このたび、須崎林業事務所管内において、生産性の高い（原木増産に繋がる）林内路網構築について共通認識を持つことを目的に、「高幡地域の林内路網を考える協議会」を設立し、平成２９年６月２７日（火）に高知県須崎総合庁舎５F会議室にて第一回総会を開催しました。

　総会では、管内市町の林務担当者や林業事業体の職員など約３０名が参加し、意見交換等を行いました。

　高知県治山林道課から、路網整備の現状と課題、対応方向についての説明があり、須崎林業事務所からは協議会規約の提案、市町や林業事業体に行った事前アンケートの集計・分析結果の説明を行いました。

　会員からは、「林道や林業専用道から下方（川下側）にある農道等が狭く、原木の生産性向上のネックとなっている。」「地籍調査が進んでおらず、森林所有者の境界明確が進んでいないことも原木増産・路網整備のネックとなっている」との意見等があり、原木増産に対する課題を共有することができました。

　今後は、総会での意見も踏まえ、さらに問題点を洗い出して個別ワーキンググループの設置へとつなげ、問題解決に向けて取り組むとともに、森林資源や路網の現状についての情報発信・情報共有の場となればと考えています。