再造林の推進について

 

高知県では、林業適地での再造林の推進に取り組んでいます。
県内の再造林率は、30～40%で推移しており、この状況が続くと将来の人工林資源の減少や林業・木材産業の縮小などが危惧されています。
このため、再造林率70%（2023年）を目指して、以下の取り組みにより森林所有者や森林組合、林業事業体を支援し、再造林率の向上を図っています。

1  再造林経費への支援
2  低コスト造林の推進
3  「増産・再造林推進協議会」による再造林の推進
4  再造林推進活動への支援

※詳細はポンチ絵をご覧ください。再造林の推進について[PDF：617KB]

【須崎林業事務所の取り組み】
第１回須崎林業事務所増産・再造林推進協議会の開催。

去る8月23日、高知県須崎総合庁舎において、第１回協議会を開催しました。
管内の市町職員、森林組合、林業事業体、高知県が出席し、高知県から再造林を巡る県内の現状を報告した後、出席者の間で意見交換を行いました。
出席者からは、
「後継ぎがいないので仕方がない。」
「植えてもシカの被害を受けるのではないか？」
などの意見もありましたが、国・県の補助事業を有効に活用しながら、森林資源を確保し続けていく必要があるという認識で一致しました。
また、市町から同協議会に森林法に基づく伐採届出の情報を森林所有者の同意を得たうえで提供していただくことや、地域に再造林推進員を設置して、再造林の掘り起こしを図っていくといった、再造林を推進するための仕組みについても了承されました。

森林を所有する皆様の中で、今後皆伐を予定している方は、是非最寄りの森林組合や須崎林業事務所振興課までお気軽にご相談ください。

※須崎林業事務所増産・再造林推進協議会規約　  再造林推進協議会規約[DOCX：22KB]
※須崎林業事務所再造林推進員設置要綱　　　　  再造林推進員設置要綱[DOCX：20KB]