公開日 2009年06月12日
更新日 2014年03月16日
平成19年度第3回高知県雇用対策本部会議の概要
開催日:H19.7.31
■議題
1各部局の雇用対策の取り組みについて
2建設会社の倒産に伴う対応について
■内容
1各部局の雇用対策の取り組みについて
(1)第2回本部員会議で未報告であった8部局、
商工労働部、総務部、政策企画部、健康福祉部、観光部、土木部、教育委員会、産業振興センターの取り組みを各本部が報告し、意見交換を行った。
(2)第2回本部会議で報告のあった6部局のうち、森林部から経過報告があり、意見交換を行った2建設会社の倒産に伴う対応について資料により、倒産した建設会社の離職者に関する求就職状況等の報告を行った
■主な意見等
1各部局の雇用対策の取り組みについて
(1)8部局の報告関係
・高校生の就職について。県内企業からは、就職率は上がったが、県外への就職が多いという声を聞く。なぜかというと、県内企業のことを知らないから。県外大手の有名企業に流れている。県内企業にも責任があるが、学校の就職担当者の認識はどのようなものか。
・県内希望は多いが、県内の求人数が伸びていない。生徒は早く就職を決めたい思いがあるが、県内企業の求人開拓・求人発表は県外企業に比べて遅い。また、県外企業は待遇が良く、選択肢も多い。これらのことから、学校現場は目前の対応をせざるを得ない状況。
・平成18年度の新規高卒者の県外就職率は48%。東工業の例では、昨年度の県外からの求人は450社。本年度は、現在の段階で、すでに700から800人の求人があり、この状況が続けば若者がいなくなってしまう。教育長、高知労働局長も動いているが、工業会長にも積極的な求人をお願いしている。県内と県外では、賃金や待遇などその差は大きく県外有名企業に就職したいというのが偽らざるところ。しかし、5割が離職して帰ってきている。
・県内外の離職率に違いはあるのか。戻ったあと何をしているのか。
・離職については追跡調査を行っている。
・より有能な人材を雇いたいという企業があり、中途採用という形で就職している方もいる。
・新卒者の就職は学校が世話をするが、離職率も高い。
・将来を主体的に考える「キャリア教育」に取り組んでいる。
・中途採用者が全員離職した事例もある。なぜそうなるかを議論しましょうと企業に投げかけている。要因の一つは、収入の低さではないか。高知県は全国の83%、特に製造業の収入は全国の72%。企業側も若い人を大切に育ててほしいと思う。
(2)森林局の報告関係
・団地あたり新規雇用者2名ということであるが、作業班の編成はどうなるのか。
・3人編成や4人編成がある。4人が多い。
・県有林は樹齢が高いのか。
・7齢級以下は切り捨て間伐となる。搬出の可能性はコストが関係するので、プロポーザルで検討したい。8齢級は作業道を開設すれば収入になる。現在は、県有林は手入れが出来ていないが、手入れをすればまだ良い材になるので間伐に取り組みたい。
・8齢級以上を切り出して売るのか。
・切って売っていく。残った木は育てていく。これを繰り返していく。切るのは3から4割。収入につながる間伐を行っていく。
・3年目から常用雇用62人か。
・新規雇用が62人。雇用数はその倍くらいになる。
・年収は。
・調査中。事業体で差がある。経営者は儲けるが、作業員の日当は安いものと聞いている。
・若い人は想定していないのか。
・機械化も進んでいるので、女性のみの作業班もある。
・木材の需要があるので切り出したら売れるということか。
・今の補助金があって成り立っている。
・間伐すれば将来的に県有林の付加価値が上がるということ。
・枝打ちも必要ではないか。
・現在は集成材用スギの需要が多い。単価の差は殆どない。並材でかまわない。
・夏の時期は切らないか。
・列状間伐を行う。
・木材の需給状況はどうなっているか。
・ユーロ高、ロシア材の高騰。
・要は相対的な価値がどれだけかということ。
2建設会社の倒産に伴う対応について
・第2回本部会議で会計管理局から報告のあった早期支出については6月実績43件441百万円。
・相談窓口である経営支援課への相談は10件程度。
・香長建設は107名中27名、四国土建は51名中1名が再就職。
・6月の有効求人倍率は0.48。新規で12ヶ月連続減である。沖縄に次いで全国ワースト2位。
・次回第4回本部会議では、進捗状況の報告をいただきたい。追加の取り組みについてもお願いしたい。
第3回本部会議協議等項目 | ||
部 局 名 |
取り組み概要等 |
備考 |
総 務 部 |
アウトソーシングの推進 |
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政策企画部 |
地域支援企画員が関わっている地域資源の情報提供 |
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危機管理部 |
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健康福祉部 |
障害者の就労支援への取り組み |
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文化環境部 |
グリーンエネルギー利用システム取り組み状況 |
第2回本部会議で説明 |
商工労働部 |
雇用拡大に向けた企業立地 |
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観 光 部 |
「高知県観光ビジョン」の実践 |
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農業振興部 |
集落営農の推進 |
第2回本部会議で説明 |
森 林 部 |
県有林を活用した雇用対策 |
第2回本部会議で説明 |
海 洋 部 |
産業振興・就業促進の進捗状況 |
第2回本部会議で説明 |
産業技術部 |
地域資源活用による県西南地域活性化総合支援事業・新パッケージ事業による人材育成進捗状況 |
第2回本部会議で説明 |
土 木 部 |
合併・協業化支援、新分野参入支援、木造住宅耐震改修の促進、宿毛湾港工業流通団地への企業誘致、重要港湾の利活用 |
|
会計管理局 |
緊急支払準備金実績について |
第2回本部会議で説明 |
教育委員会 |
円滑な就業の促進マッチング支援の進捗状況 |
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監査委員事務局 |
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公営企業局 |
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高知県警察本部 |
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高知県産業振興センター |
地域産業の高度化・新しい産業の創出 |
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