公開日 2021年07月02日
更新日 2024年03月26日
吉野ダム及び杉田ダムの地震に対する安全性について
目的
平成23年3月の東北地方太平洋沖地震の発生を契機に、南海トラフ沿いで発生する地震の規模が見直され、平成24年8月に、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波を想定した、新たな震度分布・津波浸水予測が内閣府から示されました。
こうした状況や、ダムの安全性の確保に対する県民の関心が従来にも増して高まっていることから、大規模地震に対する各ダムの耐震性能を照査し、安全性の検証を行うこととしました。
確認方法
国の「大規模地震に対するダムの耐震性能照査指針(案)・同解説」に基づき、東北地方太平洋沖地震の新たな知見を踏まえるとともに、想定地震の設定等については、国土交通省国土技術政策総合研究所及び独立行政法人土木研究所の専門家からも助言や評価をいただきながら、ダム本体及びゲート等の付属施設について耐震性能を確認しました。
想定地震の設定
吉野ダム及び杉田ダム周辺における活断層及び海溝型地震の十分な調査を行い、その結果、南海トラフ巨大地震(マグニチュード9.0)をダムへの影響が最も大きい地震と設定しました。
結果
最大クラスの南海トラフ巨大地震が発生しても、吉野ダム及び杉田ダムでは、問題となる損傷は発生しないことが確認できました。
H31.3ダムの耐震性能について(吉野ダム・杉田ダム)[PDF:3MB]
なお、杉田ダムについては、上記照査結果に沿って、耐震性能を確保できる水位で運用しています。
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