公開日 2020年05月26日
令和2年3月4日 新型コロナウイルス感染症に関する県・高知市合同記者会見
(司会)
それでは時間になりましたので、ただ今から、新型コロナウイルス感染症に関する県・高知市合同記者会見を開催いたします。
まず、高知市長から高知市における対応状況について、ご説明をお願いいたします。
(市長)
それでは、今日は高知市の方から発表させていただきますが、お手元の高知市が配布をしております資料の方で申し上げますので、それをご覧になっていただきたいと思います。
まず、本日3人の方が陽性ということになりましたので、第4例目ですけれども、第4例目の方につきましては、中内整形外科の1番目の看護師さんの同僚の看護師さんでございます。40歳代の女性です。第1例目と同じ病院の同僚の看護師さんでございます。この方につきましては、濃厚接触者ということで自宅で健康観察をしておりましたけれども、3月4日、本日ですけれども、本日午後に新型コロナウイルスの陽性が確認をされましたので、医療センターの方に入院となりました。
行動歴としましては、2月29日から休診中で自宅で健康の状況を観察をしていたという状況でございます。家族構成としましては、同居の家族がお二人おられますので、今後また調査をしてまいります。
5例目と6例目ですけれども、ご夫婦でございまして、この方は第3例目。第3例目というのは、一番最初の看護師さんの友人ですけれども、玄関先で友人と話したという、あの友人のご両親ですけれども、この5例目がまず父親の方でございまして、60歳代、男性でございます。職業は会社員ということですけども、不特定多数の方と接触する業務ではないということでございます。いわゆる3例目の方の濃厚接触者ということでございましたので、PCRの検査を行いまして、本日午後に陽性ということが確認をされましたので、医療センターに入院ということでございます。行動歴につきましては、現在確認中でございます。
裏面ですけれども、第6例目ということになりました。ご夫婦でございますが、先ほどの5例目の方の、いわゆる妻になりますが、60歳代の女性ということで、職業は専業主婦でございます。3月3日にPCRの検体を採取しまして、同じく本日の午後陽性ということが判明をいたしましたので、医療センターに入院ということになりました。行動歴につきましては調査中でございますけれども、現時点で、家族・親族以外の濃厚接触者はないということでございますが、なお、周辺の調査につきましては、今後とも改めて調査をしてまいりたいと思っております。
高知市内では、新たに以上申し上げました3名の方の発症が確認をされましたので、今現在、専門のクラスターの調査班が今入ってますので、その調査班等のまたアドバイス等をいただきながら、県・市で連携して、なお封じ込みに向けて全力を尽くしていきたいというふうに考えております。
(知事)
それでは、県の方から続きまして、もう一つのペーパーの右肩に第7例と書いてございますペーパーによりまして、7例目の県内での発生が確認されましたので、ご報告を申し上げます。
患者概要のところにございますように、10歳未満の小学生の男の子でございます。居住地は安芸福祉保健所の管内でございます。そして、参考の情報といたしましては、県内3例目の、一昨日ご報告しました患者の方の、いわゆる濃厚接触者。2月の22日に接触をされた方ということになります。
経過、2番のところでございますが、この2月の22日に3例目の患者宅で接触をされまして、24日から鼻水などの症状が出てきた。そして2日、一昨日に3例目の方が発生が発表されたということに伴いまして、この方の濃厚接触者ということになりまして、自宅で健康観察の扱いになりました。
昨日、検査の検体を採取をいたしまして、本日、ウイルスの陽性が確認をされまして、本日の午後6時に指定医療機関、高知医療センターの感染症の病床に入院をされました。現状の症状は軽症、軽いということでございます。
そして、3月4日の下の欄に書いてございますが、この小学生の同居の母親は、やはり3例目の患者の方の濃厚接触者ということで検査を実施いたしましたが、結果は陰性でございまして、お子さんの方だけが陽性反応が出たということでございます。
その他とございますが、本日検査を実施いたしました1例目、あるいは3例目の方の濃厚接触者の検査結果でございます。1例目の濃厚接触者の職場の同僚の方々は、本日ただ今高知市長から報告がありました4例目の方1人を除いて残りは陰性。そして3例目の方の濃厚接触者、同居の親族でございますが、お父様、お母様、これが先ほど市長からご報告がありました5例目、6例目で陽性ということでございます。そして、3例目の接触者のうちの県内の親族が、1人がこの第7例、小学生でございまして、母親は先ほど申しましたように陰性ということでございます。そして、3例目の濃厚接触者の職場関係の方、この方々は7名全て陰性という結果が出ておるということでございます。
因みに、今回のこの第7例の小学生の方の濃厚接触者、どういう範囲でおられたかということは、現在、安芸福祉保健所において調査中の段階ということでございますので、申し添えます。
以上のような状況でございまして、先ほど高知市長からご報告をいただいた者を含めまして、合わせて7人の感染者が出たということでございます。特に、7例目の感染者の方は小学生ということがありまして、本日、こうした形で小学生を含む4人の方が新たに感染確認された、非常に残念なことだというふうに思っております。ただ、本日判明しました4人の方は、いずれも第1例、第3例の方の濃厚接触者ということでございます。そういう意味では、感染経路はまずまず特定ができるという範囲でございますし、その意味では、ある程度、一昨日の段階でも想定はしていた範囲内ということではございます。
さらに申しますと、今のところ、本日判明した4名の方を含めまして7名の方全員が、症状としては重くない、軽症だということを改めて申し上げたいというふうに思います。
そういう意味で、県民の皆さんには、今回こういった形で第7例まで確認をされましたけれども、皆さまには必要以上に新型コロナウイルスを恐れることはなく、また、従前お願いしておりますよう冷静に行動いただいて、地道な感染予防の行動を引き続き取っていただきたいということをお願いいたしたいと思います。手洗いの励行、咳エチケット等ございますし、また、特に高齢者の方、基礎疾患のある方、できるだけ人混みには近づかないようにしていただきたいということもございます。また、風邪のような症状が出た場合には、できるだけ仕事も休んで自宅で休養を取っていただく。こういったような冷静な行動をぜひお願いしたいと思います。
失礼しました。今ちょっと情報が錯綜しておりましたので確認をしておりました。
以上、私の方からは第7例目の報告をさせていただきました。
(司会)
それでは、各社からの質疑に移ります。質問される方は、挙手の上、社名とお名前をおっしゃってからご質問をお願いいたします。
(高知新聞)
それぞれの濃厚接触の状況を詳細に教えていただけますでしょうか。時間と場所とどのように接触したかをお願いします。
(市長)
それでは、高知市の保健所長から分かる範疇でお答えします。
(市健康推進担当理事)
まず、第4例目の患者の濃厚接触者についてお答えいたします。第4例目の患者は既に濃厚接触者として、29日から自宅で健康観察となっております。また、症状が出現したのは3月3日の朝から軽度の咳でございますので、自宅の方でずっといらっしゃいましたので、自宅外の方、この方はクリニックの職員ですが、クリニックの患者さんには濃厚接触はありません。この方からそういった方に移すことはございません。ただ、同居家族2名の方がいらっしゃいますので、この2名の方については、明日PCRの検査を希望すれば行う予定でおります。
続きまして、第5例目の患者につきまして申し上げます。第5例目の患者は同居家族の方は全て、今回コロナウイルスに感染したということで入院となっております。また、会社の方は、不特定の人に接する業務ではないということを確認しておりますが、現在、さらに詳しい状況を調査をしておるところでございます。
第6例目の患者の濃厚接触者でございますが、まだ現在調査中ではございますが、現時点で、家族・親族以外の濃厚接触はないというふうに判断しております。調査の結果によって、もし必要であれば、濃厚接触という方が判明いたしましたら、改めてその方にPCR検査、健康観察をお願いしたいと思います。以上です。
(県健康政策部副部長)
それでは、私の方から第7例目の方の、現時点で分かっている濃厚接触者ということでございます。小学生のご両親お二方でございます。ただ、お母さんにつきましては、先ほどの資料にもございますように、3例目の方の濃厚接触者としてPCR検査を実施済みでマイナス、陰性という結果になっています。残りの、それ以外の方々については、今聴き取りもしてますし、また明日以降の調査で、濃厚接触者の範囲というのを確定していきたいと思っております。
(高知新聞)
確認でお聞きします。4例目の方の現時点で分かっている濃厚接触者は2名ということで構いませんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
はい、4例目につきましては、同居されている家族2名というふうに考えております。
(高知新聞)
何歳代の方か、教えていただいてよろしいでしょうか。
(市健康推進担当理事)
濃厚接触者につきましては、何名ということまではお答えいたしますが、詳しい状況につきましては、PCR検査の結果が陽性になりましたら改めてご報告をしたいと考えております。現時点では、何名かというところまでの情報に留めさせていただきたいと思います。
(高知新聞)
5例目の方の濃厚接触者は、ご家族の2名で、お二人とも入院しているという理解で構いませんでしょうか。
(市健康推進担当理事)
はい、そのとおりです。
(高知新聞)
7例目の濃厚接触者は両親の2名で、母親は陰性が確認しているという理解でよろしいでしょうか。
(県健康政策部副部長)
はい、そのとおりです。
(共同通信)
2点確認したいんですけれども、7例目の小学生と3例目の患者さんとの関係は、どういう関係でしょうか。
(県健康政策部副部長)
3例目の方の県内の親族でございます。22日の日に接触の機会があったということで、濃厚接触者として、お母さんとともに検査を受けていただいたということです。
(共同通信)
あともう一点が、看護師と同僚の方が院内感染をしたということはないですか。職場以外でも接触するようなことはあったのかどうかを。
(市健康推進担当理事)
その点については、現在調査中ですが、職場が一緒であるということで職場での感染であった可能性が高いと思います。ただ、院内感染といっていいかどうかということは、職場でも、例えばバックヤードみたいなところでの接触もございますし、それから、必ずしも患者さんがいるところでの接触というよりは、給湯室であるとか食事をするとことか、そういったところでの接触もございますので、直ちに、これを院内感染と言っていいかどうかについては、これからまた調査をしてきちんと確かめたいと思っております。
(知事)
ただ今の第7例の小学生についてのご質問もありましたので、補足をさせていただきます。安芸福祉保健所管内の小学生ということでして、私ども、今後の感染の拡大防止対策ですとか、地域の皆さんの混乱を避けるという意味で、できるだけ公表したいということで調整をしてまいっておりました。その結果、さっき打ち合わせをしたときに入ってまいりまして、保護者の方、あるいは地元の市町村、調整しておりまして保護者の方のご了解が取れましたので、小学校の名前はご報告させていただきます。芸西村の芸西小学校の小学生であります。ただし、保護者の方から、ぜひとも子どもをしっかり守ってくださいという条件付きでといいますか、お願いを含めてお願いがあった上で公表について了承ということでございますので、ぜひとも皆さま、その点のご配慮をよろしくお願い申し上げます。
(高知新聞)
今の小学生について関連でお聞きしたいんですけれども、年齢については、年齢、学年については教えていただけますでしょうか。もし、それが難しい場合には、一応その理由を教えてください。それと、この児童の行動歴については調査中というふうに書かれていますけれども、22日以降にその児童の環境、学校があったか、子どもさんが他の子どもさんに接するような状況があったかどうかを教えてください。
(県健康政策部副部長)
学年については、いろいろと特定もいろいろな面で出てまいりますので差し控えさせていただきたいと思います。芸西村の人口ですし、いろんなところで生徒さんの数も、それなりの数だということは一般情報でも分かりますので、なるべくその辺り、先ほど申しました保護者の方のご心情を考えますと、そこはご容赦いただきたいと思います。
ただ、ご心配なさる学校の保護者の方々のこともございますので、県としてはきちっと保健所と学校、それから芸西村と連携して必要な情報提供や、また調査にもご協力いただかないといけませんので、学校全体としてどういうふうに対応するだとか、相談していきたいと思っております。
(県長岡教育次長)
学校の状況ですけど、2月24日はお休みでしたので、2月25日から28日までの期間は学校は通常に実施されておりました。そして、土日を挟んで3月2日、そして3日と、これは学校は実施しております。ただ、この学校につきましては、今日まで実施して明日からお休みということになっています。●学校の状況はそういうことです。
(高知新聞)
児童が、その状況で学校に通え
(県長岡教育次長)
学校は今日から休校になっています。
(高知新聞)
児童は学校に通っていたのはいつまででしょう。
(県長岡教育次長)
子どもさんにつきましては、最初の資料にございますように、3月2日まで、ここは2日から自宅にて健康観察となっておりますので、そのような形で。28日までは通っていたものと思われます。
(県健康政策部副部長)
検査が判明してから間もない状況でございます。まずはやはりご本人へのきちっとした説明と、医療機関への入院、ご家族にとって非常に負担がありますので、全てがきちっと聴き取りができるわけではございませんので、その点は明日以降、ご家族の、ご本人の体調とかご事情も考えながら、丁寧に聴き取りをさせていただきたいと思います。
(高知新聞)
今の関係で、最初に知事から、今回の見つかった患者さんというのは、これまでの患者さんとの関連性があるというお話がありましたけれども、被害的に高知市外に広がって、年齢的にも小学生ということについての受け止めですね、今後の対策というのか、ありましたら教えてください。
(知事)
こうした形で確認された患者さんの数が増えていくことは大変残念なことではありますけれども、先ほど申しましたように、いわゆる濃厚接触者という範囲内で、こうした形でいわば感染経路も概ね特定をできるという形でありますので、その意味では、ある程度覚悟をしていた範囲内でもあったし、ある意味、症状が出ていなくてもPCR検査を受けていただこうというふうに方針を切り替えて、そうした結果、ある意味、出てきたということも言えると思いますので、その意味では、何というんでしょうか、想定をしていた範囲内は範囲内ではあるという気持ちは持っておりますし、その意味で、県民の皆さんに余りに心配をし過ぎて、過剰な反応をするということは避けていただきたいというお願いをしたというのが真意でございます。
(高知新聞)
今の小学生のお話と関連してですが、芸西小学校の保護者の方には、こういう感染の患者がいるということは、もう既に通知されているのかどうか
(県健康政策部副部長)
ご本人にお話を、ご家族にお話をしたのが本日の夕刻ですので、またいろいろ公表のことについてとか、いろんなことをご相談しながら進めております。ですので、まだ同校の保護者の方とか、そういうところにまでは正直いっておりません。
学校の方、芸西村の方には、こういうことがあったというのはご了解を得て、きちっとはお伝えしておりますので、まだどういう対応をされているのか、私どもの方としては承知はしていません。
(朝日新聞)
感染者病床は計9床で、高知医療センターも6床だと思うんですけれども、この辺りの対応は、今後どうされる予定ですか。
(県健康政策部副部長)
今回、このように7例が出てまいりましたので、医療センターの感染者病床の収容能力、ほぼ限界に近くなっております。ですので、一般の医療機関にも段階的に協力を得ていかないといけないというのは思っていますので、医師会とかいろいろなところへ働きかけをしていきたいと思っております。また、医療センターもしくは幡多けんみん病院、感染症指定病院ですけども、結核病床もございますので、空気陰圧になるような病床ですので、まずは急に増えた場合はそういうところの活用というのは、まず第1次的には考えないといけませんけども、すぐ満床になる可能性もありますので、次のステップについては、先ほど申しましたように、関係機関、医療機関の方とも協力、ご理解を得るように働きかけをしていきたいと思っております。
最終的には、やはり重症の患者さんと非常に軽症な患者さんを収容先を分けるとか、いろんなことは考えていかないといけないと思っていますので、まずは高知の関係医療機関の方とも連携を取って協力していきたいと思っています。
(朝日新聞)
明日以降も感染者が出ると、急を要する話だと思うんですけども、当面は結核病床を使うという考えでしょうか。
(県健康政策部副部長)
また、医療センターの方とも相談しながら進めたいとは思いますけども、やはり現状でいうと、検査が陽性になれば入院していただくことが、やはり現時点では望ましいと考えておりますので、その辺りは相談の上で対応していきたいというふうに思っています。
(朝日新聞)
明日以降、一般の病院で受け入れる可能性もあるという話でしょうか。
(県健康政策部副部長)
実際問題、この時点から夜1日かけてそこまで、態勢もあります。単なる入院させるわけではなく、要員とか一般患者さんとの接触を避けるとか、いろんな、入院に関しては、院内感染防止の観点から手続とか手順が必要になってまいりますので、明日、一般的な普通の病院なり、医療センター以外のところに入院というのは、なかなか想定しがたいとは思いますけど、それも視野に置きながら、以降考えていきたいとは思います。
(NHK)
感染者病床については、昨日の会見でも足りなくなることが想定されるのでということは質問したと思うんですけど、昨日から今日までの間に、どれだけ協議が進んでいるか教えてください。
(県健康政策部副部長)
医療センターの幹部の方とやり取りをしながら、また関係の医療機関の方にも依頼をしたりとか、というのはやっておりますが、詳細につきましてはここでは、いろいろ各病院いろんな事情がありますので、ちょっとコメントは、それ以上の差し控えさせていただきたいと思います。何もしてないわけではなく、ちゃんと病院の方とも、関係の医療機関ともご相談はさせていただいています。
(NHK)
ある程度準備が進んでいて、明日以降は徐々に受け入れが可能になるっていう解釈でよろしいんですか。
(県健康政策部副部長)
はい。先ほど申しましたように、結核病床なり何なりをいろいろ活用しながら、それから繰り返しになりますが、ほかの患者さんを現に受けておられる医療機関がほとんどですので、その方々との安全、院内感染の防止とか、そういうことを考えますと、一定手順とかどういうことでやっていったらいいのかを決める必要がありますので、早目に相談をしながら、安全に医療が提供されるように県としても頑張っていきたいと思っております。
(NHK)
ありがとうございます。すみません、念のため伺っておきますが、第7例目の小学生は、22日に3例目の方と接触する前に渡航歴とか県外に出たことなどはありますか。
(県健康政策部副部長)
聞いてはおりません。少なくとも濃厚接触者になって、まずは今日分かりましたので、入院の方を優先させていただいて、いろんな聞き取りは明日以降になると思いますが、一般的に、小学生ですので、学校のある時期に県外に行くとか海外に行くというのは考えにくいだろうなとは思います。
(高知新聞)
高知新聞の山本です。先ほどの病床についてなんですけども、医療センター今6床だと思うんですけども、現在7人いると思うんですけど、今の現状を教えていただいて構いませんでしょうか。
(県健康政策部副部長)
6床は第二種の感染症病床で、あそこにはもう二つ一類のところもありますし、それから病棟全体の配置等もちょっとまだ詳細については聞いてませんし、そのあたりを医療センターの方が調整をしていただいて、受け入れるということはもう了解いただいてますので、院内の調整の中でちゃんとしていただくというふうに理解しております。
(高知新聞)
一類または結核病床などを調整して、受け入れていくという話でしょうか。
(県健康政策部副部長)
という、思います。
(高知新聞)
加えて、この3例の方の感染したとみられる濃厚接触の状況、時間と場所とどれぐらいのやりとりがあったか、それを教えていただいて構いませんでしょうか。
(県健康政策部副部長)
3例目の方と7例目の方という
(高知新聞)
3例の方と今回の全員の分のどういうふうな接触があって感染したと思われるのか。
(市健康推進担当理事)
3例の方につきましては既に報告しておりますが、主治医の先生からは、初発の日ということは受診をされる24日というふうなことでご報告を受けておりました。しかし、ご本人にお話を聞くと、19日頃から花粉症の症状がありということをおっしゃっておりましたので、高知市の方では、念のためにその花粉症の症状もコロナウイルスに関連する症状の可能性があるのではないかと考え、19日以降に接触のあった方を濃厚接触者として広く捉えました。そのため、同僚の方とそれから休日に接触のあった親族の方を濃厚接触ということで定義をして、今回も高知県の方に濃厚接触者としての対応をお願いしたところでございます。
(時事通信)
第7例目の児童の方の小学校のことについてお伺いしたいんですけれど、現在のところで、小学校内の例えば職員さんだったり、ほかの生徒さんの中で体調不良等を訴えていらっしゃる方、そういった事項というものはありますでしょうか。
(県長岡教育次長)
そういった事例は、現在のところ聞こえておりません。
(時事通信)
花粉症ですね、24日から花粉症の症状が出てると思うんですが、今後その小学校内で、誰かそのPCR検査の実施予定とかっていうのは考えてらっしゃったりするんでしょうか。
(県健康政策部副部長)
この方の学校の中での行動とかいろんなことを聞いた上でないと、濃厚接触者の判断ができませんので、まずはやはり丁寧な聞き取り調査をやってから決定させていただきたいと思います。その上で濃厚接触者ということであれば、PCRの検査などを受診を勧めていくと、働きかけのことは考えていきたいと思います。
(記者)
保護者の方とかが例えば同じ学校にいらっしゃるということで、例えば不安に思われて希望される方とかもいらっしゃると思うんですけれど、そういった場合には、優先順位があると思うんですけれど対応はされていくんです。
(県健康政策部副部長)
視野には入れながらですが、まずはやはり聞き取り調査をした上で、きちっとリスクを考えながらやっていきたいと思いますので、保護者の方がたのご不安は当然分かりますので、そういうとこも十分お聞きした上で対応を考えさせていただきたいと思います。
(高知新聞)
先ほどの質問、ちょっと言い方がまずかったのかもしれないんですけども、これでいうと、第4例目の患者さんは、いつ、どこで、その中内整形の看護師さんと濃厚接触をして感染したとみられるかということを教えてください。
(市健康推進担当理事)
大変失礼いたしました。第1例目の方は、28日までクリニックの方に勤務されていらっしゃいます。症状期間は比較的2月の13日からありましたので、いつの時点というのは分かりませんが、その期間内で職場、それから例えば先ほども申し上げましたけど、一緒に昼食を食べたり、それからバックヤードに行ってるような機会、マスクを外すのはむしろそういった機会の方が多いですので、そういったところで何らかの感染があったんではないかというふうに推測されますが、具体的な時間、場所については分かりません。ただ、結果としては、濃厚接触者として観察をお願いして、検査をして陽性ということが判明いたしました。
(高知新聞)
質問は、この5例目、6例目、7例目の方の状況を教えていただけないでしょうか。
(市健康推進担当理事)
5例目、6例目については、高知市の方で申し上げます。5例目、6例目につきましては、先ほども申し上げましたが、第3例目の方の症状をお伺いいたしましたとき、2月19日頃から花粉症のためにマスクを使われるというふうなことを聞いております。もしかしたら、この19日ぐらいからこれがコロナウイルス感染症の初発の症状の可能性があるということを考えて、19日以降に接触のあった方を濃厚接触者というふうに判断いたしました。そういった意味では、同居家族の方はもう19日以降ずっと家で一緒というわけですので、いつかは分かりませんが、19日から発見されるまでの間だと思います。
ただ、振り返ってみますと、ご両親、ここにもお知らせしておりますが、2月の25日ぐらいから花粉症のような症状があったというふうなことをお聞きしておりますので、それより何日か前に感染があったのかなと推定はしております。ただ、それがいつかということまでは、潜伏期間それぞれ違いますので確定はできません。以上です。
(県健康政策部副部長)
7例目の方ですけども、3例目の方、5例目、6例目の方々の住んでおられるところに、22日の午後14時から21時ぐらいまで、夕食を食べて一緒に過ごされてたということですので、接触の機会はその場面だったということで、濃厚接触者としてはこの方のお母さん、児のお母さんと児、それ以外に前回も申しましたけども県外から高知へ帰省されてこられた親族の方、合計6名が同居家族以外の親族での濃厚接触者ということになります。県外の方については、居住する都道府県の方にこういう情報を伝えて、そちらの方で対応していただくということになっておりますので、以上でございます。
(高知新聞)
確認。7例目のお子さんは、2月22日の午後2時から午後9時までの間、夕食をとったりして一緒に過ごしたという理解で構いませんでしょうか。
(県健康政策部副部長)
そのとおりです。
(高知新聞)
5人目の方についてお伺いしたいんですけど、5人目の方の職場の場所であったり規模であったり、あと、その5人目の方が職場でマスクをされていたのかどうなのかっていうのを分かっている範囲で教えてください。
(市健康推進担当理事)
5例目の職場の方については、本日陽性が確認されたばかりですので、明日以降きちんと調査をして、それからマスクの着用状況等も確認した上で、また濃厚接触者の選定をしたいと思います。ご本人から聞く範囲では、余り不特定の人に接する業務ではなく、またほかの人と多く交わるような業務ではないということを聞いておりますので、濃厚接触者の範囲は比較的限定されるとは思いますが、それについても明日以降調査をして、きちんと確定する予定でおります。
(記者)
会社は高知市内ですか。
(市健康推進担当理事)
高知市内でございます。
(記者)
あと、知事にお伺いしたいんですが、今回この3例目の、これまでの感染、分かっていた感染というのは、基本的に一人目の看護師の方から感染していっていたと思うんです。今回この3人目の方の濃厚接触者が3人感染しているということになりました。クラスターであったりその連鎖というのを一番恐れられてたと思うんですが、そこの危機感、例えば何かが変わった、受け止めが変わったというようなことがあれば教えてください。
(知事)
ちょっとお答えになるかどうかですけど、確かに今回の7例目の方は3例目の方からという感染経路だろうということだと思いますが、そこに至るまで3例目の方は1例目の方との濃厚接触が確認、したらしきものが確認をされているというか、把握されているということだと思いますので、そういう意味では一連のつながっているという蓋然性は高いと思っていますので、今回の7例目の方が3例目の方との間だったということをもって、そこを特に何というんでしょうか、局面が変わったとか重く考えるという必要はないのではないかという感じを持っております。
(高知新聞)
ただ、これまで1例目の方が行った場所で感染していった病院、中内整形外科を含めて感染の中心だったんですが、ここで感染していた。それがこの3人目の方の自宅というんでしょうか、そこを拠点に感染が広がっているようにも見えるんですが、そこの受け止めというのはこれまでと余り変わらない、その広がる拠点が一つだったものが二つになったであろう、そういう認識というのはないでしょうか。
(知事)
確かに想定がされる感染場所については、新しい要素が出てきたというのはおっしゃるとおりだと思いますけれども、そのことが今後のとらなければいけない対策ですとかいうことに大きく左右するということはそれほど、私の現時点での受け止めとしては変わりはないのではないかなという気持ちを持っておりますが。
(NHK)
すみません。関連して、知事に引き続いて伺いたいです。今、濃厚接触者の方を中心に一定制検査をされているので、ある種こういうふうに感染が可視化されるのは想定の範囲内だ、そういうふうに私は解釈しているんですけど、場合によっては、この今の1例目から3例目の人以外のところでも感染者が出たら、局面は新たに変わると思うんですけれど、その潜在的な可能性って昨日おっしゃってましたが、現状、県民はどう受け止めてどう対策していけばいいのか、考えをお聞かせください。
(知事)
正直、潜在的なこの系統の以外ですね、経路以外のところというのは、今厚労省のクラスター班のご協力もいただいて、そもそも第1例の方ですね、がどういう経緯で感染をしたのかというところの努力は今しておりますけれども、そこの情報がある程度出てこないと、何とも網の張りようがないというのが正直なところだと思います。その意味では、ただ、蓋然性としては、それは潜在的にそういう方がおられたんではないかというふうに疑うといいますか、想定するのは自然だと思いますから、だとすると、これはそういう意味では一昨日の時点変わりませんけども、県民の皆さまには一般的な感染症予防ですね、の基本、ここを再度徹底をしていただくというお願いをするしかないのかなと、今の材料等からしますと、という気持ちでおります。
(高知新聞)
今日行われた検査についてお伺いしますけれども、この4番のその他のところで見ますと、全部で17人ということになるんでしょうか。それと、1例目と3例目の方が勤めておられた中内整形外科クリニック、細木病院については、濃厚接触と思われる方については全て検査が済んでいるということなんでしょうか。その確認を含め教えてください。
(県健康政策部副部長)
3例目の方の職場の同僚の方については、濃厚接触者は高知市の方から7名ということですので、その方は全員検査をし、陰性ということになっております。それから、1例目の方の同じ職場については15名の濃厚接触者ということがありまして、前に1例、有症で早く検査をされた方がいらっしゃいまして、今日検査をされました。で、1名陽性に出まして、残りの方は陰性、残り、だから7名につきましては、今日検体を採取していただくというかご協力いただけると思いますんで、検査をしてPCR検査の方に回したいというふうに思っております。いずれも症状は今のところないということで聞いてはおります。
(高知新聞)
今日は全部で16人、17人。
(県健康政策部副部長)
今日は全部で、先ほどの資料のとおりですので17名ですね。今のところ発見、そうか、それ以外のケースがありますんで、合計20人分検査はしております。前もお話ししましたように、接触者外来の方から検査の希望を、やった方がいいという患者さん、方がいらっしゃいますので、その方については陰性であれば他疾患ですので、こういうところには載せてはおりませんので、そういう意味でいうと、本日検査をしたのは20人21検体と、今の時点ですね。それから、あと1例目の方の濃厚接触者の残りについて、今後検査をしていくということになります。
(高知新聞)
ありがとうございます。そうしますと、明日の検査の予定というのは何人でどういう方というのは、現時点で分かる範囲でお願いします。
(県健康政策部副部長)
7名の方、第1例の濃厚接触者の方については、もう検体が入ればこういうような陽性者も出ておりますので、今日中に検査をしていきたいとは思っております。ただ、結果が出ましても真夜中になりますんで、その時点で告知という形にはなりませんので、翌朝以降にプラスであれば告知になります。マイナスであれば、そういう結果もお伝えするということになります。それ以外の件数については、今のところ私のところには入ってきてませんけど、これまでのケースでいうと何件かはあるかもしれません。それは明日の時点で、明日から始めるということになると思います。
(高知新聞)
今のPCR検査に関連してなんですけども、調査するに従って濃厚接触者ないしは感染者の数が増えてきている状況だと思うんですが、今現在、1日最大32検体まで検査ができ、数日中に強化する予定というふうに伺いましたが、いわゆる検査対応能力というか、として十分なのか、それとも追いつかないような状況が想定されるのかという、今のご認識どうですか。
(県健康政策部副部長)
本日、衛生環境研究所の方にPCR及び増幅の機器が3セット入りましたので、一応きちっとチェックをした上で検査ができるようになります。ですので、32よりはかなり増えると思いますので、瞬間的にはそれなりの数ができると思います。
(高知新聞)
増えるというのは、大体どれぐらいになるんでしょう。
(事務局)
1日平準レベルで90何ぼまでいけると思います。最大でいくと瞬間的にはもっとできるんですけども、やはりスタッフのこととかそれから精度管理とかを、余り無理に動かしますとまた精度がぶれると困りますんで、やはり質と検査の量というのはよく考えながらやるためには一定の範囲でということで、最大で平準レベルで90何件というのは、当面のマックス的には考えております。
(高知新聞)
それで今のところ対応は大丈夫だろうということです。
(県健康政策部副部長)
はい。7例目の方の濃厚接触者の状況というのをまだ調査をしてませんので、そのあたりは分かりませんが、濃厚接触者の中にも症状がある方とない方とでは当然優先順位も違ってまいりますし、皆さん方、生活の中で検体検査、検体を取るときには当然いろんなご都合もありますんで、そのあたりも踏まえながらきちっと対応はしていきたいと思います。
(高知民報)
病床ですけども、簡単に言うとですけども、6足す3ですか、現状。
(県健康政策部副部長)
6床、医療センターは6足す2になります。一類が2ありますので、3は幡多けんみんが3床です。感染病床としては、幡多けんみん3床。
(高知民報)
6足す2足す3になります。
(県健康政策部副部長)
そうです。合計
(県健康政策部副部長)
合計で11ということです。
(高知民報)
結核のキャパですけども今入ってる方もいらっしゃると思うし、それ大体どういうボリューム感があるんですか。
(県健康政策部副部長)
結核の入院されてる方については、県内で結核病床ほかにもありますので、段階的にこの部分の医療は別の医療機関というふうなことを、やっぱり調整をするということが大事になってきますんで、その上で対応するということが大原則になると思います。
(高知民報)
その数の関係で数床なのか何十あるとか、何かその辺どういう感じです。
(県健康政策部副部長)
申し訳ありません。今手元にちょっと数字がありませんので、お答えできません。
(司会)
あと2問ぐらい。
(毎日新聞)
全員この方たちは基礎疾患はないですか、4例とも。
(市健康推進担当理事)
4例、5例、6例については基礎疾患ございません。
(県健康政策部副部長)
すいません。7例についても聞いてはおりません。
(毎日新聞)
聞いてはいない。
(県健康政策部副部長)
ええ、聞いてはいません。詳細に明日以降聞かさせていただきますんで、そのあたりで出てくるかもしれません。
それから、先ほど申しました、ちょっと1点訂正させていただきます。PCRの機械は本日納品されて、できております。ただ、前処理の機械というのが3月の10日に納入しますので、拡大はそれぐらい以降になると思います。3月10日以降に、手順として、前処理をしてPCRに運びますんで、前処理の部分がまだ機械が高知にない、追加になりませんので、ちょっと本格稼働はもう少し、来週になりますけども、段階的にきちっと計画的に検査をして、不安解消とか必要な検査は確実にやっていきたいと思います。
(毎日新聞)
3月10日から規模拡大になるわけでもない。
(県健康政策部副部長)
3月10日以降に拡大になる。
(毎日新聞)
以降ですね。
(県健康政策部副部長)
はい。
(毎日新聞)
分かりました。ごめんなさい。先ほどちらっとおっしゃってましたけど、全員もちろん高知医療センターに入院されてるわけですね。今日発表される4人の方も。
(県健康政策部副部長)
はい。そうです。
(毎日新聞)
関連質問。10日まで32検体で回っているんですか。
(県健康政策部副部長)
前処理を少し人手をかけたりとかいう手間をかければ、機械が2台ありますので、多少は増えると思いますけど、それが何検体まで可能かというのは私も分かりません。PCRの機械1回動かすと冷めるまでに一定期間かかりますんで、そういう意味でいうと、順番にやっていくとかいろんなことができますんで、処理の件数というのは現行よりは処理能力としては上がるというふうに考えています。
(高知新聞)
今回判明した4人の方の濃厚接触者の中で、症状が出ている方がおられれば教えてください。
(市健康推進担当理事)
現在、濃厚接触者自体を調査中ですので詳細には把握はしておりませんが、症状があればここまでに把握できると思いますので、現在は聞いておりません。
(県健康政策部副部長)
7例目の方は、お父さんが2、3日前から少し咳症状があるというふうなことはおっしゃってますので、そういう意味では、明日以降検体を取って検査するように進めていきたいと思います。
(記者)
1点だけすいません。最初に入院をなさった方の退院といいましょうか、何というか、どういう手順になってるんでしょう。つまり病床が空くっていうことが近くあるのか、そういうことを知りたいんですけど。
(県健康政策部副部長)
国の方は、症状がなくなってから48時間でしたかね、経ってからPCRを一度検査をし、陰性を確認してかつ12時間後以降に再度PCR検査をやって、陰性であれば退院可能という指針が出ておりますので、そういう部分でやっていくということにはなります。
(記者)
ということは、いずれも今入院されてる方、軽症ということなので、最短で最初入院された方がお出になるめどというのは、まだちょっと先の感じですかね。
(県健康政策部副部長)
まだ初例目の方、今入っておられる方の病状がどうなのかっていうのは、私の方でもちょっと把握してませんので、見込みは今のところちょっと申し上げるわけにいきません、そういう情報がありませんので。
(司会)
それでは、時間になりました。以上で県・高知市合同記者会見を終了させていただきます。なお、冒頭に申しましたとおり、事実確認等につきましては事務方の方でこの場で対応させていただきますので、よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。