公開日 2019年04月09日
高知県では、地域の民間事業者等と高知県民生委員児童委員協議会連合会(県民児連)との三者で、地域における見守り活動のネットワークを築くことを目的として、「高知県における地域の見守り活動に関する協定」を締結しています。
※見守り協定についてはこちら
それぞれの事業者の皆様や、民生委員・児童委員の皆様には日ごろから地域での見守り活動にご協力いただいていますが、互いの見守り活動の状況等を情報共有し、顔の見える関係づくりを築くことで、より良い見守り活動につなげていくことを目的として、県では年に一回程度の「見守り協定三者会」を開催しています。
平成30年度は2月14日に、事業者11者のご担当の方々と、県民児連の代表の方々にご参加いただいて開催いたしました。
会では、この1年間の取組状況等を報告・共有し、今後の活動に活かしていけるよう意見交換を行いました。
見守り活動の取組状況
各事業者の皆様には、それぞれの業務中(配達、訪問、移動販売等)を中心に、地域での見守り活動を実施していただいています。
☆日ごろの業務の中で気づいた事例
・訪問時に倒れているお客様を発見し、119番通報。一命を取りとめることができた。
・移動販売の際にいつもは買い物に来る方が見当たらないため、訪問すると様子がおかしかったため、119番通報。救急車で搬送されそのまま入院。命の危険があったが、回復に向かっているとのこと。
・コンビニエンスストアに多額のギフトカードを購入するため、50代の夫婦が来店。不審に感じたため、事情を聞き取り警察に通報した結果、特殊詐欺事件であることが判明。未然に被害を防止することができた。
☆その他
・日々の商品のお届け時に、商品が取り込まれていない場合は、声かけをしている。
・高知県警察と共同して地域の方向けに特殊詐欺防止セミナーを実施。
・事業所内で報告ボード等をつくり、気になることを情報共有するようにしている。
・日々の業務中に、異変に気づいた際には、民生委員・児童委員に連絡するようにしている。
日ごろから気にかけていることで、少しの異変にも気付くことができ、大事に至らなかった事例が多くありました。
一方で、異変と思ったことが早合点であったりと、対応の難しさを感じるという意見もありましたが、それを恐れずに「おかしい」と思ったらすぐに動くことが必要で、地域でのつながりを持った見守りの重要性が改めて共有されました。
今後も、民生委員・児童委員や地域で活動する事業者の方の連携を深めながら、地域での見守り活動を推進していきます。
この記事に関するお問い合わせ
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電話: | 調整・援護調査担当(調整) | 088-823-9664 |
調整・援護調査担当(援護調査) | 088-823-9662 | |
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