公開日 2024年02月14日
本日、宿毛市の採卵鶏農場において、家畜伝染病である高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されました。
なお、日本では、これまで家きん肉及び家きん卵を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染した事例は報告されていません。
1 農場の概要
所在地:高知県宿毛市
飼養状況:採卵鶏(約3.2万羽)
2 経緯
(1)令和2年(2020年)12月15日(火)、当該農場管理者から西部家畜保健衛生所に「死亡羽数の増加」との連絡がありました。
(2)同日、西部家畜保健衛生所が立入検査を行い、簡易検査を実施したところ、13羽中11羽(死亡鶏11羽中11羽、生存鶏2羽中0羽)の陽性を確認しました。
(3)昨日から、中央家畜保健衛生所において遺伝子検査を行い、本日その結果を農林水産省に送付したところ、H5亜型であり、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であると判定されました。
3 今後の対応
疑似患畜の確定を受け、昨日の第1回高知県高病原性鳥インフルエンザ危機管理本部会議で確認された対応方針に基づき、初動防疫を開始します。
(1)「高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」(令和2年7月1日農林水産大臣公表)に基づき、当該農場の飼養家きんのと殺および埋却、移動制限区域の設定等の必要な防疫措置を迅速かつ的確に実施。
(2)感染拡大防止のため、発生農場周辺の消毒を強化し、主要道に消毒ポイントを設置し畜産関係車両の消毒を開始。
4 その他
(1)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むようご協力をお願いします。特に、ヘリコプターやドローンを使用しての取材は防疫作業の妨げとなるため、厳に慎むようお願いします。
(2)今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。
詳細は添付のプレスリリースを御覧ください。
この記事に関するお問い合わせ
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