公開日 2018年05月15日
医薬品の分類と販売制度がが変わりました!
平成26年6月12日から医薬品の分類や、一般用医薬品の特定販売(ネット販売、電話販売、カタログ販売等)に関するルールなど医薬品の販売制度が変わりました。
新しい制度を理解し、ご自分にあった医薬品を選択するようにしましょう!
【改正の概要】
①一般用医薬品:適切なルールの下、全てネット販売可能
第1類医薬品は、これまでどおり薬剤師が販売し、その際は、年齢、他の医薬品の使用状況等について薬剤師が確認する。
適切に使用されると認められる場合を除き、薬剤師が情報提供する。
②要指導医薬品:対面販売
ダイレクトOTC(※1)、スイッチ直後品目(※2)、毒薬、劇薬については、他の一般用医薬品とは性質が異なるため、要指導医薬品に指定し、薬剤師が対面で情報提供・指導する。
※1 医薬品のうち、医療用医薬品も含めて初めての有効成分を含有するもの
※2 医療用から一般用に移行して間もなく、一般用医薬品としてのリスクが確定していないもの
③医療用医薬品(処方薬):引き続き対面販売
医療用医薬品については、人体に対する作用が著しく、重篤な副作用を生じるおそれがあるため、これまでどおり薬剤師が対面で情報提供・指導する。
【医薬品の分類】
医薬品は、保健衛生上のリスク(副作用の発生の危険性等)に応じて分類されています。
一般用医薬品については、インターネットを通じて、許可を受けた薬局・薬店から購入することができるようになりました。
医薬品は、副作用等による事故の発生を防ぐため、製品の外箱、ホームページ等に表示されている区分を確認し、専門家から適切な情報提供を受けることが必要です。
薬の名前、効能、副作用、飲み合わせ、注意事項などを知り、用法・用量を守り、正しく安全に使いましょう。
分類 | 説明 | 対応する専門家 | インターネット販売 | 情報提供 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
薬局医薬品 | 医療用医薬品 | 人体に対する作用が著しく、重篤な副作用を生じるおそれのある医薬品 | 薬剤師 | 不可 | 必須 | |
薬局製造医薬品 | 薬局の設備、器具を用いて製造し、薬局で直接販売・授与する医薬品 | 薬剤師 | 可 (毒薬・劇薬以外) |
必須 | ||
要指導医薬品 | ダイレクトOTC、スイッチOTC、毒薬、劇薬 | 薬剤師 | 不可 | 必須 | ||
一般用医薬品 | 第1類医薬品 | 一般用医薬品中、特にリスクが高い医薬品 | 薬剤師 | 可 | 必須 | |
第2類医薬品 | 指定第2類医薬品 | 一般用医薬品中、比較的リスクが高く、特に注意を要する医薬品 | 薬剤師または登録販売者 | 可 | 必要に応じて | |
一般用医薬品中、比較的リスクが高い医薬品 | ||||||
第3類医薬品 | 一般用医薬品中、比較的リスクが低い医薬品 | 薬剤師または登録販売者 | 可 | 法令上の定めなし |
一般用医薬品は、薬局・薬店の許可を持っているお店・Webサイトで購入しましょう!
インターネット上には一般用医薬品の販売許可を得ていない違法な販売サイトや安全性が確認されていない海外医薬品や偽造医薬品を販売しているサイトなどがあり、それらによる健康被害や消費者トラブルも発生しています。
◆医薬品等を海外から購入しようとされる方へ(厚生労働省)
◆あやしいヤクブツ連絡ネット(個人輸入のトラブル、危険ドラッグなどの相談等)
一般用医薬品は、許可を受けた薬局・薬店で適切な情報提供を受け、納得して購入・使用しましょう。
インターネットによる販売においては、実際の店舗に貯蔵・陳列している一般用医薬品を購入することができます。
なお、要指導医薬品(ダイレクトOTC、スイッチ直後品目、毒薬、劇薬)及び医療用医薬品はインターネットで購入することはできません。
店頭で購入する場合 | インターネットで購入する場合 | |
販売場所 |
許可を受けた店舗(薬局・店舗販売業) |
許可を受けた店舗が開設するホームページ |
要指導医薬品、第1類医薬品をお買い求めの皆様へ大切なお知らせです。
リーフレットダウンロード→リーフレット[PDF:492KB]
薬事法の名称が変わりました。
平成26年11月25日から、薬事法は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(略称:医薬品医療機器等法)」に名称が変わりました。
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