公開日 2022年08月08日
県道柏島二ッ石線(幡多郡大月町柏島)が全線開通しました。
県道柏島二ッ石線全線は、大月町柏島から国道321号を結ぶ幹線道路で、柏島および一切地区にとって唯一の生活、産業道路であるだけでなく、大堂海岸や柏島への観光道路としても重要な役割を担っています。
しかし、全線にわたって道幅が狭く見通しも悪いため、大型車の通行はもとより普通車の行き違いも困難な状況でした。
そのため、県は昭和40年代に2車線化の整備に着手し、このたび全線の2車線化が完了したものです。
工事は、地形が急峻なことや、路線の一部が国立公園にあり、工法の制約があったことから、長い年月と90億円を超える費用を要しましたが、地元の皆様から整備に対する熱い思いとご支援をいただき、無事全線開通となりました。
◆整備経過
昭和40年代 整備着手
平成5年度 柏島と対岸を結ぶ新柏島大橋が完成
平成15年度 県内の県道では最長となる大堂トンネル(L=1,923m)が完成
同 用地提供や工事への協力など、事業の執行に大きく寄与されたとして
地元の地権者代表に感謝状贈呈
平成22年度 柏島トンネルを含む最後の工区が完成
新柏島大橋(平成5年度完成)
大堂トンネル(平成15年度完成)
柏島トンネル(平成22年度完成)
◆整備効果
延長の短縮 約20km → 約13km
所要時間の短縮 約50分 → 約20分
大型保冷車、大型観光バスの通行が可能
・ クロマグロの養殖など地域の主要産業である水産業の振興に大きな力を発揮
・ 大月町が力を入れて取り組んでいるダイビングや釣り、海の環境学習などの体験型観光、
特に県内外からの修学旅行や体験型学習の誘致に大きく寄与
柏島で行われるクロマグロの養殖
大型車の通行も可能に
平成23年5月21日に行われた全線開通記念式典では、尾﨑正直知事や国会議員、多くの地元関係者が参加し、地元で採れた石で作製された記念碑(柏島の形をしている)の除幕が行われました。
また、恒例のもち投げでは、地元の皆様がついた6俵のもちが投げられ、地元の皆様にとっても永年の悲願であった全線開通を、多くの皆様とともにお祝いしました。
開通記念式典で除幕された記念碑
もち投げの様子
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