香美市で特色ある防災教育を展開してきた、山田特別支援学校が、「令和５年度安全功労者内閣総理大臣表彰（学校安全）」を受賞しました。

本表彰は、「国民安全の日」（７月１日）の事業の一環として、学校安全の取組に関して功績のあった学校を表彰するもので、全国の受賞校６校の中に選ばれました。

 

山田特別支援学校は、生き抜く力の育成を目指し、教育目標と防災教育を有機的に関連付けた取組を全校で進めています。

知的障害のある児童生徒の防災学習内容に関わる研究を重ね、学校独自に「生活単元学習における防災教育単元系統表」を作成するとともに、その系統表に基づいたPDCAサイクルを構築し、小中高等部12年間の系統性のある防災教育を行っています。

 

また、多様な避難訓練の実施、地域や保護者の防災意識の醸成を図る取組も継続して行われています。

地元自治体や地域住民、近隣学校と密接に連携した実践も重ねられ、学校の防災対応力の向上や地域防災への啓発といった取組が評価され、今回の受賞につながりました。

 

 

山田特別支援学校の主な取組・功績

• 「生活単元学習における防災教育単元系統表」を作成し、系統性のある防災教育を実施。
• スクールバス運行中の避難訓練、近隣の学校（園）や行政・地域との合同津波避難訓練等の多様な避難訓練、４市町村と連携した広域福祉避難所設営訓練を実施。
• 保護者向け講演会の開催、防災参観日の設定など、保護者の防災意識向上を目指した啓発。　など