1 委託先

　株式会社野生動物保護管理事務所

 

2 委託業務の内容

　近年、サルによる農林業や生活環境等への被害が深刻化していることから、サルによる農林業被害等を軽減するため緊急性の高い集落を対象に、サル対策の研修会や追い払いの講習会、環境点検に基づく環境整備、出没状況や行動圏等の調査、大型囲いわな等による捕獲の指導など、防除から捕獲までの総合的な被害対策を普及・拡大することを目的としてサル被害総合対策普及事業を実施する。

 

3 委託金額・契約日

　委託金額：14,032,700円
　契約日：令和５年４月１日

 

4 委託期間

　令和５年４月１日から令和６年３月31日

 

5 随意契約の理由　

　地方自治法施行令第167条の２第１項第２号該当

　令和５年度から実施する「サル被害総合対策普及事業委託業務」は、深刻化するサルの農林業被害等に対応するため、令和３年度から実施した「サル被害総合対策モデル事業」の成果を県内に普及させることを目的に、県内の被害地域ごとに必要とする取組を勘案して、サル対策の勉強会や追い払い講習会、環境整備や行動圏の調査、捕獲などを実施するものである。
　このため、当業務の実施に当たっては、サルの生態や行動特性に関する専門的な知識や技術力を有し、被害対策や捕獲の実践について高度な知見や豊富な経験を持った専門機関であることに加え、事業を行う地域や県との調整などを考慮し、中四国内に拠点を有する専門機関であることが求められるが、「サル被害総合対策モデル事業」を委託した株式会社野生動物保護管理事務所は、広島県尾道市に事業所を置き、国や地方公共団体の業務を多数受託するなどサルに関する専門的な知識や技術力、豊富な経験や組織力を有する専門機関である。
　これらのことから、本県の競争入札参加資格者登録名簿において中四国に拠点がある専門機関等の中で、当事業に求められる技術力や人材、経験や実績を有し、事業の品質や継続性などを総合的に考慮した結果、本事業を実施できる専門機関は株式会社野生動物保護管理事務所をおいてほかにないため。