公開日 2023年02月24日
人口減少や少子高齢化に加え、昨今のコロナ禍やデジタル化の進展などにより、地域のつながりや支え合いの力が弱まってきているなか、地域共生社会(※)の実現に向けては、分野を超えた行政サービスの充実に加え、人と人、人と社会のつながりを意識した支え合いの地域づくりが求められます。
県では、本年度から、市町村の包括的な支援体制の整備を強力に後押しすることと並行して、こうした地域づくりに対する県民の意識醸成に向けた広報、啓発に取り組んでいます。
その取り組みの一環として、まずは県民に「地域共生社会」の概念や意義について知っていただき、地域のつながりや支え合い、そのためにできることなどについて一緒に考えるフォーラムを初めて開催しました。
フォーラムでは、300名を超える皆様にご参加いただき、知事・市町村長・社会福祉協議会会長による「地域共生社会推進宣言」や、ゲストのなだぎ武さんによるトークショー、「ひきこもり」や「ヤングケアラー」の経験を持つ方、生きづらさを抱える人に寄り添い支える社会福祉士、大学生といった様々な立場の方によるパネルディスカッションなどを行いました。
※地域共生社会とは
制度・分野ごとの「縦割り」や「支えて」、「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えてつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会。
1 開催概要
開催日時
令和4年10月30日(日) 14時~16時
開催場所
高知県立高知追手前高等学校 芸術ホール(オンライン併用)
プログラム
・主催者等挨拶(高知県知事、高知県社会福祉協議会会長)
・高知家地域共生社会推進宣言
知事・市町村長・社会福祉協議会会長による共同宣言
・ゲストトークショー
ゲスト:なだぎ武氏
テーマ:心が軽くなるきっかけ~私のまわりの人たち~
・パネルディスカッション
テーマ:「みんなで考える高知家の地域共生社会
~『つながる 支え合う』ってなに?私たちにできること~」
ファシリテーター:玉里恵美子氏(高知大学地域協働学部 教授)
パネリスト:なだぎ武氏
伊藤達也氏(ヤングケアラー等経験)
今村かのん氏(高知大学生)
楠永洋介氏(ひきこもり経験)
徳弘博国氏(社会福祉士)
2 「高知家地域共生社会推進宣言」について
フォーラムでは、地域共生社会の実現に向けて「高知家地域共生社会推進宣言」を実施しました。
この宣言には、県・高知県社会福祉協議会・全34市町村・全34市町村社会福祉協議会が参加しており、まずは行政と社会福祉協議会が手を取り合って、オール高知で地域共生社会の実現に向けて取り組んでいくことを宣言しました。
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 | |
電話: | 調整・援護調査担当(調整) | 088-823-9664 |
調整・援護調査担当(援護調査) | 088-823-9662 | |
地域福祉推進担当 | 088-823-9090 | |
災害時要配慮者支援担当 | 088-823-9089 | |
地域共生社会室 | 088-823-9840 | |
ファックス: | 088-823-9207 | |
メール: | 060101@ken.pref.kochi.lg.jp |
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