公開日 2015年06月09日
平成26年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)
須崎市の取り組み(高幡地域ブロック)
<移住定住支援センター暮らすさきの誕生>
人口が減り続ける須崎市を太陽のように元気に明るくすることを目的に、平成23年4月「移住定住支援センター暮らすさき」は誕生しました。人口減少に歯止めをかけるため県外から移住者を呼び込む移住促進事業、そして、今住んでいる人にそのまま定住してもらう定住促進事業を行っています。平成26年4月にNPO法人化し、移住だけでなくまちづくりにより一層力を入れる団体となりました。
<どんな事業をしているの?>
NPO法人暮らすさきでは、下記のとおり様々な事業を行っています。
【移住促進事業】
相談窓口業務、情報発信(HP、広告)、空き家調査、モニターツアー、短期滞在施設運営、空き家の修繕補助、荷物整理補助、コラボポスター事業など
【定住促進事業】
移住定住交流祭、自然と暮らすさき体験事業など
この中の特徴的な事業をいくつかご紹介します。
<事業1:空き家調査>
事業を開始してからの3年間で60軒以上の賃貸できる空き家を発掘し、空き家情報としてHPに掲載しています。空き家があっても「人に貸せるような状態ではない」「荷物を置いているので貸せない」という声が多くあり、修繕や荷物整理の補助も併せて行うことで空き家の発掘に努めています。
また、平成26年度には市役所が発送する固定資産税納付書に空き家調査事業のチラシを同封してもらったところ想定以上の反響(23件の問い合わせ)があり、家主の方と調整ができた空き家を今後、空き家情報に掲載する予定です。
<事業2:短期滞在施設整備>
須崎市での滞在をお試しで体験してもらうために「短期滞在施設」を運営しています。例年、空き家を活用していましたが、H26年度は県教職員住宅を借りて短期滞在施設として運営しています。
施設利用料 ・1泊2日~7泊8日:7,000円 ・8泊9日~14泊15日:12,000円 |
<事業3:移住定住交流祭「お肉躍動祭」>
移住された方と地元住民との交流を図るため、「移住定住交流祭~お肉躍動祭~」を実施しています。ゲーム(運動)とBBQを楽しむイベントで、ゲームにはいつも趣向をこらしています。水鉄砲で敵を倒す「ウォーターバトル」、チャンバラで対戦する「チャンバラ合戦」など、子どもだけでなく大人も夢中になってしまうゲームに、おとなげない大人が続出です。大笑いしながら思いっきり体を動かした後には、皆さんすっかり仲良くなっていて、お腹ペコペコで迎えるBBQでも大いに盛り上がります。
移住者だけでなく、より多くの地元住民に参加してもらうために、移住を前面に押し出さず、楽しいイベントであることを強調したチラシづくりを心掛けています。
<事業4:自然と暮らすさき~オリエンテーリングの復活>
須崎市に住んでいる子どもたちに、須崎市の自然の豊かさを体験し、須崎市を離れてもいつかまた戻ってきてもらうことを目的に「自然と暮らすさき体験事業」を実施しています。10年ほど前まで吾桑地区の蟠蛇森で開催されていた「オリエンテーリング」を吾桑地区の住民の皆さんと一緒に復活させ開催しました。通れなくなっていた道をみんなで草刈して通れるようにしたり、新しい地図をみんなで作り直したりと準備が大変でしたが、当日は約70名の参加があり、久々に蟠蛇森がにぎわいました。地元の方も喜ばれて、当日は桑田山温泉による「山鯨鍋(イノシシ汁)」のふるまいもありました。この事業は定住促進だけでなく、地域の魅力を磨いて紹介することでいつか移住にもつながると思います。
<事業5:モニターツアー「暮らすツアー」の開催>
須崎市のお仕事事情を体験してもらうため、毎年1回~2回、暮らしツアーを開催しています。H26年度は「海と暮らすツアー」として、須崎市で盛んな養殖漁業のエサやりとカツオのタタキ作りなどを体験してもらいました。夜はツアー参加者を囲んで宿泊所で懇親会を行ったところ、市の職員と意気投合し、宿を出てみんなで夜のまちへ繰り出し、須崎市の夜の雰囲気も大いに体験していただくことができました。
<事業6:企業とのコラボポスター事業~>
須崎市内での連携を深めようと企業等とのコラボポスターを作成しました。協力してもらったのは、にしきハイヤー、須崎商工会議所、ベイクショップモンブラン、木日曜市販売組合、竹虎、土佐龍、フロムダイムエージェンシーの7団体です。相談会のブースに貼ったりして、移住希望者への須崎市の紹介に役立てています。
<若者が思い切り活躍できる地域に!>
須崎市で9月に開催された「ご当地キャラクターまつりin須崎」に出店して、須崎市の大人気キャラクター「しんじょう君」の特大バッチを販売したり、まちかどギャラリーの展示会に協力してイベント期間中のカフェの運営を行ったりもしています。よさこいチームの運営にも協力するなど、須崎市内の若者の交流を図るとともに地域内での若者による新しい活動との連携を行っています。これからの須崎市がより住みやすく、楽しく、若者が思い切り活動できる地域となって、どんどん移住者が増えるために、暮らすさきの活動はまだまだ続きます!
今後は、空き家を活用した新しい事業を実施する予定であり、補助金申請や視察など地域支援企画員として支援していきたいと思います。
須崎市駐在地域支援企画員
電話 0889-42-4015
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