公開日 2019年03月04日
カツオの一本釣り漁に代表されるように豪快なイメージのある高知県の漁業ですが、宿毛湾や野見湾、須崎湾といった場所では、魚類養殖業も地域の重要な漁業となっています。ここでは、高知県の養殖業を紹介するとともに、県内のブランド養殖魚について紹介します。
高知県の主な養殖魚種
マダイ
主な産地:須崎市、土佐市、宿毛市、大月町
県内では、須崎市の野見湾や浦ノ内湾、宿毛市と大月町にまたがる宿毛湾で養殖が盛んです。
「海援鯛」や「乙女鯛」、「直七真鯛」など、養殖方法や餌にこだわったブランド化の取り組みが広がっています。
生産量
高知県の養殖マダイの生産量は全国4位!
県内のブランド養殖魚
ブリ
主な産地:香南市、土佐市、宿毛市、大月町
冬でもブリの成長が停滞しないほど温暖な宿毛湾の特性を活かして、宿毛市、大月町の沖合で養殖が盛んに行われています。そのほかにも、香南市や土佐市でも養殖が行われています。
生産量
高知県の養殖ブリの生産量は全国5位!
県内のブランド養殖魚
カンパチ
主な産地:土佐市、須崎市、宿毛市
県内では「ネイリ」と呼ばれています。土佐湾の温暖な環境を活かして、野見湾、宿毛湾で養殖が行われています。
養殖方法や餌にこだわった「極美勘八」など、新たなブランド化の取り組みが進められています。
生産量
高知県の養殖カンパチの生産量は全国3位!
県内のブランド養殖魚
極美勘八
クロマグロ
主な産地:大月町
温暖で外洋に面し、潮通しのよい宿毛湾はマグロ養殖に好適な条件を兼ね備えています。このことから、大月町の沖合には、近年、マグロ養殖への新規参入が続いています。また、土佐湾は「ヨコ」と呼ばれるクロマグロの稚魚が多く回遊するルートにあたることから、マグロ養殖に用いるヨコを採捕するひき縄が盛んになっています。
生産量
高知県のクロマグロの養殖生産量は全国3位!