公開日 2021年09月13日
8月6日(木)に高知南警察署の主催による、自転車乗車時のヘルメット着用をテーマにした講演会が開催されました。
当日は、中学生、高校生、教職員、地域の方112名の参加がありました。
講師の塩見絵里香さんは、ご自身のお子様が自転車乗車中に交通事故に遭い、一時意識不明の重体になった経験をされた方で、
ご自身の体験を踏まえ「自転車乗車時のヘルメット着用の必要性・重要性」について講演を行っていただきました。
【みんなでヘルメットを被るための、グループ・ディスカッション】
講演後に行った、グループ・ディスカッションでは、
①ヘルメットを被るためには、何が必要か?
②みんなで被るためには、どうすればよいか?
について、参加者で話し合いました。
中学生、高校生からは、
「みんなで被る日を設定する。」
「校則でヘルメットを着用しなければならないと決まっていたら着用する人は増えると思う。」
「ヘルメットを着用することにより、命を守ることができることを伝える。」
「まずは、自分が着用し、まわりに呼びかけることが大事だと思う。」
「ヘルメットを着用している時と、着用していない時の危険度の違いをもっと知ってもらう。」
「ヘルメットには、様々なデザインがあることをもっと広めて、ヘルメットはダサイというイメージをなくす。」
「学校で販売するなど、入手できる機会を増やす。」
「交通ルールを守ることは他者の命を守ること、さらに自分の命を守ることを伝えていかなければならない。」
「今回のような講演会を定期的に開催してほしい。」
など、様々な意見が出され、参加者による活発な話し合いが行われました。
【事故の衝撃を実感】
実際に自転車乗車中に事故にあった人(大人)がかぶっていたヘルメットも展示しました。
壊れたヘルメットの形状から、事故発生時に頭部が受ける衝撃の大きさがうかがえます。
講演に続いて、高知南警察署の交通課長さんから、県内の自転車交通事故状況について、
説明がありました。
「自転車乗車時の死者の致命傷は頭部が66%、ヘルメット非着用での自転車乗車時の致死率は、
ヘルメット着用時に比べ、3.3倍高くなる。(平成29年警察庁統計)」という説明もあり、
ヘルメットを着用していたからこそ命が助かったことが実感できるものでした。
今日の講演会を通して、事故にあった方や保護者の体験談、交通事故の状況(データ)を聞き、生徒同士がヘルメット着用について、
本音で話し合ったり、ヘルメットを試着したりすることで、一人一人が真剣に考える良い機会となりました。
命を守るヘルメット! ~みんなあでかぶろうや~
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