新型コロナワクチン接種の効果と副反応について

公開日 2024年02月16日

更新日 2024年07月30日

ワクチン接種にあたっては、効果(有効性)と副反応のリスクを十分にご理解いただいた上で接種を行ってください。
※特例臨時接種は、令和6年3月31日をもって終了しました。※

ワクチン接種の効果

 令和5年秋開始接種における新型コロナワクチン接種は、主にオミクロンXBB.1.5対応1価ワクチンを使用します。(特例臨時接種は、令和6年3月31日をもって終了しました。)

現在(令和5年7月時点)開発中のXBB.1.5対応1価ワクチンは、非臨床試験(マウスを用いた試験)において、
オミクロンXBB.1.5に対して現行2価ワクチンよりも高い中和抗体価を誘導することが報告されています。今後のワクチン接種については、
オミクロンXBB.1系統の株に対応したワクチンを用いることで、より高い中和抗体価の上昇等が期待されることから、
重症化予防効果はもとより、発症予防効果の向上が期待されると考えられています。

こうした科学的知見をもとに、厚生労働省の審議会で議論した結果、令和5年秋以降の接種では、
国内外の流行状況や今後の開発状況を踏まえて、よりオミクロンXBB.1系統の株に対応したワクチンを選択することとし、
薬事承認されたオミクロンXBB.1.5対応1価ワクチンの使用を基本にしております。
(厚生労働省 新型コロナワクチンについて(新型コロナワクチンQ&A)を基に作成)

 ワクチンの有効性等に関する詳細は、以下のURLよりご確認ください。

 ① 新型コロナワクチンQ&A (厚生労働省 新型コロナワクチンについて)
 ② 新型コロナワクチンの有効性・安全性について(厚生労働省ホームページ)

 

ワクチン接種の副反応

 ワクチンを接種後、数日以内に副反応とみられる症状が出る場合があります。

 ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチンともに安全性を確認した上で世界各国で接種されていますが、副反応といわれる症状が出る場合があります。

 副反応には接種部位の痛みや発熱、倦怠感などがあり、1回目の接種よりも2回目の方が頻度が高いことが多いです。これは1回目の接種でいくらか免疫がつくことで、2回目の接種の免疫反応が強く起こりやすくなるためです。ワクチン接種後の発熱や痛みに対しては、医師が処方する薬以外にも、市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン等)で対応いただくことができます。
 接種後、副反応の症状が続く場合や症状が強い場合、まずはかかりつけ医等の身近な医療機関を受診してください。
 受診先の医療機関において対応が困難と判断した場合には副反応専門病院(高知大学医学部付属病院)に紹介を行い、受診できる体制を整えています。
 副反応専門病院の受診の流れ[PDF:227KB]  ※副反応専門病院への直接の問い合わせはお控えください。

 

 また、接種後、数日から1週間ほど後に接種した腕にかゆみや痛み、腫れなどの症状が出る場合がありますが、かゆみがある場合は冷やしたり市販の抗ヒスタミン剤やステロイドの外用薬を塗ることで症状が軽くなります。ほとんどの症状は数日以内に回復していくため過度に心配する必要はありません。

 なお、ごくまれですが、接種直後に起こるアレルギー反応(アナフィラキシー)も報告されています。
 ※アナフィラキシーが起こってもすぐに対応できるように接種会場や医療機関では適切な体制を整えています。

 
副反応に関する詳細は、下記のURLをご確認ください。
 ① 新型コロナワクチンの副反応について(厚生労働省ホームページ)
 ② 新型コロナワクチンQ&A (厚生労働省 新型コロナワクチンについて)
 
 

健康被害救済制度について

予防接種の副反応による健康被害は、極めて稀ですが、不可避的に生ずるものですので、接種に係る過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するものです。
健康被害救済制度の申請先は、お住まいの市町村です。

予防接種健康被害救済制度について(厚生労働省ホームページ)

予防接種健康被害救済制度の申請件数について(令和3年2月17日から令和6年7月22日現在までの累計) 

  申請(※) 認 定 否 認
件  数 62 34 12

うち死亡一時金

または葬祭料にかかる件数

8

4 2

※高知県から厚生労働省に進達した件数

 

厚生労働省疾病・障害認定審査会における審議結果(厚生労働省ホームページ)

この記事に関するお問い合わせ

高知県 健康政策部 健康対策課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: がん・企画担当 088-823-9674
難病担当 088-823-9678
088-823-9684
感染症担当 088-823-9677
新興感染症担当 088-823-9092
ファックス: 088-873-9941
メール: 130401@ken.pref.kochi.lg.jp

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