上になったことは、この経過の間一度もなかったというふうに聞いております。
(NHK)
すいません。最後になんですけれども、これまで、最新で構わないんですけれども、県内での検査を受けた人の数とかっていうのは最新のデータありますでしょうか。
(県健康政策部副部長)
10人、14検体ということになります。10人、お一方で2検体、咽頭拭い液とか何とかいうパターンがありますので、検体数で確認しますと14件ということで、10人の方がやったということになります。
(NHK)
10人の中のこの方がお一人。
(県健康政策部副部長)
そうです。
(NHK)
それは今、一応現在の状況、何時時点の。
(県健康政策部副部長)
28日現在ということで、28日の真夜中と考えていただければ。
(NHK)
分かりました。
(高知新聞)
なお、確認なんですけれども、大阪に行く前の症状として、発熱、咳という症状はこの時点ではあったんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
2月13日からは、咽頭痛のみというふうに聞いております。また、咽頭痛のほうも16日で一旦治まり、17日は症状が全く消失したと聞いております。
(高知新聞)
そうなると、一旦症状は一連の流れではあるんですけれども、切り離して考えることもできるという。
(市健康推進担当理事)
可能性としては、切り離して考えることもできると思っております。
(高知新聞)
ちなみに、この女性は、普段から一応持病というか何かこう病気を持ってらっしゃったとか、そういったことはありますか。
(市健康推進担当理事)
今、新型コロナウイルス感染症では、高血圧とか心不全とか、幾つかの基礎疾患のことが重症化としては非常にリスクが高いと言われておりますが、そのようなリスクが高くなるような持病はお持ちになっていらっしゃいません。
(高知新聞)
あと、大阪のコンサートなんですけれども、具体名は構わないんですけど、コンサートの規模というのは教えていただけますか。
(県健康政策部副部長)
大阪府のほうでも調査いただいてますけど、そんなに大きな規模、大規模なのではないというふうな感じでは聞いております。また、そのあたりはきちっと調査して、(大阪)府の方とも話をしながら、また情報提供させていただきたいと思います。
(高知新聞)
あと、最後に、岡﨑市長がその民間事業者のイベントなど一定配慮というか要請するという中で、日曜市は今のところ開催予定だとは思うんですけれども、街頭で食べ物を扱うということで、何かお考えは。
(市長)
今日もいわゆる対策本部の本部会を先ほどやりまして、その話も出てましたけれども、明日もう早速日曜日なので、明日即中止をすることは連絡上ちょっと日程的に無理であります。ただ、大体ウイルスの感染の、いろんな感染の予防の中で大体2週間というのがめどになってますので、いわゆる3月1日は無理なんですが、8日と15日が日曜日になると思いますが、8日と15日は一旦中止の方向でそれぞれの出店者の方々と協議をしようということにしております。ただ、明日は中止を求めるのは物理的にちょっと無理なので、もう皆さん準備して多分荷物を梱包して積んでますので、明日はちょっと無理ですけれども、その後の1週間後、2週間後については中止の方向で協議をするということで、今日打合せをしております。
(高知新聞)
全国でコロナウイルスの検査が受けづらくなっていることが問題になってるんですが、この方とそして母親はスムーズに検査を受けることができたんでしょうか。
(県健康政策部副部長)
全国的にはそういうお話がございますが、先ほど申しましたように、高知県内では衛生環境研究所が唯一分析できる機関となっていますが、キャパとしては十分ございます。きちっと国のほうの定義に応じてかつ、例えば他の疾患をきちっと検査をしていただいて、インフルエンザの抗体検査をやっていただいた上で主治医が希望されれば、決して排除しているような状況ではございません。今回の方々についても、お話があってから、当事者の方はその日のうちに検査のほうに移るというような状況ですので、全国的に言われているような状況では高知県ではございません。
(高知新聞)
コンサートについてお伺いします。ご旅行なさったのが15から16日、これコンサートがあったのは15ですか16日ですか、ちょっと聞き漏らしたかもしれないので。
(県健康政策部副部長)
コンサートは15日。
(高知新聞)
15日、夜ですか。
(県健康政策部副部長)
夜です、夜だったと思います。
(高知新聞)
移動を考えたら、そんなもの。
(県健康政策部副部長)
はい。
(高知新聞)
コンサート、何のコンサートだったかも言うべきだと思うんですけど、言えない理由は何でしょうか。
(市健康推進担当理事)
コンサート名等につきましては、県を通じて大阪府のほうに調査、それから照会を依頼しておるところでございます。また、私どもも今のところ、先ほどの公共機関の利用もそうですが、ご本人からのお話をもとに今ここで情報をお伝えしておりますが、やはり正確な情報をお伝えすることがここでは非常に大切なことだと思っております。その点で、コンサートに行ったという情報はここでお伝えしておりますが、その詳しい情報につきましては、県を通じて大阪のほうと情報交換をお願いしているところでございます。
(高知新聞)
それは、だから、確かにその方がコンサートに行ったかどうかということも確認作業中であるということでしょうか。そういう意味じゃないです。何というか。
(市健康推進担当理事)
コンサートに行かれてることは、ご本人から聞いております。その点は間違いないことだと思いますが、先ほど家保副部長のほうから申し上げましたように、今回の症状が13日を初発とするのか、それから2月18日もしくは19日を初発と考えるのかで、大阪のコンサートをどういうふうに捉えたらいいのかということも変わってまいります。そういったことも含めて、現在県を通じて大阪のほうと情報を交換して、照会をしていただいておるところだと理解しております。以上です。
(高知新聞)
じゃあもう少しその感染の発症の地点、起点がいつであるかだとか、そういうことが明らかになったらですね、大変重要な情報だと思いますし、他県では公表したケースもあると思うんですけれども、それはそういった場合は公表する用意があるということでしょうか。
(市健康推進担当理事)
このことにつきましては、県とも協議し、それから現在コンサートも含めていろんなことを調査しておりますので、調査の結果がまとまりまして、公表が必要というふうな情報と分かりましたら、改めて情報提供をしていくことを考えております。
(高知新聞)
すいません。細かいことで全然違う話を確認させてください。患者さんは指定感染症の医療機関で陰圧室のある、いわゆる指定感染症のベッドで今入院なさってるということでよろしいです。
(市健康推進担当理事)
はい、そのとおりでございます。
(高知新聞)
加療中というのはこれ、退院のめどとかですね、何かそういうものっていうのはあるんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
一つは病状によって主治医の先生が判断するという側面がございます。また、感染症法に規定されている疾患ですので、同じように検体の検査をして、菌の陰性を法律に従ってきちっと確認して、それが退院の要件になります。したがって、病状の点、それから検体のPCRの陰性の確認、この二つが退院の目安になるというふうに考えております。
(高知新聞)
もう1点、最後、同居の母親の方なんですけれども、二人暮らしということですか。
(市健康推進担当理事)
はい。お二人暮らしです。
(高知新聞)
二人暮らし。今検査中ですけど、このPCR検査の結果が出る時間のめどというのはいつぐらいです、今日中ですか。
(市健康推進担当理事)
できるだけ早い段階、できれば今日中と思いますけども、いろいろ手順もございますので、そのあたりは少し不確定なということはご理解いただきたいと思います。
(高知新聞)
ありがとうございます。
(読売新聞)
恐縮なんですけれども、もう一度想定される濃厚接触者の範囲とクリニックの患者さんへの健康調査をどうされるのか、お伺いさせてください。
(市健康推進担当理事)
濃厚接触者の範囲ですね。
(読売新聞)
はい。
(市健康推進担当理事)
まず濃厚接触者の範囲は、国のほうから濃厚接触者の規定が出ております。2メーター以内に近づいて、いわゆる濃厚な接触をした方ということになります。今のところは、先ほど言いましたような同居している母親、それから同じ職場で勤務している同僚の方15名が濃厚接触者になると考えております。また、友人との接触があったというふうなことを聞いておりますが、この点については、先ほども申し上げましたように接触の時間、接触の頻度、どのような間隔で接触したかというのを現在調査をしておるところでございます。その結果、濃厚接触者の範囲に入るということであれば、ほかの方と同様に、基本的には14日間の健康管理等をお願いする予定でおります。以上です。
(読売新聞)
患者さんは。
(市健康推進担当理事)
そうですね。それから勤めていた医療機関の患者ですが、先ほど申し上げましたが、直ちに濃厚接触者とするものではございませんが、接触の可能性のある患者のリストを、医療機関の協力でリストアップをしてもらっておるところです。また、そういった患者さまとどの程度の頻度でどのような距離で、それからどのような看護方法で接触したかによって、濃厚接触したかどうかというのは変わってくると思いますので、そのことを今、医療機関の協力を得て調査をしているところでございます。
(高知新聞)
確認なんですけども、A医療機関は高知市内ということで構いませんか。
(市健康推進担当理事)
はい。A医療機関は高知市内の医療機関でございます。
(高知新聞)
これ勤めてるクリニックともちろん別のという。
(市健康推進担当理事)
はい。別の医療機関でございます。
(高知新聞)
あと、すみません、簡単な確認で、28日の保健所に連絡した後の帰国者・接触者外来は、これも高知市で構いませんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
はい。高知市内の帰国者・接触者外来に受診をしていただきました。
(高知新聞)
ありがとうございます。今の女性の症状という、今は軽い肺炎ということですけども、ちょっと今の状況を教えていただいて構いませんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
現在入院されたということは聞いておりますが、入院してからどのような病状であるかということはご報告を受けておりません。ただ、昨日の状況で言いますと、先ほどお話ししたような軽い肺炎の状況だと聞いておりますし、それが悪化したというふうな情報は聞いておりませんので、昨日と同じような状態ではないかというふうに思っております。ただ、確認をしておりませんので、今後はそういった情報も医療機関のほうから教えていただく予定になっております。以上です。
(高知新聞)
ありがとうございます。すみません、今のその入院されておられるのは、感染症指定医療機関である高知医療センターということで構いませんでしょうか。
(県健康政策部副部長)
県内には2カ所の医療機関しかありませんので、高知医療センターと幡多けんみん病院ですので、自ずと。
(高知新聞)
あと、指定感染症の病床は県内で多分計9床だと思うんですけども、一人出たということで、今後増えることを考えると足りなくなる可能性があると思うんですが、その辺の対応はどうなっているでしょうか。
(県健康政策部副部長)
まずは両院がありますし、公的病院なりほかの医療機関でも、例えばの話ですけど結核病床とか空床のところがございますので、そのあたりは関係する医療機関とも協議しながら、また患者数の推移等をきちっと斟酌しながら、対応を考えていきたいと思っております。
(高知新聞)
最後に、すみません、ウイルス検査のキャパなんですけども、十分キャパに応じた件数を処理できると言ったんですけど、1日当たり何件ぐらい処理できるという感じでしょうか。
(県健康政策部副部長)
1日当たり最大で32件というのが現状になります。ただ、昨日の知事の答弁がございましたように、3月になりましたら機器を増強し、1台増やしますのでもう少し増える。100件近く、最大1日当たり144件まで検査できるような態勢、整備していきたいと考えております。
(テレビ高知)
入院先、指定医療機関という話が今ありましたけども、そちらのそれ以外の外来であったり、救急であったりっていうところに影響が出るということはないんでしょうか。
(県健康政策部副部長)
指定医療機関に新型感染者のコロナの方が入るところは、全く外来とは別にしております。動線を重ならないようにして、感染症病棟に行っていただくということになりますので、通常の一般外来また救急外来のほうには影響が出ないように、仕組みとしてつくり上げております
(テレビ高知)
ありがとうございます。
(朝日新聞)
帰国者・接触者外来を受診したのは指定医療機関でしょうか。28日の帰国者・接触者外来を受診というのは、これはどこでしょう。
(市健康推進担当理事)
高知県では、基本的には感染症指定医療機関のある病院に帰国者・接触者外来を併設をお願いしております。今回も同じ病院の中にある帰国者・接触者外来でございます。
(朝日新聞)
同じというのは、高知医療センター。
(市健康推進担当理事)
入院をしていると同じということです。
(朝日新聞)
高知医療センターのことでしょうか。
(市長)
余り病院名は言わない、全国的に。
(朝日新聞)
先ほど検査をしたのは10人14検体ということでしたが、これは今回の感染した方とその母親は入っていますか。
(県健康政策部副部長)
今回感染が明らかになった方は入っております。母親は入っておりません。28日の真夜中の12時現在で閉じておりますので。
すいません。ちょっと確認します。
(朝日新聞)
すみません。先に別件なんですけれども、母親が咳などを訴え始めたのは何日になりますか。
(県健康政策部副部長)
25日以降というふうに高知市のほうから聞いております。
(朝日新聞)
先ほど日曜市の話が出ましたけども、高知市のほうでひろめ市場に対しては何か指導などする予定はありますか。
(市健康推進担当理事)
先ほど市長のほうが申し上げましたが、市の主催するものについては一定の方針を出しております。ですが、民間につきましては、そういった県の方針をお話、周知することによってそれぞれご判断いただくというのが基本だと考えております。保健所として、例えば法律に基づいて、こういうふうなことをしてくださいというものではございません。
(市長)
東京なんかもそうですけど、多くの民間の事業者の皆さま方、それぞれ営業されてますので、明確な理由がないと営業の停止を求めるということはできないので、そこ、今の段階ではそういう判断をしております。
(NHK)
一つ質問なんですが、大阪に高速バスで行ったかと思うんですが、これは行きも帰りも高速バスで行って帰ってきたということでよろしいんですか。あと、その間マスクなどを着用していたかどうか教えてください。
(市健康推進担当理事)
行きも帰りも高速バスを利用したということを聞いております。また、行きも帰りもマスクをされていたということを聞いております。
(県健康政策部副部長)
申し訳ないです。現在までに検査を受けられた方は、冒頭10人と言いましたけど11人、この方、患者さんを含めて11人、母親はまだ入ってませんので、昨日の真夜中の12時現在、28日の真夜中の12時現在で、検査を実施した方は11人ということで表記が正しくないです。最初に説明したことと若干食い違いまして、誠に申し訳ありません。
(読売新聞)
勤務先の病院なんですけれども、法律で診療所とか病院とかっていうのは何か定義が決まっているようなんですけれども、勤務先は診療所、医院、病院、どれに当たるんでしょう。
(県健康政策部副部長)
医療法で言えば診療所になります。
(読売新聞)
分かりました。もう1点なんですけれども、先ほど濃厚接触者の範囲で友人のお話があったと思うんですけれども、友人というのは何人ぐらいを想定してるでしょうか。
(市健康推進担当理事)
友人というのがやはり一番こう、同僚であるとか同居者であると、接触時間とか頻度とか空間というのが想像できるんですが、友人との接触についてはその都度、空間、頻度、それから接触の環境というのが違ってまいります。そういった意味では、どこまでを濃厚接触者として捉えるべき友人かというのはこれから改めて調査をして、きちんと確定した上で健康管理をお願いしようと考えておるところでございます。
(読売新聞)
ありがとうございます。
(高知新聞)
先ほどの質問に関連するんですけども、友人という中にその大阪のコンサートに一緒に出かけた方というのはいらっしゃいますか。
(市健康推進担当理事)
大阪のコンサートでも親しい人に会ったというふうなことは、親しいというか友人に会ったということは聞いております。ただ、それがどれぐらいの時間でどれぐらいの頻度で、どのような状況でというところまでは聞いておりません。これから調査をするところでございます。コンサートではやはり知った方で友人と会ったということは聞いております。高知から行ったのは一人ですが、そのコンサートまで知っている友人と会った。ただ、それがどれぐらいの時間でどういうふうな状況で、それから何時間ぐらい一緒にいたかということで濃厚接触者かどうか決まってきますので、現在はそのことをご本人にもう一度確認をしてというふうな状況です。
(高知新聞)
すみません。質問がちょっとまずかったと思うんですが、高知から同じ高速バス、交通手段を使って、同行してコンサートに行った方はいらっしゃらないということでいいですか。
(市健康推進担当理事)
そうです。一人で行かれて、一人で帰ってこられたということです。
(NHK)
14日とあと19日と21日に医療機関受診されてるんですけど、そのときそれぞれどういう診断結果が下されたのか、教えていただけますか。抗生剤というのは具体的に点滴とか手段を教えてください。
(市健康推進担当理事)
一番最初に冒頭に申し上げましたように、14日の医療機関受診のときは咽頭痛だけでございました。それで、咽頭痛に対する抗生剤投与をされたというふうに聞いております。診断については、どういう診断名でということまでは聞いておりません。それから19日につきましては、かかられたA先生としては、14日にかかって再びかかったということで、抗生剤を投与されたというふうに聞いております。ただ、ご本人はその間に1日軽快されておったんですが、そのことを主治医の先生にお伝えしたかどうかということまでは確認しておりません。それから、あと21日に再び受診されて抗生剤が追加投与、病状がやはり長引くので少し抗生剤を変えてみようということで、追加投与されたと聞いております。それから、最後の28日にはレントゲン写真で肺炎を認めたため、保健所への相談、それから帰国者・接触者外来への受診、コロナの陽性確認というふうになっております。
(NHK)
全部同じ内容の抗生剤ということでよろしいですか。全部同じ種類の抗生剤ということでよろしいです。
(市健康推進担当理事)
いえ、途中で、例えば2月21日には抗生剤の追加投与とございます。やはり同じ抗生剤では効きが悪いというふうに判断されて、抗生剤を変えて、病状の経過がどうなったということを確認されたと理解しております。但し、これも繰り返しになりますが、症状としての発熱等は37度5分以上に一度も経過中上がっておりませんので、そういった意味では、重症化してるんではないけど症状が長引くということで、主治医の先生は治療法をいろいろ検討されたというふうに推察しております。
(NHK)
ありがとうございます。点滴とかはしていないということでいいんですか。
(市健康推進担当理事)
外来で治療をされたと聞いております。私ども主治医の先生から聞いてる範囲の情報をお知らせしておりますが、先生のほうからは点滴等ということは聞いておりません。主に抗生剤での投与というふうに聞いております。
(高知新聞)
入院なさったのは高知医療センターでよろしいでしょうか。
感染症の指定医療機関は県内二つしかありませんし、どっちか分かんないっていうのは、片方のところの地元の方心配されるんじゃないかと、そういう影響が。
(県健康政策部副部長)
高知市内の方ですから、高知医療センターです。
(高知新聞)
ありがとうございます。
(RKC)
その同居されてるお母さんのここ数日のその行動とかっていうのは、何かどこまでヒアリングとかされてるんでしょう。
(市健康推進担当理事)
先ほど25日から症状が出現したということをご報告いたしておりますが、それ以外にもどういうふうな行動をされていたかとかいうことも一応は聞き取りをしております。但し、こういった情報をお知らせするには、やはりPCRの陽性ということを待ってお知らせするということになっておりますので、PCRの検査が陽性でとなりましたら、改めて今ご質問にあったことも含めてお知らせしようというふうに考えております。
(RKC)
陰性であった場合、じゃあ全くしないということですか。
(市健康推進担当理事)
こうやって情報をお知らせするのはやはり感染症法で則った、今回の場合は新型のコロナウイルスであるということで情報をお知らせしております。陰性であればそういった状況でありませんので、通常の何らかの感染症ということになりますので、行動等についてはお知らせをすることはないと思います。陽性になれば、必ず行動等も含めてお知らせをいたします。
(毎日新聞)
すいません。高速バスの話で申し訳ないんですが、帰りも高速バス使ったということで、これも大阪駅から高知駅の高速バスだったんでしょうか。行きは高知駅から大阪駅とお伺いした。
(市健康推進担当理事)
ご本人の情報でいうと、多分同じようなバスを利用されたんだろうというふうに思っております。ただ、先ほど言いましたように、バスも客観的に分かるような情報を確認してもおりませんので、このことにつきましては、もう少しそういった情報を確認してからお知らせしたいと思います。今のところは行き帰りとも高速バスを利用したということを聞いて、それだけの情報をお知らせするにとどめたいと思います。
(毎日新聞)
あともう1点、最初は37度5分以上は出なかったというお話だったんですけど、その19日に微熱とありますよね、これは37度5分以下だったということでしょうか。
(市健康推進担当理事)
はい。この日の微熱も、一番高いときが37度3分というふうに聞いております。
(毎日新聞)
37度3分ですね。
(市健康推進担当理事)
はい。
(毎日新聞)
はい、分かりました。以上です。
(司会)
それでは、あと1問で終わりにしたいと思います。よろしいでしょうか。
(高知新聞)
もう一つ確認です。看護師さんが勤務された日を13日から29日までの間で、改めて教えていただけますでしょうか。
(市健康推進担当理事)
先ほども申し上げましたように、休んだ日というのは2月19日の午後、20日、22日というふうに聞いておるんですが、これ以外に普通の休みの日をどうされたかということまでは、現在聞いておりません。そのことも含めて、勤務された日、それからその勤務された日に接触する可能性のあった患者さんのリストを、医療機関の協力のもとリストをつくっておるところでございます。
(高知新聞)
今の関連なんですけど、この方コンサートに行かれた日は、この病院土曜日も病院やってると思いますけど、この日は行かれてないんですか。
(市健康推進担当理事)
15日、16日は、大阪に行かれたと聞いております。
(高知新聞)
すいません。先ほどの19日、20日、22日というのは、どういうふうに休まれたとおっしゃってたのか。日曜日は多分もともと休診日だということだと思うんですけど、15日の土曜日は行かれたのか行かれてないのかっていうこと分からないですか。
(市健康推進担当理事)
そのことも含めて、現在調査をしておるところでございます。まだ1日目ですので、行動、それから休み、それから休みじゃなくて働いていらっしゃる方との接触、接触の頻度、接触の空間、こういったものについてはこれから聞く、ご本人だけではなくて、医療機関のカルテ等の客観的なデータも教えていただきながら調査をしていきたいと考えております。
(司会)
それでは、以上で県・市合同記者会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。