この度、県において、身体障害者手帳を交付する事務処理の中で身体障害者手帳システム

に申請者の個人番号を登録する際、他の申請者の個人番号を誤って登録したことで、身体

障害者手帳情報と個人番号の紐付けに誤りがある事案が114件発生し、本人のものではない

手帳情報が、マイナポータル上で閲覧できる状況となっていたことが判明しました。

　このため、本人のものではない情報を閲覧できないよう、７月31日（月）から誤りがあ

る事案の情報連携を個別に停止したうえで、身体障害者手帳システム上のデータの修正と、

中間サーバー上の誤ったデータの削除を８月４日（金）までに行い、同日に情報連携を再

開しました。

　なお、マイナポータル上で閲覧できる手帳情報には、氏名など特定の個人を識別できる

情報は含まれておらず、個人情報の流出には該当しません。

【閲覧できる手帳情報】　

　手帳交付年月日（返還年月日、再交付年月日）、手帳番号、等級コード、

　障害名、障害程度コード、障害部位コード、障害認定日、

　旅客鉄道株式会社旅客運賃減額区分

 

１ 事案概要
　・本年７月24日（月）に、県障害福祉課の担当職員が、令和５年８月から更新予定

　の新手帳システムのテスト作業中、他の申請者の個人番号が登録されたデータを発

　見したため、同様の誤りがないか確認作業を行った結果、114件の誤りが判明しま

　した。

２ 原因及び再発防止策
（1）県担当者が手帳システムに登録する際、他の申請者の個人番号を誤って入力 113件
　・システムへの登録は一定数（約30件）を同時に入力しており、障害情報と個人番号

　　の 入力画面が異なっていたため、入力作業中に他者の個人番号を誤って登録したもの

　・また、入力後のチェックについては、情報セキュリティ対策からチェックリストに

　　出力していなかったため、複数人でのチェックができていなかった。

　　[再発防止策]
　　・入力作業では、登録する書類とその他の書類とを明確に区分するとともに、個人

　　　番号もチェックリストに出力し、複数人でチェックを行う。（８月７日（月）

　　　から実施）

（2）市町村担当者が、他者の個人番号を申請書に誤って記入 １件

　　・市町村が申請書を受け付けた際、個人番号が未記入だったため、本人に了解を得

　　　たうえで、担当者が個人番号を記入した際、他者の個人番号を誤って記載したもの

　　[再発防止策]
　　・市町村に対して、個人番号の本人確認と住民基本台帳情報を利用した個人番号確認

　　　を徹底するよう、通知文書を送付（８月７日（月））

 

３ 紐付けが誤った方への対応
　　・８月３日（木）に、文書又は電話によりお知らせしました。

　　・８月４日（金）に、中間サーバー上の誤ったデータを削除し、情報連携を再開しま

　　　した。

　　・８月７日（月）から正しい情報が表示されるようになり、復旧作業が完了しました。

 

＜問い合わせ先＞

　　高知県子ども・福祉政策部障害福祉課
　　電話：088-823-9634

＜参考＞

　【身体障害者手帳】
　　　身体の機能に一定以上の障害があると認められた方に交付される手帳
　　　　交付人数 23,435人（R5.3.31時点）
　　　　※中核市として交付事務を行う高知市分13,580人除く
　　　　個人番号との紐付け済みの交付人数 21,150人（R5.7.31時点）