令和4年7月13日知事メッセージ(第47回高知県新型コロナウイルス感染症対策本部会議)

公開日 2022年07月13日

県民の皆さまへのメッセージ

現在、全国的にコロナの感染が急速に再拡大しています。政府コロナ分科会の尾身会長は、全国的に第7波に入ったとの認識を示しており、感染急拡大の理由として、オミクロン株の新しい系統BA.5の拡大や、ワクチン接種から時間が経過をしてきたことによる効果の低下などを挙げられています。本県においても、詳細な分析は来週以降にならないと判明しませんが、こうしたBA.5の影響による市中感染が拡大していく可能性は高いと考えています。本県の状況をあらためて振り返ってみると、5月の連休後に感染者が一時的にかなり増加しましたが、5月下旬には減少に転じ、下げ止まりの状況が続いていました。しかしながら、6月末から感染者が再拡大しており、今週に入って、1日の新規感染者数が300人を超え、本日の感染者数は過去最多となる370人を記録するに至りました。こうした全国の状況、県内の新規感染者数の状況を見ると、本県も感染の第7波の入口に差しかかっている状況にあると言わざるをえないと考えています。ただし、県内では、中等症や重症の患者数は、かなり限られており、医療提供体制がひっ迫している状況にはありませんので、現時点で新たな行動制限を県民の皆さまにお願いすることは考えておりません。しかしながら、今週末の3連休、夏休みといった人の移動が多くなる時期を控えており、今後、新規感染者がさらに急増すると、結果的に高齢者の方々の感染も増えて、医療提供体制への負荷が高まり、医療提供体制がひっ迫をする事態を招きかねないことを懸念しています。したがって、県民の皆さまには、コロナ感染に対して、十分警戒していただき、引き続き、基本的な感染防止対策を徹底していただくよう、あたらめてお願いいたします。具体的には、従前からお願いしております、「不織布マスクの着用」、「三密回避」、「十分な換気対策」、「こまめな手指消毒」をはじめとした基本的な感染防止対策の徹底を、あらためてお願いします。特に、暑い時期になり、エアコンを利用する場面が多くなりますが、エアロゾル感染の懸念などもBA.5については言われていますので、定期的に換気をして空気を入れ替えることを心がけていただくよう、お願いします。発熱やのどの痛みといった症状を自覚された方は、通勤、通学や外出を控えていただき、検査協力医療機関での受診をお願いします。この検査は、行政検査として無料です。無症状であっても感染に不安を感じている方や、感染が急拡大している地域を往来して不安を感じる方、そうした方々に関しては、県が設置する検査会場や薬局など、県内の170ヶ所で無料検査を受けることができますので、積極的に活用してください。会食の機会などにおいては、会話が主となる時間帯にマスクを着用する「マスク会食」を励行していただくことが、安全安心のために極めて効果的です。また、多人数での会食などの際に、感染防止を徹底したいという場合には、無料検査を活用し、陰性を確認した上で、会食を行うといった対応をご検討いただきたいと思います。県内では、依然としてワクチン接種率の低い40代以下の方の感染が主流となっています。今後、夏休みなどによって、活動が活発化する前に、3回目の接種を終えられていないすべての県民の皆さまは、早期のワクチン接種をお願いします。副反応が心配な方は、比較的副反応が弱いとされている「ノババックス」のワクチンを選ぶこともできますので、積極的な接種をお願いいたします。また、重症化リスクの高い60歳以上の方や18歳以上で基礎疾患をお持ちの方などについては、速やかな4回目のワクチン接種をお願いいたします。連日、高齢者施設や医療施設、乳幼児施設、学校でクラスターが発生しています。これまでもお願いしてきましたが、日頃からの基本的な感染防止対策の徹底とあわせて、こうした施設に従事されている方々には、体調管理に万全を期して、十分留意していただくようお願いします。現在、感染者数が再拡大の局面に転じていますが、いたずらに心配して社会経済活動を止めてしまうのではなく、感染対策をしっかりと講じた上で、必要な社会経済活動は行っていくという考え方で、引き続き対応をお願いします。また、重症化リスクの高い高齢者の方々が感染すると、医療への負荷が高まりますので、この機会にあらためて、高齢者の方々を感染から守っていくという点について、皆さまに徹底をお願いいたします。

 

県民の皆さまへのお願い あらためて対策の徹底を! 

○ 全国的に感染が急拡大しており、本県でも過去最多の感染者が確認されました。
○ 今後、3連休や夏休みにより、人の移動が多くなることが想定されますので、今一度、基本的な 感染防止対策の徹底をお願いします。
1 お一人お一人が基本的な感染防止対策の徹底を! ・「不織布マスクの正しい着用」 「3密の回避」 「十分な換気」 「手指消毒」を徹底してください。
2 症状のある方は医療機関で受診を! ・発熱、喉の痛みなどの症状がある方は、通勤、通学や外出を控えていただくとともに、検査協力医療機関での 受診をお願いします。
3 積極的な無料検査の活用を! ・無症状でも感染に不安を感じる方は、県が設置する検査会場や薬局等、県内170か所で無料検査を受ける ことができます(お盆休み期間は拡充予定)。
4 早期のワクチン接種を! ・夏休みなどにより活動が活発化する前に、3回の接種を終えられていないすべての県民の皆さんは、早期の ワクチン接種をお願いします。 ・ワクチンの4回目接種について、対象となる60歳以上の方や18歳以上で基礎疾患を有する方等は、 速やかなワクチン接種をお願いします。
5 クラスター対策の徹底を! ・高齢者施設や医療施設、乳幼児施設、学校等については、引き続き基本的な感染防止対策を徹底する とともに、施設等の従事者の方は、日頃から体調管理にも留意してください。

 

県内の感染状況を踏まえた対応方針、県民・事業者の皆さまへのお願い

「感染症対応の目安」におけるステージ:警戒(オレンジ)(令和4年7月13日時点)

7月1日からのお願い(7月31日まで)

○県民の皆さまへ
(1)不織布マスクの正しい着用(別紙「屋外・屋内でのマスク着用について」、「子どものマスク着用について」を参照)、3密の回避、十分な換気 対策、こまめな手指消毒をはじめとした基本的な感染防止対策を徹底してください(特に重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方、 ワクチン未接種の方)。
(2)家庭内では、部屋の換気、共有部分の消毒、タオルや食器の共用を避けるなど、感染防止対策の徹底をお願いします。特に重症化リスクの 高い方々と同居している家庭では、家庭内においても会話の際などには、マスクの着用をお願いします。
(3)接触確認アプリ「COCOA」をインストールしましょう。
(4)感染者やその家族、医療従事者等に対し、誹謗中傷や差別的な行為を行わないようにしてください。
(5)発熱、喉の痛みなどの症状のある方は、検査協力医療機関での受診をお願いします(行政検査として無料)。 また、無症状でもご不安のある方は、県が設置する検査会場や薬局等で無料検査を受けることができます。
(6)ワクチンの3回目接種により、発症や重症化を防ぐ効果が回復するとされています。メーカーにこだわることなく、できるだけ早期に3回目のワクチン 接種をお願いします。 現在、県内では3回目の接種率が低い若い世代を中心とした感染が続いています。若い世代の方々は積極的に3回目のワクチン接種を お願いします。 感染時の重症化予防を目的としたワクチンの4回目接種について、対象となる60歳以上の方や18歳以上で基礎疾患を有する方等は、 速やかなワクチン接種をお願いします。

○事業者の皆さまへ
(1)業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策(特に、従業員のマスク着用)を徹底していただくようお願いします。
(2)室内の十分な換気、こまめな手指消毒、共有部分の消毒など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
(3)在宅勤務(テレワーク)や時差出勤等、人との接触機会を低減する取組を推進していただくようお願いします。
(4)医療機関や高齢者施設においては、感染防止対策の徹底・レベルアップをお願いします。

1 会食について
(1)会食時においても、不織布マスクの正しい着用、3密の回避、十分な換気対策、こまめな手指消毒をはじめとした基本的な感染防止対策を徹底 してください。
(2)可能な範囲で規模を縮小し、可能な範囲で時間を短縮いただくようお願いします。
(3)会話が主となる時間帯には、できる限りマスクの着用を励行するなど、飛沫感染の防止に努めてください。
(4)多人数での会食など、感染防止の必要性が高い場合には、参加者全員について、「3回目のワクチン接種歴の確認」又は「抗原定性検査(※)による陰性確認」をした上で、実施することを推奨します。 ※県内にお住まいの方は、県が設置する検査会場等で無料の検査を受けることができます。
(5)飲食店を利用する際は、できる限り「高知家あんしん会食推進の店」の認証店を利用していただくようお願いします。
(6)特に、飲酒の場などでの「献杯・返杯」や「大声での会話」、「マスクを外してのカラオケ」など、感染リスクの高い行動は、控えるようお願いします。

2 外出について
(1)外出の際には、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
(2)混雑した場所、換気の悪い場所や感染対策が十分でない施設など感染リスクが高い場所への外出は極力控えてください。

3 他県との往来について
(1)他県へ移動する際は、会食時の対応を含め移動先の都道府県知事が出している要請(※)に沿って行動してください。 ※例えば、沖縄県は旅行等の来訪者に対して、「ワクチンの3回目接種」又は「抗原定性検査等による陰性確認」を呼びかけています。
(2)発熱などの症状がある方や体調の悪い方は、他県との往来を控えてください。
(3)特に、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方と接する機会がある場合など、感染防止の必要性が高い場合には、 事前に「ワクチンの3回目接種」又は「抗原定性検査等による陰性確認(※)」することを推奨します。 ※県内にお住まいの方は、県が設置する検査会場等で無料の検査を受けることができます。

4 イベント等について
開催にあたっては、以下の点に注意したうえで、業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策を徹底してください。
(1)参加人数が5,000人超かつ収容率50%超のイベント開催については、県へイベント開催の2週間前までに「感染防止安全計画」を提出してください。   「感染防止安全計画」を策定し、県による確認を受けたイベントは、人数上限は収容定員までかつ収容率の上限を100%とします。※「大声なし」が前提
(2)(1)以外のイベントの人数上限は、5,000人又は収容定員50%以内のいずれか大きい方とします。 収容率は、「大声なし」のイベント等は100%、「大声あり(注)」のイベント等は50%とします。 ※収容率と人数上限でどちらか小さいほうを限度(両方の条件を満たす必要) 感染防止策等を記載した「チェックリスト」を作成してホームページ等で公表し、イベント終了日から1年間保管してください(県への提出は不要です)。 (注)大声を「観客等が通常よりも大きな声量で、反復・継続的に声を発すること」と定義し、これを積極的に推奨する又は必要な対策を十分に施さないイベントは「大声あり」に該当するものとします。

5 高齢者が入院・入所している施設について
(1)利用者及び従事者に対するワクチン追加接種を速やかに実施してください。
(2)マスク着用、送迎時の窓開け、発熱した従事者の休暇等、「介護現場における感染対策の手引き」に基づく対応を徹底してください。
(3)従事者からの感染を防ぐため、従事者の方は、日頃から基本的な感染防止対策を徹底するとともに、体調管理に留意してください。
(4)面会者からの感染を防ぐため、オンラインによる面会の実施も含めて対応を検討してください。
(5)通所施設においては、動線の分離など、感染対策を更に徹底してください。

6 乳幼児施設について
(1)できるだけ少人数のグループに分割するなど、感染を広げない保育を実践してください。
(2)保護者が参加する行事の延期等を含めて、十分な感染対策が取れない場合は、大人数での行事は控えるようお願いします。
(3)発熱等の症状がある児童の登園は控えていただくよう徹底してください。
(4)発熱等の症状がある職員の休暇取得の徹底や、職員に対する早期のワクチンの追加接種等を行ってください。

7 学校・部活動について
(1)咳や咽頭痛、発熱等の症状が少しでも現れた場合には、速やかに医療機関を受診してください。
(2)熱中症のリスクが高いことが想定される登下校時や体育の授業及び運動部活動等においては、マスクの着用は必要ありません。 ただし、マスクを外す際は、周囲の者と十分な距離を取る・換気を徹底するなど感染症対策を講じてください。
(3)特に、次の感染対策の徹底をお願いいたします。
  ・食事の場面では黙食を徹底し、食事の後に会話をする際にはマスクを着用してください。 ・更衣室での会話を控えるようお願いします。

県立学校の部活動について
(1)活動時間は、平日は2時間程度、週休日等は3時間程度とします。 ただし、1ヶ月以内に公式戦・発表会等の出場が決まっている部活動については、校長が認めた場合、平日は3時間程度、 週休日等は4時間程度とします。
(2)県内外校との練習試合等は、校長の判断により認めます。 ただし、自校及び相手校の感染状況を十分に考慮した上で判断することとします。

この記事に関するお問い合わせ

高知県 危機管理部 危機管理・防災課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 危機管理担当 088-823-9311
防災担当 088-823-9320
情報担当 088-823-9339
総務担当 088-823-9018
※夜間・休日における危機事象や災害の発生など緊急の連絡については、
高知県庁の代表電話(088-823-1111)へご連絡ください。
ファックス: 088-823-9253
メール: 010101@ken.pref.kochi.lg.jp
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