公開日 2023年06月21日
インターネット通販における定期購入トラブルについての相談が増えています。
「化粧品の定期購入」トラブル事例
スマートフォンでインターネットを利用していて、通常価格1万円の化粧品が、初回500円で購入できるとの広告が表示された。
その広告は、次回以降も自動的に商品が届くという定期購入契約だったが、「いつでも解約可能」とあったので、1回だけ試してみようと注文した。
初回の商品受取後に、販売業者に解約を伝えたところ「2回目の商品を受け取らずに解約する場合は、通常価格との差額を違約金として請求する」と告げらた。
違約金を支払わないと解約できないのであれば、「いつでも解約可能」という表示はうそではないか。
注意点
このようなケースの広告は、商品の効能や低価格ばかりが強調され、購入条件を見落としやすい構成になっています。
そのため、規約を細かく確認しないと返品や解約についてのルールが見付けにくくなっています。
トラブルを避けるためには、注文前に購入条件や解約に関するルールをしっかり確認しておくことが重要です。
また、注文の段階で購入条件や解約方法などが確認できなかったり、納得できない場合は、注文を見合わせることも大切です。
ポイント
広告や最終確認画面で、表示内容に問題点などがあれば、契約を取り消せる場合もあるので、証拠としてスクリーンショットなどで最終確認画面を記録に残したり、注文確定メールなども保存しておきましょう。
また、解約の手続のために販売業者に電話をしてもつながらず、解約期間を過ぎてしまったというケースもあります。
電話がつながらなかった場合は、発信履歴を記録しておけば、解約に向けて交渉することができます。
解約期間を過ぎてしまった場合でも、諦めずに消費生活センターなどに相談してください。
その他、事例など
その他、国民生活センターHPにも事例が掲載されています。
定期購入に関する動画
消費者ホットライン
消費者ホットライン「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう。