幡多から発信!ステキな農作業着で農ガールを増やしたい!(成田果樹園の取組支援)

公開日 2015年06月10日

平成26年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

宿毛市の取り組み(幡多地域ブロック)

 

 私は、地域支援企画員としての業務の根っこは、県庁内外のネットワークを生かして、人と人・機関・ものをつなぐことだと考えています。

 今回、当地域からは、この、「つなぐ」ことの大切さを実感した事例を報告します。

 先日、有限会社成田果樹園の成田社長が職場を訪ねてこられました。果樹園では、宿毛市の特産品である小夏やブンタンなどを減農薬栽培されています。社長さんは女性で、県主催の商人塾にも参加され、販路拡大の方法などについて、積極的に学んでいらっしゃいます。

イメージ
 
農場
 
 
 
 
 
 
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 成田社長からは、ご自分の夢についてのお話しがありました。お忙しい仕事の傍ら、長年温めてきた、「女性に喜んで着てもらい、作業が楽しくなるような農作業着を作りたい!」という思いです。そして、その実現に向けての多様な意見を収集する入り口として、まず、日常的に農業実習に関わることの多い農業高校の生徒の意見を聴く方法を模索されていました。

 お話を伺ううち、個人的な興味もムクムク沸いてきて、早速お手伝いさせていただくことになりましたが、農業高校に個人的なつながりは全くありません。そこで、つい先日別件でご一緒した農業振興センターのチーフに協力をお願いをし、幡多農業高校の先生を紹介してもらうことができました。高校サイドも学生と地域をつなぐようなプロジェクトは大歓迎とのことで、相談を受けた1ヵ月後には第1回目の生活コーディネート科の生徒とのワークショップが実現し、女子高校生の目線での農作業着のイメージを膨らませることができました。第2回に向けては、より実践的に農業実習を行っている科の生徒へのインタビューを実施してもらい、さらに情報の蓄積と今後の検討を進めて行く予定です。

ワークショップ3
 
 
 
ワークショップ1
 
 ワークショップ2
 

 並行して、成田社長は、市内の縫製会社にも作業着の製作について相談されています。取組が進めば、いつか、幡多の女性の知恵と会社の技術力で、女性が農業にあこがれるような作業着を幡多から発信できる日が来るかもしれません。

 この取組自体は、まだまだ始まったばかりです。今後、取組が広がるにつれ、県庁の女性職員とのワークショップを実施したり、服飾や農業の専門家にアドバイザーとして入っていただくなど、いろんな方々をつないでいくことにも取り組めるのではと考えています。

 地域支援企画員の業務は多岐に渡りますが、これからも、地域の人の夢や思いを実現していくお手伝いをしていきたい!と考えています。

 

宿毛市地域支援企画員

電話0880-63-2057

 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 産業振興推進部 産業政策課

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