公開日 2022年03月04日
県民の皆さまへのメッセージ
新型コロナウイルス感染症の急拡大を受け、先月12 日に本県に適用された「まん延防止等重点措置」は、明後日6日(日)に期限を迎え、解除される運びとなりました。
県内の感染状況は、1週間単位の新規感染者数を見ると、ピーク時に比べて約25%の減少になっていますが、最近は、やや下げ止まりの傾向があり、再拡大の懸念があることに留意が必要です。
一方で、県の対応を検討する際に最も重視している病院のベッドの占有率は、医療提供体制のひっ迫度合いを示す指標です。
この占有率は、30%台前半の水準で安定的に推移しており、重症者の病床についても、30%前後で推移し安定しています。
この水準の40%が「まん延防止等重点措置」を要請するときの一つの目安になりますが、これを相当下回り、安定しているのが現在の動向です。
また、全国の感染状況と比較しても、本県の新規感染者数や病院のベッドの占有率は、比較的下位の方に位置しています。
こうした状況を踏まえ、本県の重点措置については、6日の期限をもって解除していただくことを国に対して要請し、本日、政府の対策本部で解除が決定される運びとなっています。
当初設定された期限で解除の運びになりましたのは、県民・事業者の皆さまのご努力、ご協力のおかげです。
おかげさまで、この感染急拡大に歯止めがかかり、医療崩壊の恐れも大きく軽減されました。この間の皆さまのご協力に厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
そして、県民生活、社会経済活動に関して、大きな制約がかかる重点措置は解除されることになりましたが、現在の感染状況を見ると、新規感染者数は、下げ止まりから再拡大の兆しが見られる状況にあるこを心配しています。
そのため、重点措置が解除された後も、県民の皆さまには、気を緩めることなく、引き続き十分な警戒をお願いします。
県民の皆さまには、次の2点についてお願いいたします。
<感染防止対策の徹底>
ここ数日の感染状況を見ると、医療に大きな負荷のかかる高齢者の方の感染割合は減少傾向にありますが、感染の主体が再び若い世代に移り、学校におけるクラスターも再び増加しており、再拡大のおそれは若い世代の感染拡大がキーワードになっています。
家庭内の感染などを通じて、若い方からリスクの高い高齢者の方などに感染が拡大するのは最も懸念すべきシナリオであり、こうしたことにならないよう、県民の皆さまには、今一度、感染防止対策の徹底を
お願いします。
感染の再拡大を防ぎ、早期に感染を収束させるため、ここで手綱を緩めることなく、県民の皆さまお一人お一人が、マスクの着用などの基本的な感染防止対策を引き続き徹底するよう、あらためてお願いします。
もう1 点は、クラスターの発生防止に関する対策です。
特に、クラブ活動など、学校における集団活動の場においては、これまで以上に感染防止対策への意識を高めていただき、再び学校でクラスターが発生しないよう十分留意いただきたいと思います。
また、一時期よりは減少していますが、医療機関、高齢者施設などのクラスターもなお散発的に発生しています。
こうした施設についても、引き続き、感染防止対策を強化いただくよう重ねてお願いします。
<ワクチン接種>
第6波の感染収束に向けては、3回目のワクチン接種の加速が成否の鍵を握ると考えています。
2回目の接種から6か月以上が経過し、市町村から接種の案内が回ってきた際には、できるだけ早く3回目の追加接種を行うよう、あらためてお願いします。
県民の皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
県内の感染状況を踏まえた対応方針、県民・事業者の皆さまへのお願い
「感染症対応の目安」におけるステージ:特別警戒(赤)(令和4年3月4日時点)
3月7日からのお願い(3月21日まで)
○県民の皆さまへ
(1)不織布マスクの正しい着用、3密の回避、十分な換気対策、こまめな手指消毒をはじめとした基本的な感染防止
対策を徹底してください(特に重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方、ワクチン未接種の方)。
(2)家庭内での感染事例が多く報告されています。部屋の換気、共有部分の消毒、タオルや食器の共用を避けるなど、
家庭での感染防止対策の徹底をお願いします。特に重症化リスクの高い方々と同居している家庭では、家庭内におい
ても会話の際などには、マスクの着用をお願いします。
(3)接触確認アプリ「COCOA」をインストールしましょう。
(4)感染者やその家族、医療従事者等に対し、誹謗中傷や差別的な行為を行わないようにしてください。
(5)症状のある方は、検査協力医療機関での受診をお願いします(行政検査として無料)。
また、無症状でもご不安のある方は、県が設置する検査会場や薬局等で無料検査を受けることができます。
(6)ワクチンの3回目接種により、発症や重症化を防ぐ効果が回復するとされています。メーカーにこだわることなく、できるだけ早期に
3回目のワクチン接種をお願いします。
○事業者の皆さまへ
(1)業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策(特に、従業員のマスク着用)を徹底していただくようお願いします。
(2)特に、酒類を提供する飲食店やスポーツ施設の管理者の皆さまは、ガイドラインの遵守をお願いします。
(3)在宅勤務(テレワーク)や休暇取得の促進等により、出勤者数削減の取組を推進していただくようお願いします。
(4)時差出勤等、人との接触機会を低減する取組を推進していただくようお願いします。
(5)医療機関や高齢者施設においては、感染防止対策の徹底・レベルアップをお願いします。
1 会食について
(1)同一グループの同一テーブルでの会食は4人以下(※1、2)とし、時間は、2時間以内にしていただくようお願いします。
飲食店での会食にあたっては、できる限り「高知家あんしん会食推進の店」の認証店を利用していただくようお願いします。
※1 同居の家族のみの会食は、人数制限の対象としません。
※2 認証店では、利用者に対する全員の陰性が確認された場合は、「5人以上の会食」も可能(注)とします。
(2)会話が主となる時間帯には、できる限りマスクの着用を励行するなど、飛沫感染の防止に努めてください。
(3)特に、飲酒の場などでの「献杯・返杯」や「大声での会話」、「マスクを外してのカラオケ」など、感染リスクの高い行動は、
控えるようお願いします。
(注)全員の陰性確認により、制限の緩和を希望する認証店は、県への届出が必要です。
2 外出について
(1)外出の際には、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
(2)混雑した場所、換気の悪い場所や感染対策が十分でない施設など感染リスクが高い場所への外出は極力控えてください。
3 他県との往来について
(1)「まん延防止等重点措置の対象地域(東京都等18都道府県)」など、感染拡大地域との往来は極力控えてください。
(2)発熱などの症状がある方や体調の悪い方は、他県との往来を控えてください。
4 イベント等について
開催にあたっては、以下の点に注意したうえで、業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策を徹底してください。
(1)参加人数が5,000人超かつ収容率50%超のイベント開催については、県へイベント開催の2週間前までに「感染防止安全計画」を提出してください。
「感染防止安全計画」を策定し、県による確認を受けたイベントは、人数上限は収容定員までかつ収容率の上限を100%とします。 ※「大声なし」が前提
(2)(1)以外のイベントの人数上限は、5,000人又は収容定員50%以内のいずれか大きい方とします。
収容率は、「大声なし」のイベント等は100%、「大声あり(注)」のイベント等は50%とします。
※収容率と人数上限でどちらか小さいほうを限度(両方の条件を満たす必要)
感染防止策等を記載した「チェックリスト」を作成して、ホームページ等で公表し、イベント終了日から1年間保管してください(県への提出は不要です)。
5 県立施設等について 業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策を徹底したうえで、通常どおり開館しています。
6県立学校について
(1)ICTを活用した学習活動
濃厚接触者となり登校できない生徒等について、ICT端末を活用して学習活動の継続ができる取組を推進します。
(例:授業やホームルームへの参加、課題の送付など)
(2)部活動は、土日等は原則禁止し、平日も週3日以内で1日あたり2時間までに制限します。
また、県内外における練習試合等は禁止します。
(3)補習は、感染防止対策を徹底したうえで、人数制限やオンラインの活用など工夫して実施します。
(注)大声を「観客等が通常よりも大きな声量で、反復・継続的に声を発すること」と定義し、これを積極的に推奨する又は必要な対策を十分に施さないイベントは「大声あり」に該当するものとします。
オミクロン株の特徴を踏まえた感染防止策について
感染力が強いオミクロン株の特徴を踏まえ、学校、保育所等、高齢者施設、事業者等においては、
以下のとおり、感染防止策を強化していただくようお願いします。
【学校等における主な対策】
○ 特に、音楽における室内近距離で行う合唱やリコーダー等の演奏、体育における児童生徒が密集する運動等の感染リスクが高い
教育活動については、基本的には実施を控える。
○ 児童生徒等の発達段階等を踏まえた時差登校や分散登校、オンライン学習を組み合わせたハイブリッドな学習形態の実施。
【保育所等における主な対策】
○ できるだけ少人数のグループに分割するなど、感染を広げない保育の実践。
○ 保護者が参加する行事の延期等を含めて大人数での行事を自粛。
○ 発育状況等からマスクの着用が無理なく可能と判断される児童については可能な範囲でマスク着用を推奨。
(ただし、2歳未満児のマスク着用は奨めず、低年齢児については特に慎重に対応)
○ マスクを着用する場合には、子どもの体調変化に十分注意するほか、本人の調子が悪い場合などは無理して着用させる必要は
ないこと。また、一律に着用を求めたり、児童や保護者の意図に反して実質的に無理強いしないこと。
【高齢者施設における主な対策】
○ 利用者及び従事者に対するワクチン追加接種を速やかに実施
○ マスク着用、送迎時の窓開け等、「介護現場における感染対策の手引き」に基づく対応を徹底。
○ 面会者からの感染を防ぐため、オンラインによる面会の実施も含めて対応を検討。
○ 通所施設においては、動線の分離など、感染対策を更に徹底。
【事業者における主な対策】
○ 職場への出勤に関して、在宅勤務(テレワーク)の活用等による出勤者数の削減の目標を前倒しで設定。
○ 休憩室、更衣室、喫煙室等における飲食や会話の自粛、使用人数に応じた定期的な換気、三密回避を徹底。
○ 食堂や寮など、職員の交わりが想定される場面での対人距離の確保、適切な換気、共有部分の消毒を徹底。
○ 事業継続が求められる業種に係る業務継続計画(BCP)の確認等を進める。
この記事に関するお問い合わせ
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防災担当 | 088-823-9320 | |
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