広域化・共同化とは

　高知県では、これまで各種汚水処理事業を計画的に推進し、全県で汚水処理人口普及率は77.0％（令和３年度末）まで向上しています。今後は、これまで整備してきた多くのストックを適切に維持管理していく必要があります。

　しかし、人口減少に伴う使用料収入の減少、担当職員数の減少による執行体制の脆弱化に加え既存ストックの老朽化対策事業量の増大などにより事業環境は厳しさを増しており、より一層の効率的な事業運営が求められています。加えて近年の異常気象や南海トラフ地震に備えた対策、水環境保全のための早期汚水処理事業の概成など、多くの課題を解決する必要に迫られています。
 

　これらの課題を解決する手段の一つとして、令和４年度までに都道府県単位で「広域化・共同化計画」の策定が総務省・環境省・農林水産省・国土交通省の連名で要請されています（平成30 年1 月17 日付け国下事第56 号通知）。
 

　こうしたことから、本県では平成30年度に県と県内全市町村、し尿処理を担う事務組合からなる「高知県汚水処理広域化・共同化検討会」を設置し、現状と課題を含めた持続可能な事業運営を推進するため広域化・共同化の具体的な検討を行い、「高知県汚水処理広域化・共同化計画」として、策定しました。

 

計画の位置づけ

　広域化・共同化計画は、都道府県構想を構成する「整備・運営管理手法を定めた整備計画」の一部と位置づけられています。

 

計画の内容

　計画は以下の内容で構成しています。

 

計画を構成する内容

第１章　はじめに

第２章　これまでの広域的な取り組み

第３章　広域化・共同化計画

第４章　広域化・共同化計画実施の評価

第５章　進捗管理

第６章　まとめ

※内容の詳細については、以下のファイルをダウンロードしてご確認ください。

 

本編、概要版

高知県汚水処理広域化・共同化計画[PDF：29MB]

高知県汚水処理広域化・共同化計画_概要[PDF：576KB]