公開日 2016年06月16日
平成26年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)
北川村の取り組み(安芸地域ブロック)
○北川村中部地区での意見交換会の開催と協議会の設立
平成24年12月、北川村中部の和田、小島、平鍋地区では、住民の高齢化、耕作放棄地の増加など地域が抱える様々な問題を解決するために、今後、どうすればよいかを役場と地域支援企画員を交えた話し合いが始まりました。
月1回のペースで地域支援企画員がコーディネートした話し合いでは、中山間地域で地域住民が活動している先進地を視察することや小島地区の北川村温泉に併設した直販所の試行など、地域として今後取組む方向性を取りまとめました。
平成25年7月には、中部の3地区(和田、小島、平鍋)の住民を会員とする北川村中部地区集落活動協議会を設立し、8月から直販市の試行に向けて活動をスタートしました。
○現在の協議会活動
・北川村温泉直販市「北川さんちのお台所」
平成25年8月と11月~1月の毎週日曜日に北川村温泉のロビーで試験販売を始めた直販市の「北川さんちのお台所」は、協議会の話し合いの結果、平成26年4月からは、出品希望者がいれば毎週日曜日に定例化して販売を始めています。この直販市では、地域でとれる野菜や米、ゆず、山菜などの地場産品や加工品を出品・販売しています。
- 温泉ロビーでの販売(H25年8月)
- 温泉ロビーでの販売(冬至用ゆず玉)
また、「北川さんちのお台所」として、村内のイベントにも出展・販売を行っています。
- 北川村観光びらき(葉わさびなど)
現在、北川村温泉のレストランでは、可能な限り地元の食材を使った料理を提供できるよう、地域で生産される食材を直接レストランに収める方法を話し合っています。
○休耕田を活用した花畑作り
北川村中部地区集落活動協議会では、北川村温泉の直販市のほかに、交流人口を拡大する取組も行っています。
小島地区には、魚梁瀬森林鉄道遺産で国指定重要文化財となっている小島橋(赤鉄橋)があります。平成25年の冬に小島橋の下の休耕田を整地し、平成26年8月には、6,000平方メートル、13万本のひまわりの咲く広大な花畑が出来あがり、地域内外からお客さんをお迎えする準備を整えて、8月9日の交流イベント当日を待っていましたが、残念ながら、連続した台風の襲来で、無残にも全滅してしまいました。
6,000㎡・13万本のひまわり畑
しかし、このアクシデントをバネに、地域の皆さんは、来年の春の開花に向けて10月に「菜の花」の種まきを始めました。この菜の花は、平成27年2~3月に見ごろを迎える予定で、協議会では菜の花畑イベントの開催を企画しています。
この休耕田の花畑作りは、村の北部地区の住民の皆さんのほかに、北川村モネの庭マルモッタンの庭師、北川村観光協会など、村内の多くの方々に協力していただいています。
○地域の将来に向けた今後の協議会活動
中部地区の核となる施設である北川村温泉は、建物の老朽化のため、平成27年度から改修工事を行う予定となっています。協議会では温泉のリニューアルに合わせ、地域の将来のために現在の活動をより大きく発展させようと地域活性化や移住・交流人口の拡大の仕組み作りについて現在話し合いをしています。
温泉と花畑のある北川村中部地区にぜひお越しください!!
≪お問い合わせ先≫
北川村地域支援企画員 電話 0887-32-1221
この記事に関するお問い合わせ
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