公開日 2024年02月15日
更新日 2024年02月15日
※終了しました※
明治5年に日本最初の全国規模の近代教育法令である「学制」が公布されてから150年の節目を迎える令和4年は、公文書館において2回にわたる学制150年企画展を開催しました。
このことに関連して、常設展「公文書からたどる高知県の教育の変遷」では、戦後高知県教育の歴史を年表や公文書等から振り返ります。
本常設展は大きく3部構成とし、教育委員会制度と高知県教育委員会事務局機構の変遷、公立高等学校の入試制度の変遷、教育改革等の変遷にスポットを当てました。
公文書館に移管された特定歴史公文書や資料を直接ご覧いただくことで、戦後の本県の教育の変遷をたどることができる展示内容となっております。
ぜひお越しください。
【開催期間】令和5年2月15日(水)から令和5年6月30日(金)まで
【場 所】高知市丸ノ内一丁目1番10号 高知県立公文書館1階 展示室
【時 間】午前9時から午後5時まで ※土・日・祝日は休館
【入 場 料】無料
主な展示資料
【教育委員会制度と高知県教育委員会事務局機構の変遷】
昭和23年に開かれた第1回目の高知県教育委員会会議録、初代教育委員長が選定された会議録、教育委員会事務局機構の原案と修正案等の会議録を展示し、歴代教育委員長、歴代教育長のパネル等を掲示しています。戦後の本県教育委員会のはじまりとその後の変遷をご覧いただける内容となっております。
昭和23年度 高知県教育委員会 会議録
昭和23年11月4日に第1回目の高知県教育委員会が開かれ、進駐軍の高知軍政部から部長代理としてクラム博士が来賓として出席し、挨拶をしたことが記されています。挨拶の内容からは、軍政部が教育委員会の成功について多大な興味と関心を持ち、協力を惜しまず、教育問題について多くの助言と提案をしようとしていたことが分かります。
【公立高等学校の入試制度の変遷】
公立高等学校全員入学制を決定した昭和24年度の高知県教育委員会会議録、選抜入試の実施を決定した昭和31年度の教育委員会会議録等を展示しています。また、昭和23年4月新制高等学校(全日制)の発足以降の公立高等学校の入試制度の変遷を示したパネルを掲示し、戦後の公立高等学校の入試制度がどのように変更されてきたのかを知ることができます。
昭和24年度 高知県教育委員会 会議録
昭和25年1月10日及び11日開催の高知県教育委員会定例会では、昭和25年度高等学校入学者選抜については高等学校教育を受け得る素質がある者は全員を入学させること、入学許可の権限は学校長とし、学力検査は行わないことが議決されました。
【教育改革等の変遷】
平成8年に開催された「土佐の教育改革を考える会」での知事挨拶、教育委員長挨拶、平成27年に開催された第1回高知県総合教育会議での知事挨拶、教育委員長挨拶、「教育等の振興に関する施策の大綱」の決定にかかる起案文書等を展示しています。本県の教育改革のはじまりとその後現在に至るまで継続されている教育改革、その変遷をたどることができます。
総合教育会議②「教育等の振興に関する施策の大綱」の決定(知事決裁文書)
「教育等の振興に関する施策の大綱」は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、本県の教育、学術及び文化の振興に関する基本理念や基本目標を明らかにした上で、それを実現するための総合的な施策について、知事と教育委員会で構成する高知県総合教育会議で協議を行ったうえで決定されました。
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