平成26年度 地域の皆さんの活動（地域支援企画員からの報告）

日高村の取り組み（仁淀川ブロック）

　仁淀川ひな回廊の取り組みについて紹介します。

　支援員としての関わりのきっかけは、仁淀川地域本部の支援員が一緒に高幡ブロックの視察研修に行った事でした。

　その日は、高幡地区の市町村によるひな祭りが開催されていました。四万十流域の市町の取り組みをみて、視察研修が終わった後の意見交換会で、仁淀川流域でも同じ様な取り組みが出来るのではないかと考え検討をスタートさせました。

　仁淀川流域においても、いの町・日高村・佐川町で同時期にひな祭りが開催されていたのですが、近隣の市町村で開催されているにもかかわらず、連携が取れていませんでした。

　せっかく同時期に開催するのであれば、仁淀川流域の観光資源の一つとなるように、未開催であった土佐市・越知町・仁淀川町を加えた流域６市町村での合同開催を目指しました。

　合同開催にあたっては、ひな祭りを開催していない地域をどう盛り上げていくかを検討し、実施可能団体を決定するとともに、開催に向けた検討を進めました。

　各団体の皆さんが実施に賛同してくれるかどうか不安でしたが、「地域を何とかせんといかん」という思いをもって頂いており、開催に向け進むこととなりました。

　まずは、一つの目的に向かって意識統一を図るために、名称を　「仁淀川　ひな回廊」としました。名称は回廊と大きなものになりましたが、初開催なので無理をせず、小さなことからコツコツとをモットーに、みなさん準備に取り掛かっていただけました。

　また、宣伝ポスター・チラシの配布の際には、他の地域本部の支援員の協力も得て、県内の道の駅等に配布をしました。

 

　長いところでは、２月２１日～３月８日までの開催となり、各団体の皆さんは期待と不安でいっぱいだったのではないかと思いますが、支援員達でサポートを行い、各会場とも趣向を凝らしたイベントとなり、来場者の方々には楽しんでいただけたのではないでしょうか。

　振り返りを行うための意見交換会では、「地域や親子で交流する機会となった。」、「事前の準備不足などのもうちょっと頑張れば良かった。」など、数多くの意見が交わされました。

　会の中で、来年度以降も仁淀川ひな回廊を継続して行くことになり、これからの頑張りに期待するところです。

　市町村間のつながりはあったのですが、地域の団体の皆さんを含めた、流域の新たなつながりとなったことは支援員として大変うれしく思いました。

　このような取組がひな祭りだけではなく、いろいろな形で市町村の枠を超え展開することにつながればと考えています。

　これからも地域づくり活動を支援するなかで、更なる地域の活性化につなげていきたいと思います。

日高村地域支援企画員

電話０８８９－２０－１５２２