公開日 2022年03月24日
これまでの経緯
物部川の上流域では、平成5年の山火事や生態系変化によるシカの食害増加により森林の荒廃が進行しており、特に平成16年及び平成17年の台風被害による大規模な山腹崩壊やダムへの土砂流入等により濁水長期化が問題となりました。このため、平成17年度に高知県が主体となり、学識者、国(国土交通省、林野庁)、物部川漁業協同組合で構成する「物部川濁水対策検討会」を組織しました。更に、平成19年度からは流域住民の声も反映されるよう流域3市の市長も参画し、これまで約15年間にわたり、濁水の実態把握、監視を実施するとともに、具体的な濁水軽減対策に向け、発生源及びダム貯水池において対策を実施してきました。
物部川における総合的な土砂管理の検討(令和2年度~令和3年度)
令和2年度に開催した「第16回物部川濁水対策検討会」において、濁水長期化の問題を解決するためにも、上流から海岸域までの土砂動態の把握及び土砂が流下しないことによる環境上のリスクの整理、総合的な土砂管理の推進が必要であるとの意見が出されました。
そこで、令和3年度には「物部川における総合的な土砂管理の検討」を実施できるよう、「物部川濁水対策検討会設置運営要領」を改定し、専門家や関係者の意見や考え方を取り入れるため、「物部川清流保全推進協議会」の委員、土砂管理及び海岸の専門家、物部川流域の関係者として山田堰井筋及び物部川土地改良区、香美及び物部森林組合、高知県漁業協同組合を追加して、現地視察や議論を行ってきました。
第18回検討会(R3.11.22:現地視察) |
第19回検討会(R4.1.18) | 第20回検討会(R4.2.18) |
「とりまとめ報告書」について
物部川濁水対策検討会におけるこれまでの議論を踏まえ、山地から海岸までを一体的に捉えた物部川全体の濁水対策を含む総合的な土砂管理に対する基本的な考え方について、以下の提言がとりまとめられました。
物部川濁水対策検討会_とりまとめ報告書 概要版[PDF:277KB]
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