公開日 2015年06月05日
平成26年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)
土佐市の取り組み(仁淀川ブロック)
【設立背景】
土佐市の中心市街地である高岡商店街は、平成21年11月に大型スーパーが撤退したことにより人通りの減少が顕著となり、商店の売上減少による空き店舗数の増加など、商店街の空洞化が進んでいました。
このような状態が続く中、高岡商店街の賑わいを取り戻すことを目的に、市内各産業団体から組織された土佐市商店街活性化推進協議会が平成23年に設立されました。
同協議会において商店街活性化に向けた検討を重ねた結果、商店街から撤退した大型スーパー跡地に、飲食店や直販所機能を備えた集客施設を整備するよう提案があり、産業振興推進総合支援事業を活用して平成25年4月にドラゴン広場がオープンしました。
- 大型スーパー跡地
- 落成式の様子
【設立後の課題】
ドラゴン広場には、直販所と飲食店等の計6店舗に加え、観光案内所や地元の方も利用できる調理場・加工場・交流スペースも整備されました。
オープンした4月は約1万3千人の来場者が訪れ、地元の食材を使った料理や特産品を買い求めるお客様で賑わいましたが、その後の来場者は6千人~1万人程で増減を繰り返し、初年度の来場者数は年間目標の11万人を若干下回る約10万5千人となりました。
来場者の伸び悩みとともに、客単価が低く売上げも来場者の割に上がらないことや、調理場・加工場の稼働率も予定より低いなど、オープン1年目から様々な課題が浮き彫りになりました。
- 地元のお土産品
- 地元客を中心ににぎわう広場
【課題解決に向けた取り組み】
来場者が伸び悩む中、産業振興アドバイザー制度を活用し、(1)イベントの効果的な実施、(2)広報の強化、(3)商品量増加に向けた取り組み等を関係者で話し合う場を設け、運営改善に向けた協議を繰り返しています。
イベントについては、W杯のパブリックビューイングや地元にゆかりある歌手等を招いて音楽イベントを実施するなど、月1回を目安にイベントを実施し、絶え間なく集客できるよう心がけています。平成26年度の3月には、土佐市初となるお雛様イベントを開催し、商店街空き店舗を活用したひな飾りや、ご協力をいただける商店さんの店頭にお雛様を飾らせていただくなど、商店街を巻き込んだイベントを実施することができ、市内外からのお客さんを商店街に誘客することができました。
今後は、引き続き運営改善に向けた協議を重ね、産振アドバイザー事業で決定した経営改善アクションなども実践し、地元客に加え市外のお客さんも集客できるよう、関係団体と連携しながら魅力向上に努めます。
- イベントの様子
- 運営改善に向けた協議の様子
- 土佐市特産文旦のお雛様
- 広場に飾られたお雛様
土佐市地域支援企画員
電話088-852-1172
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 | |
電話: | 企画調整担当 | 088-823-9333 |
成長戦略担当 | 088-823-9049 | |
地域産業担当 | 088-823-9334 | |
ファックス: | 088-823-9255 | |
メール: | 120801@ken.pref.kochi.lg.jp |