高知県が誇る世界有数の天文家であり、高知県芸西天文学習館講師でもある関勉氏の高知県名誉県民顕彰を記念する講演会を、令和４年７月18日（月・海の日）にオーテピア４階研修室・集会室で開催しました。

　当日は、小学生から大人まで73名に参加いただき、関勉氏の講演では、池谷・関彗星を同時に発見した池谷薫さんとのエピソード、ご自身の彗星発見に至るまでの苦労や、継続することの大切さなど、長年の観測活動や青少年の健全育成の経験に基づく貴重なお話がありました。

　講演会後半では、関勉氏を囲み、親交の深いアマチュア天文家の門田健一さん、高知みらい科学館の高橋信裕館長の三人による鼎談を行い、関勉氏と門田健一氏との交流のきっかけや、お二人が取り組んでいる観測活動などについて興味深いお話をお聞きすることができました。また関氏の普段の姿やご家族のお話など、日頃伺う機会のない様々な話題も展開され、盛況のうちに終了しました。

  この後も、高知県名誉県民顕彰記念講演会記念行事として、令和4年8月13日（土）～9月30日（金）まで、オーテピア高知図書館3階の展示の本棚で、関勉氏のこれまでの著書や池谷・関彗星発見にまつわる劇画などの特別展示を行います。料金や事前申し込みは不要ですので、オーテピア高知図書館にお越しの際にお気軽にご覧ください。

　講演会当日のプログラム05_当日配布リーフレット [PDF：1MB]

　（１）関勉氏記念講演　１４：００～１５：００　「星をみつめて半世紀～それはこわれた眼鏡と空き缶から始まった～」

　（２）関勉氏を囲んで～三人の鼎談～　１５：２０～１６：００