公開日 2020年03月26日
令和元年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)
本山町の取り組み(嶺北ブロック)
<本山町上関・下関地区の概要>
上関・下関地区は、高知自動車道大豊インターチェンジから西へ約6km、国道439号線に沿って流れる吉野川の北岸に位置し、人口は223人(123世帯)、高齢化率は約49%(平成31年3月31日現在)であり、町内でも比較的、高齢者の割合が高い集落です。地区の中心には吉野川支流の行川(なめかわ)が流れており、流域屈指の透明度を誇る清流で、アウトドア総合メーカーであるモンベルのシャワークライミングスポットに選ばれるなど地域の自慢となっています。
<「集落活動センターなめかわ」の取り組み>
「集落活動センターなめかわ」は、平成30年3月に設立され、地域の自然や伝統を守りながら安心して暮らせる地域でありたい、自慢・強みである風景や生活の営みなどを活かした外部から人を呼び込む「観光・交流」で地域を元気にしたい、という考えのもと、様々な活動を行っています。
<観光・交流の取り組み>
「集落活動センターなめかわ」は、行川沿いに位置するキャンプサイト「ふれあいの里なめかわ」を運営しています。テントが張れるフリースペースに加え、屋根つきのBBQハウスやテント等の貸し出しも行っており、手ぶらでキャンプが楽しめます。
また、キャンプサイトにはピザを焼ける石窯があり、地域のお母さん方のサポートのもと、地元の食材を使った手作りピザ体験ができます。
そのほかにも、地域住民が講師となっての苔テラリウム体験やクリスマスリース作り体験といった植物を利用した体験メニューのほか、もみじ狩り、キャンプイベントといった季節に応じたイベントを多く実施することで、地域の活性化や交流人口の拡大に努めています。その結果、最近は徐々に地域のファンやリピーターも増えてイベントも賑わうようになり、活動の幅が広がってきています。
<今後の動き>
現在「集落活動センターなめかわ」は地元の集会所を利用していますが、更に活動の幅を拡げるため、新拠点の整備に向けて検討を行っています。
令和元年度は、地域の方々の意見を伺いながら新拠点施設の設計を行い、令和3年の営業開始に向けて準備を進めています。新拠点は、下関地区の吉野川と棚田が望める風光明媚な土地に、ウッドデッキや大きな窓を設置した開放感あふれる建物を建設する予定です。建物には多目的スペースを整備し、地元住民による飲食店営業や体験メニューなどを実施することを検討中です。また、地域外の事業者にもレンタルスペースとして貸し出し、飲食やリラクゼーション関係など様々なサービスを行ってもらえるよう計画しており、幅広い年齢層や地域からの集客につなげることを目指しています。
<地域支援企画員の活動内容>
体験メニューをはじめ、様々な活動を行っている「集落活動センターなめかわ」ですが、新拠点の稼働により、さらに活動が拡大していくことが期待されます。
このような集落活動センターの活動をサポートするため、地域支援企画員として補助金等の助成制度の活用に向けた支援や関係機関との調整などはもちろんのこと、日々「集落活動センターなめかわ」のみなさんと情報を共有しながら、提案や課題解決の助言等を行っています。今後とも地域の活動が持続、発展していくよう、地域支援企画員としてしっかりと取り組んでまいります。
【この記事に関するお問い合わせ】
本山町地域支援企画員 電話:0887-70-1050
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