公開日 2021年07月14日
がれき等拡散シミュレーションと今後の対策
●南海トラフ地震の津波により発生したがれきや油が、石油基地のある高知市浦戸湾周辺において、どのように漂流するのか、高知県がシミュレーションを行いました。
●この「がれき等拡散シミュレーション」は、建物、木材、車両、LPガスボンベ、コンテナ、ドラム缶、船舶の7種類のがれきと油について、それぞれがどのように漂流し、拡散するのか個別に表すとともに、特に火災の発生リスクが高いと考えられる建物及び木材がれきと油は、シミュレーション結果の重ね合わせも行い、その結果を示しています。
●県では、このシミュレーション結果を踏まえて、津波火災の被害軽減を図るための対策案を大きく3つに分類して提示しました。
●今後は、これらの対策を推進するために、国土交通省や高知市、事業者とも連携して取り組んでまいります。
経緯等
●南海トラフ地震による揺れと津波により、高知市浦戸湾沿岸域においては、建物がれきや車両、船舶が漂流し、石油基地の被災により、流出した石油などと混ざり合うことで大規模な津波火災が発生する可能性もあります。
●このため、県では、学識経験者等を委員とする「高知県石油基地等地震・津波対策検討会」を平成25年に設置し、被害を軽減するための対策の検討を行っております。
●平成28年には、当検討会において、シミュレーションを実施してはどうかとの提言をいただき、県は平成29年度から「がれき等拡散シミュレーション」の実施に取り組んできました。
●このたび、その結果が一定まとまりましたことから、平成30年10月16日に開催した第6回検討会に報告しました。
●このシミュレーション結果を踏まえ、より早期に対応が必要な対策案として、
・石油タンクの緊急遮断弁の設置等による石油基地等の耐災化
・漂流物から施設を守るための防護柵の設置
・火災や避難、救助・救出対策
の3点について、今後、国や高知市、事業者と連携し、進めていくこととしております。
シミュレーション関係資料
資料2 がれき等拡散シミュレーションについて[PDF:46MB]
資料3 シミュレーションに基づく石油基地等地震・津波対策(案)について[PDF:754KB]
がれき等拡散シミュレーションによる分布結果(参考)[PDF:11MB]
※資料1~資料3は、平成30年10月16日に開催した第6回石油基地等地震・津波対策検討会にて配付した資料です。
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メール: | 010101@ken.pref.kochi.lg.jp |
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