公開日 2020年03月30日
消費者庁には、平成27年1月から令和元年12月までの5年間に組立式家具に関する事故の情報が147件寄せられています。
本棚やベッド、椅子など、組立式の家具を購入し、自分で組み立てる方が多くなってきています。組立式家具は完成品を購入するよりも安価で購入でき、運搬も安易ですが、組立て方が分からず、不適切な組立て中に負傷する事例や、完成後もねじの締付け不足や過剰により一部が破損し転倒した事例などが発生しています。特に、椅子は組立式でなくても骨折などの重大な事故につながることが多く、部品の破損が無いか確認する、ねじの緩みを防ぐため増し締めを行う等、取扱いに対し注意が必要です。また、配送業者等による組立てサービスを利用した場合でも、事故が発生していることに注意しましょう。
事故を予防するためには、以下の点に注意しながら組立てを行い、その後も点検しながら使用することが大切です。
(1)組立て前に、部品がそろっているか、傷等がないか確認しましょう。
(2)組立説明書をよく読み、完成図を確認しましょう。
(3)組立て時は作業スペースを広めに確保しましょう。
(4)組立て中の指挟み等に注意しましょう。
(5)組立て後も、ねじ等の緩みがないか、定期的に点検しましょう。
消費者庁ウェブサイト
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_030/
公表資料
別添200325【組立式家具に関するけがにご注意ください】[PDF:378KB]
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