「未来へ伝えよう!土佐の伝統芸能」プロジェクト

公開日 2023年10月06日

貴重な民俗芸能・伝統的な祭り行事を次世代に継承するために

日本の民俗学を創始した柳田國男は、かつて「土佐は学問(民俗学)の宝庫だよ」と語ったと伝えられています。東西に長い海岸線と険しい四国山地に隔絶された高知県は、温暖で自然豊かな環境の中、多様で独特な民俗芸能を育んできました。

しかし近年、少子高齢化や過疎化の進展に伴い、高知県内の民俗芸能はその継承が危ぶまれています。

そこで、高知県では、貴重な伝統芸能を未来に伝えるため、皆さまからの寄附金(クラウドファンディング型ふるさと納税)を活用して、保存団体が行う後継者の育成活動や衣装・用具の修理への支援、「土佐の伝統芸能まつり」の開催などにより、地域に残る民俗芸能や祭り行事の保存・継承に力強く取り組むこととしました。

葉山花取踊(津野町)  幡多神楽(四万十町)  シットロト踊り(室戸市)

継承が危ぶまれる伝統芸能

 令和元年度から3年度にかけて高知県が実施した民俗芸能緊急調査の結果、県内には少なくとも931件の民俗芸能があったことが確認されましたが、そのうち385件は、現在、中断・廃絶していることがわかりました。また、令和2年に生じた新型コロナウイルス感染症の流行により、伝統芸能の機会である祭りや行事が中止を余儀なくされ、活動の継承に大きな影を落としています。

 国の重要無形民俗文化財に指定されている「吉良川の御田祭」や「土佐の神楽」、34件ある県保護無形民俗文化財をはじめ、貴重な民俗芸能や伝統的な祭り行事を未来へ伝えるため、皆さまのお力添えをお願いします。

 

寄附金の使い道

「未来へ伝えよう!土佐の伝統芸能」プロジェクトは、皆さまからの寄附金(クラウドファンディング型ふるさと納税)を活用して、高知県内の中山間地域などの残る貴重な民族芸能・伝統的な祭り行事の継承に取り組む活動です。

<主な活用事業>(予定)

・民俗芸能の後継者の育成、担い手の確保

・衣装や用具の修理・新調

・活動の様子を記録した「デジタルアーカイブ」の作成

・普及啓発活動(「土佐の伝統芸能まつり」の開催)など

 第1回土佐の伝統芸能まつり~未来へ伝えよう ふるさとこうちの文化遺産~

 

目標金額・寄附受付期間

◆目標金額: 300万円

◆寄附受付期間:令和5年10月6日(金)~令和6年1月3日(水)

 

クラウドファンディング型ふるさと納税とは

自治体が抱える問題を解決するため、ふるさと納税の「使い道」をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方から寄附を募る仕組みです。「確定申告」や「ワンストップ特例制度の申請」を行うことで、自己負担額の寄付金額から2000円を引いた額について、税金の控除を受けることができます。

なお、5000円以上の寄附をしていただいた高知県外にお住まいの方には、寄附金額に応じて返礼品をお送りします。

 

◆「クラウドファンディング型ふるさと納税」の方法

今回のプロジェクトへの寄附は、通常のふるさと納税とは異なり、「ふるさとチョイス」ホームページからの寄附となります。

 

【寄附までのステップ】

①「ふるさとチョイス」ホームページに入る

②プロジェクトページから寄附の申し込み(「ふるさと納税で応援」または「お礼の品を選んでこのプロジェクトへ寄付をする」ボタンを選択する)

③必要情報を入力し、確認画面で「申し込みを確定する」ボタンを選択する。

「ふるさとチョイス」ホームページ(寄附)へ

 

※税金の控除を受ける場合は、寄附後「確定申告」または「ワンストップ特例制度の申請」が必要となります。税の軽減につきましては、下記ホームページにてご確認ください。

こうちふるさと寄附金<所得税・住民税の軽減措置について>

この記事に関するお問い合わせ

高知県 文化生活部 歴史文化財課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号(本庁舎5階)
電話: 088-823-9112
ファックス: 088-823-9063
メール: 142001@ken.pref.kochi.lg.jp

 

高知県 文化生活部 歴史文化財課 県史編さん室

住所: 〒780-0870 高知県高知市本町4丁目1-35(高知県自治会館4階)
電話: 088-821-7950
ファックス: 088-821-7953
メール: 142001@ken.pref.kochi.lg.jp
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