平成10年3月26日に国際貿易港として供用が開始された高知新港は、目標とすべき将来像を「高知県経済を支える国際物流・交流拠点」（高知港長期構想より）と定め、平成24年度には、第１期高知新港振興プラン（対象期間：平成24～28年度）を、平成29年には第２期高知新港振興プラン（対象期間：平成29～33年度⇒令和3年度）を策定し、取組を進めてきました。
　そして、令和３年度には、次期プランである第３期高知新港振興プランの策定に着手し、プラン検討に必要なデータ収集と分析、港湾関連企業や荷主企業など多くの港湾に関わる関係者の方々に策定会議及び部会委員としてご協力いただき検討を進めてきました。そうした中で、令和２年からの新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延や令和４年２月からのウクライナ情勢などに端を発した類をみない国際物流の混乱により、第３期振興プランの策定を１年延長し、このたび完成しました。

　新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界中がかつてない混乱に陥ってから約３年が経過し、いまだ海上物流の混乱や外国クルーズ船等のインバウンドの誘致は回復の途上にありますが、令和５年５月には新型コロナウィルスの感染症法上の位置付けの変更が予定され、第３期は反転攻勢のタイミングにあると考えています。
　令和５年度からは、各分野における「目指す姿」、「基本目標」、「戦略」に沿って事業を進めると共に、ＰＤＣＡサイクルに沿って進捗管理し、計画を必要に応じて見直し、今後も、高知新港を「高知県経済を支える国際物流・交流拠点」として相応しい港とするべく、職員一同邁進してまいります。

第３期高知新港振興プラン
概要版[PDF：2MB]
本編[PDF：6MB]