黒潮町で特色ある防災教育を展開してきた、大方高等学校が、「令和４年度安全功労者内閣総理大臣表彰（学校安全）」を受賞しました。

本表彰は、「国民安全の日」（７月１日）の事業の一環として、学校安全の取組に関して功績のあった学校を表彰するもので、全国の受賞校６校の中に選ばれました。地域住民、近隣の保育所や小中学校、関係機関等と連携した生徒による防災活動や、被災地の高校生や大学生との交流など、多方面にわたる取組が評価されました。

 

大方高等学校は、地域が抱える課題解決に生徒が取り組む「地域創造コース」を創設し、黒潮町の防災をテーマにした探究型の学習を進めています。生徒が地域と連携した様々な防災活動に主体的に取り組むことにより、生徒が防災を自分ごとと感じ、地域住民から頼りにされる存在となっています。

高校生防災リーダーとして地域に貢献できる人材の育成は、本県のめざす防災教育の先駆的実践であり、今後のさらなる教育活動の発展も期待できます。

 

＜大方高等学校の主な取組・功績＞

〇地域の方の情報を取り入れた「大方高校オリジナルHUG」を作成、訓練に活用。

〇黒潮町の作成した避難所運営マニュアルを点検、改訂案を提案。

〇小中学校への出前授業や地域住民との防災活動など、楽しみながら防災を学ぶ機会を創出。　など