高知広域都市計画区域の市街化区域と市街化調整区域との区分（区域区分）に関する都市計画については、昭和45年に当初決定以降、昭和54年、昭和61年、平成４年、平成12年、平成24年の計５回の定期見直しを行ってきました。この定期見直しにより、市街化区域内の重点整備に努め、市街化調整区域では開発許可制度の厳正な運用を行い、人口が増加する中においても、適正な市街地の形成を図ってきたところです。
　しかしながら、本区域においては、平成12年を境として人口が減少局面に移行し、今後も更なる人口減少が見込まれることから、中心市街地の空洞化や空家・空地の増加に伴う都市活力の低下などの問題に加え、税収の減少による都市基盤整備への投資可能額の縮小、さらには、既存都市施設更新費用等の維持管理コストの増加も予想され、健全な都市運営への影響も懸念されるところです。
　このような状況を踏まえ、平成30年に策定した「高知広域都市計画区域マスタープラン」に基づき、人口減少下でのまちづくりにおける都市計画として、第６回の区域区分の見直しを行いました。

２　都市計画の縦覧について