鳥インフルエンザ関連情報(平成27年度)

公開日 2024年02月14日

1 県民の皆様へ

(1)家きん(採卵鶏、ブロイラーなど)における発生状況

◆平成27年度は国内での発生は確認されていません。

詳しくは「農林水産省ホームページ(鳥インフルエンザに関する情報)」へ

 

■韓国等における鳥インフルエンザの発生について

◆平成27年9月14日、韓国農林畜産食品部は、全羅南道康津(カンジン)郡の種あひる飼育農家と全羅南道羅州(ナジュ)市の肉用あひる飼育農家において高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)の発生を確認したと発表しました。
・また、アジア周辺諸国では、依然として鳥インフルエンザが発生しています。

◆家きん農家を含む畜産関係者の皆様方におかれましては、引き続き、飼養衛生管理の徹底や早期発見に万全を期していただくようお願いいたします。

詳しくは「農林水産省ホームページ(鳥インフルエンザに関する情報)」へ

 

■外国に行かれる場合に注意していただきたいこと

・農林水産省は、韓国における口蹄疫の拡大を踏まえて、鳥インフルエンザを含めた動物検疫の強化を進めています。
・地方空港を含め出国エリアや航空機内等における旅客への注意喚起のためのアナウンスを実施しています。
※これから年末年始や旧正月を迎え、海外との人や物の動きが一層激しくなり、国内地方空海港においても海外からのチャーター便などの増加が見込まれることから、農林水産省においては、渡航者や入国者を対象に、動物検疫に係る情報提供、注意喚起等を強化し、引き続き、水際検疫を徹底することとしています。


【具体的なアナウンスの内容(抜粋)】
◆発生国からの肉製品の持ち込みは禁止されていること
◆海外では、家畜を飼っている農場などへの立入は極力避けていただきたいこと
◆帰国時には、靴底消毒を受けていただきたいこと
◆やむを得ず海外で農場など畜産関連の施設に立ち寄ったり、ゴルフシューズなど土の付いた靴などを持っている人は、動物検疫所のカウンターに寄っていただきたいこと

詳しくは「農林水産省ホームページ(空海港における水際検疫の強化について)」へ
詳しくは「動物検疫所ホームページ(家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために から海外へ旅行される方へのお願いから)」へ

 

(2)野鳥における検出状況

詳しくは「環境省ホームページ(鳥インフルエンザ関係・報道発表等資料)」へ

 

(3)鳥インフルエンザや家きん卵、家きん肉の安全性について

■鳥インフルエンザのうち、高病原性鳥インフルエンザとは、国際獣疫事務局(OIE)が作成した診断基準(鶏接種試験における病原性の判定)により、高病原性鳥インフルエンザウイルスと判定されたA型インフルエンザウイルスの感染による家きんの疾病 をいいます。

詳しくは「農林水産省ホームページ(鳥インフルエンザとは)」へ
詳しくは「(独)動物衛生研究所 ホームページ(高病原性鳥インフルエンザ)」へ

■家きん卵、家きん肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。

・鳥インフルエンザは、鶏等の鳥の病気であり、感染鶏の肉や卵が市場に出回ることはありません。

・鶏卵・鶏肉の安全性について、食品安全委員会では、我が国の現状においては、鶏肉や鶏卵を食べることにより、(高病原性)鳥インフルエンザがヒトに感染する可能性はないとの考え方を示しています。

(鶏肉・鶏卵の安全性に関する食品安全委員会の考え方[PDF]、平成19年10月4日更新)[PDF:128KB]

 

(4)愛玩鶏、学校で飼育されている鳥について

■国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している鳥が感染するということはありません。

・清潔な状態で飼育し、ウイルスを運んでくる可能性がある野鳥が近くに来ないようにしてください。

・鳥の排せつ物に触れた後には、手洗いとうがいをしていただければ、心配する必要はありません。

・飼育中の鳥を野山に放したり、処分するようなことはせず、冷静に対応下さいますようお願いいたします。

・飼養する鳥が、原因がわからないまま連続して死亡するなどの異常があれば、すぐに最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。

鳥インフルエンザから愛玩鶏を守るために[PDF:3MB]

高病原性鳥インフルエンザと学校飼育鶏[PDF:1MB]

 

(5)死亡野鳥について

■鳥獣対策課ホームページをご覧ください。

鳥獣対策課ホームページ

 

2 現在の高知県の取組(平成27年度)

 

■畜産農家等への情報提供、注意喚起

(1)文書通知

通知順番 文書日付 通知内容
1 平成27年9月15日 平成27年度における高病原性鳥インフルエンザ等の防疫対策の強化について
2 9月15日

「高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針に基づく発生予防及びまん延防止措置の実施に当たっての留意事項について」の全部改正について

3 11月12日 徳島県で採取された野鳥の糞便から低病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された事例について

 

■畜産農家への指導・検査等

・飼養衛生管理(清掃、消毒、野鳥の侵入防止、部外者の立入制限など)の実施状況の確認や指導

・異常な家きんを発見した場合の早期通報の徹底

・飼養家きんの鳥インフルエンザウイルス感染状況のモニタリング(抗体検査やウイルス分離)の実施

 

■防疫体制強化に係る打合せ会議

・鳥インフルエンザの発生時には、早期の防圧を図るため、防疫作業を迅速・的確に進める必要があります。

・このため、家畜保健衛生所や畜産試験場の家畜防疫員を構成員とする防疫作業のワーキンググループを平成23年度に立ち上げ、防疫作業の具体的な進め方を検討したり、動員者に対する的確な作業指示のできる防疫作業リーダーの育成に取り組んでいます。

開催順 開催日時 議事内容
1 平成27年7月28日

・異常家畜の届出受理から立入検査までの対応手順について

・発生農場における防疫措置について

2 9月16日

・平成27年度高病原性鳥インフルエンザ対策訓練について

3 10月23日

・高病原性鳥インフルエンザ防疫対策強化について

・平成27年度高病原性鳥インフルエンザ対策訓練について

 

■防疫演習の実施

(1)高病原性鳥インフルエンザ防疫演習(平成27年11月13日、畜産試験場、参加者38名)

・午前中に、農場における平常時の対応等の机上演習及び農場における鶏舎周囲の石灰消毒の実動演習について実施しました。

・午後には、殺処分や車両消毒について家畜防疫員による実動演習を実施しました。

(2)平成27年度高病原性鳥インフルエンザ対策訓練(平成27年11月17日及び18日)

・11月17日は、異常家きんの通報を受け、電話による情報伝達と動員参集の準備の訓練を実施しました。

・11月18日は、県庁職員125名を動員し、高知城ホールで健康チェックの訓練を実施しました。また、動員者がバスで移動後、南国市吾岡山で、防護服の着脱、殺処分、石灰散布及び車両消毒の訓練を実施しました。

対策訓練の風景[PDF:814KB]

 

3 畜産農家の皆様へ

■消石灰の散布について

・近隣諸国で高病原性鳥インフルエンザが発生しており、国内でも野鳥の糞便から低病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されていることから、国内における家きんの高病原性鳥インフルエンザの発生のリスクは高くなっています。

・発生予防に万全を期すため、消石灰を家きん舎周囲および農場外縁部に散布してください。

■外国に行かれる場合に注意していただきたいこと

・鳥インフルエンザ等が発生している国への渡航は可能な限り自粛してください。

・やむを得ずこれらの国に渡航した場合には、帰国の際に到着した空海港の動物検疫所のカウンターに必ず立ち寄り、指導を受けてください。

■飼養衛生管理の徹底(清掃、消毒、野鳥の侵入防止、部外者の立入制限など)をお願いします。

これまでも鳥インフルエンザに対する防疫対策の強化についてお願いしているところですが、国内での事例を踏まえ、これらの対策を強化していただきますようお願いします。

・防鳥ネットや金網などの整備により、野鳥などの鶏舎への侵入を防止しましょう。

・また、防鳥ネットに破れがないかなど、野鳥などの侵入防止対策を点検しましょう。

・鶏舎周囲に、穀類や生ゴミなどの野生動物をおびきよせるものを置かず、清潔を保ちましょう。

・鶏舎などの出入りの際は、長靴や車両の洗浄・消毒を十分に行いましょう。また、踏み込み消毒槽の設置も効果的です。

・関係者以外の農場への立ち入りを制限しましょう。

・鳥インフルエンザが発生している地域(国内外)への農場視察等は当面の間控えて下さい。

飼養衛生管理基準(鶏その他家きん編)[PDF:2MB]

 

■飼養する家きんの異常に気がついたら、すぐに最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。

 

・家きんの状態をよく観察してください。
・飼養する家きんの異常に気がついたら、すぐに最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。

 
家畜保健衛生所名 住所 電話番号
 中央家畜保健衛生所  土佐市高岡町乙3229   088-852-7730
   田野支所  安芸郡田野町903-8   0887-38-2543
   香長支所  香美市土佐山田町加茂777   0887-52-3069
   嶺北支所  土佐郡土佐町田井1370-7   0887-82-0054
 西部家畜保健衛生所  四万十市具同相の沢5208   0880-37-2148
   高南支所  高岡郡四万十町榊山町2-12   0880-22-1124
   檮原支所  高岡郡梼原町檮原1629   0889-65-0392

 

4 過去の高知県の取組

【高知県の取組(平成26年度)】
【高知県の取組(平成25年度)】

【高知県の取組(平成24年度)】
【高知県の取組(平成23年度)】
【高知県の取組(平成22年度)】

 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 農業振興部 畜産振興課

所在地: 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1丁目7番52号
電話: 総務担当 088-821-4551
酪肉振興担当 088-821-4810
経営流通担当 088-821-4522
衛生環境担当 088-821-4553
食肉センター整備準備室 088-821-4565
ファックス: 088-821-4578
メール: 160901@ken.pref.kochi.lg.jp

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