公開日 2024年02月22日
更新日 2024年10月07日
土佐和紙とは
土佐和紙は、一千年余の歴史を誇り、日本三大和紙の一つに数えられる本県の伝統的工芸品です。
かつては障子紙をはじめ、身の回りの生活用品に用いられ、人々の暮らしを支えた土佐和紙ですが、現在では、新たにアート作品、日用雑貨など、さまざまな形でその魅力、歴史を紡いでいます。
また、その種類の豊富さと品質の良さから、書道用紙はもとより絵画・版画などの美術用紙、美術品や文化財の修復用紙としても高い評価を得ており、世界中で使用されています。
土佐の手仕事図録(高知県伝統的工芸品等デジタルパンフレット)
土佐和紙総合戦略
■土佐和紙総合戦略の策定(H30~R4)
土佐和紙の歴史と伝統を後世に伝えるため、生産農家の高齢化等による県内産原料の不足、和紙生産者の後継者育成、流通販売、文化伝承など、土佐和紙が抱える様々な課題を解決するため、県では庁内に部局横断型のプロジェクトチームを立ち上げ、県庁を挙げて取り組むこととし、平成30年10月に土佐和紙総合戦略(以下「第1期戦略」という。)を策定いたしました。
※令和2年度には、取り組みのPDCAをさらに回していくため、庁内だけでなく市町村や関係団体の皆様を委員とした土佐和紙振興対策推進会議(以下「全体会議」という。)を新たに立ち上げました。
■第2期土佐和紙総合戦略の策定(R5~R9)
第1期戦略では、土佐和紙の抱える課題解決に向けた取り組みを行うことができましたが、新たな課題等の発見、また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響の受け、イベントの中止などによる土佐和紙の需要の落ち込みや行動制限など、各基本方針の取り組みが思うように進まないこともあり、課題の解決に向けた取り組みまで至っておらず、今後、より一層取り組みを充実させるため、第2期土佐和紙総合戦略(以下「第2期戦略」という。)を策定いたしました。
<第2期戦略の方向性>
第1期戦略では、全体目標として生産額を設定し、その達成に向けた4つの各基本方針により取り組みを進めてきましたが、第2期戦略は、この全体目標を引き続き設定するとともに、基本方針ごとにKPI(指標)を設定しました。(併せて、基本方針の再整理を行い、第2期戦略では3つの基本方針を設定して取り組みを推進します。)
※第2期戦略では、より緻密な進捗管理を行うために、全体会議に加え、新たに基本方針ごとのプロジェクトチーム(以下「PT」という。)を編成し、課題解決に向けた個々の取り組みを推進します。
土佐和紙総合戦略推進会議
令和5年度
令和6年度
問い合わせ先
高知県商工労働部工業振興課 地場産業担当
TEL:088-823-9720
この記事に関するお問い合わせ
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