いの町立伊野中学校３年生４名が令和６年５月１４日～１６日までの3日間の日程で道路・河川・漁港海岸事業を学び、建設業の体験をしました。

土木事務所の仕事はどのようなことをしているのかを、工事受注業者さんの協力を得ながら一緒に学びました。

 

まず１日目は、最初に土木事務所の仕事の概要説明を事務所で行いました。

土木事務所の仕事の概要を理解した上で、工事中の現場を見学し、道路施設の役割や道路改良による効果を学びました。

 

午後からは建設機械やドローンの操縦体験を行いました。

初めての重機操縦でしたが、上手に操縦し目標物を移動させていました。

ドローンも操縦にコツがいるのですが、初めてとは思えないほど上手でした。

 

 

２日目は、寒風山トンネルに行き普段入ることが出来ないトンネルの管理坑と電気室内を見学し、トンネルの維持管理について学びました。

その後現在施工している橋梁の修繕工事現場を見学し、公共メンテナンスの重要性を学習しました。

 

午後からは現場業務で道路の車線分離標の補修を行いました。

道路利用者が安全に通行するための大切な仕事です。

 

その後中央西土木事務所管内にある身近な土木遺産の見学を行いました。

写真は天崎鍾乳洞トンネルの内部。

トンネル掘削中に発見された鍾乳洞であり、現在も鍾乳洞の経年変化を観測するために管理用通路でアクセスできるようになっています。

 

 

３日目の最初は自然災害への備えについて危機管理体制や災害時の避難方法について学びました。

その後、土佐市宇佐町に移動し海岸堤防の工事現場の見学を行いました。

午後からは天神ヶ谷川にて現地測量を行った後に事務所内でＣＡＤソフトなどの事務的な業務を経験し３日間に及ぶ職場体験は終了しました。

 

職場体験の実施にあたり、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

 

 

職場体験の流れ

　１日目　道路建設事業

　　　　　県道土佐佐川線の道路改良工事の現場見学

　　　　　現場で使用されている建設機械・ドローンの操縦体験

　２日目　道路・河川維持管理事業

        　寒風山トンネルの管理坑と電気室の見学

　　　　　道路の車線分離標の補修

　　　　　身近な土木遺産の見学

　３日目　河港建設事業

　　　　　土砂災害の際の避難方法の学習

　　　　　土佐市宇佐町の海岸堤防工事の見学

　　　　　天神ヶ谷川の河川堤防事業の測量体験

　　　　　ＣＡＤソフト体験