１．獣肉解体処理施設の視察

　捕獲鳥獣をお金に換える仕組みづくりをすすめている集落活動センター「ゆすはら西」の獣肉解体施設「ゆすはらジビエの里」を視察させていただきました。
　町から無償貸与された移動式解体処理車「ジビエカー」を活用し、町内全域で捕獲されるシカやイノシシを車内で一次処理した上で運び込むことにより、より新鮮な状態で製品化することができるそうです。
　「ゆすはらジビエ」として町の目玉産品に育てようと、販路拡大などに積極的に取り組まれているお話をお聞きし、新たな産業の創出に大きな可能性を感じました。

２．梼原町複合福祉施設「ＹＵＲＵＲＩゆすはら」の視察及び意見交換

　住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるための施設として誕生した梼原町複合福祉施設「ＹＵＲＵＲＩゆすはら」を視察させていただきました。
　在宅と特別養護老人ホームの中間的な役割を果たしており、自宅での生活が不安になった時に、気軽に利用できる施設である一方、健康づくり、介護予防の機能も持っているそうです。
　各地域に「地域福祉コーディネーター」を配置し、人と人、地域、行政をつなぐ役割を担って課題解決を図っていることや、人材育成に積極的に取り組んでいるというお話をお聞きし、梼原の将来は明るいと感じました。

３．町立図書館「雲の上の図書館」の視察

　今年５月に開館した町立図書館「雲の上の図書館」を視察させていただきました。
　建築家であり、県立林業大学校の校長でもある隈研吾氏が設計した図書館は、周辺の景観と見事に調和していて、新たな町のシンボルとなりそうです。
　館内にも県産木材がふんだんに使用されており、まるで森の中にいるような雰囲気です。私も、柔らかな木の香りに包まれながら読書を楽しんでみたいと思いました。

　

４．県立梼原高校の生徒たちとの意見交換及び学生寮建設予定地の視察

　一人ひとりの生徒に目が行き届く小規模校ならではの教育を実践している梼原高校の生徒のみなさんと、意見交換をさせていただきました。
　いま打ち込んでいる部活動のことや、将来の夢などについて意見を交わすことができ、大変有意義な時間となりました。　
　また、みなさんの夢を実現するため、地域と学校が一丸となって支援していることをお聞きし、胸が熱くなる思いがしました。
　みなさんの夢が実現するよう、応援しています。

５．「よさこい農場玉川」の視察

　農業・畜産・林業の複合型経営に取り組んでいる「よさこい農場玉川」を訪れ、繁殖した子牛や、ハウスで栽培されているシイタケを視察させていただきました。
　農場経営者である玉川さんが、梼原の自然環境に寄り添いながら、楽しんでお仕事をされている様子を拝見し、一次産業の新たなあり方の可能性を感じました。

６．横貝肉用牛増殖育成センターの視察

　新たな畜産経営の拠点となる施設、横貝肉用牛増殖育成センターを視察させていただきました。
　繁殖・肥育を計画的に行い、飼養頭数の増加を図っているほか、地域の畜産農家で繁殖した子牛を預かり、育てる「キャトルステーション」の役割も担っているそうです。
　センターの職員の中には20代の女性もおり、担い手の育成も進んでいるようです。
　梼原町における畜産振興に、期待が膨らみました。

７．集落活動センターおちめんの視察