１．個別避難計画

　個別避難計画とは、避難行動要支援者（要配慮者のうち、自ら避難することが困難で、避難のために特に支援が必要な方）が災害時に避難を行うため、あらかじめ本人の心身の状態や避難支援に必要な情報を記載した計画です。
　東日本大震災では、亡くなった方の約６割が６５歳以上の高齢者でした。また、障害のある方の死亡率は、被災住民全体の約２倍となっています。東日本大震災以降も災害が起こるたび、避難行動に支障がある方への避難支援が課題として指摘されています。県では、避難行動要支援者一人ひとりの特性に応じた個別避難計画の作成に取り組んでいます。

 

県民の皆様へ

みんなで逃げる、みんなで助かるため、支えあいの地域づくりを進めましょう！

　日頃からみんなで絆を深め、互いに気にかける地域だからこそ、隣近所で声をかけ合いながらみんなで逃げて、みんなで助かることができます。
　避難行動要支援者の個別避難計画の作成を通じて、お互いに顔の見える関係づくりを進めることが大切です。日頃から見守り活動と災害対策を一体的に取り組むことで、地域の結びつきの強化につながります。
　地域の方の個別避難計画作成への協力依頼が市町村などからありましたら、取組へのご理解とご協力をよろしくお願いします。
　また、既に計画を作成された避難行動要支援者の方につきましては、計画の実効性の向上のため、防災訓練などに積極的にご参加ください。

 

啓発動画

　個別避難計画の必要性や効果を広く周知するため、啓発動画を作成しました。

　動画をご覧いただき、日頃から災害に備えましょう。

　個別避難計画[MP4：37.8MB]

 

【各市町村担当課連絡先】
【個別避難計画】市町村担当課一覧[PDF：92KB]

 

（１）作成取組状況

　災害時における避難行動要支援者への避難支援対策取組状況について、県内市町村の最新の取組状況を掲載しています。

[ﾘﾝｸ]災害時における避難行動要支援者への避難支援対策取組状況

 

（２）避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針

　内閣府が作成する"避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針"は、令和３年5月に改定されました。
　　主な改定のポイント
　　　・災害対策基本法の改正条文等の解説の追加
　　　・優先度の高い避難行動要支援者について、個別避難計画の作成目標に関する記載の追加
　　　・個別避難計画の作成に関する留意事項、様式例の追加　　　等

[ﾘﾝｸ]避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針（令和３年５月改定）（第Ⅰ部～第Ⅳ部）
[ﾘﾝｸ]参考資料（第Ⅴ部）

[ﾘﾝｸ]避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針（令和３年５月改定）【概要】

 

（３）高知県災害時における要配慮者の避難支援ガイドライン

　高知県ではガイドラインを作成し、特に避難行動の支援が必要な方を中心に、市町村が行うべきこと、地域で取り組むべきこと、住民一人ひとりが取り組むべきことについて示しています。内閣府の"避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針"の改定に合わせ、令和４年１月に改定を行いました。

[ﾘﾝｸ]高知県災害時における要配慮者の避難支援ガイドライン

 

（４）補助金

　高知県では、個別避難計画の作成にかかる経費について、市町村に対して補助を行っております。

[ﾘﾝｸ]高知県要配慮者避難支援対策事業費補助金

 

（５）福祉専門職の方へ

　実効性の高い個別避難計画の作成には、避難行動要支援者の状況をよく把握し、信頼関係が構築されている福祉専門職の皆さまの協力が極めて重要です。

　計画作成の一助となるよう次のとおり、説明資料を作成しておりますので、ご活用ください。

　ア．取組説明資料

　　①基礎知識編

　　　＜パワーポイント形式＞個別避難計画説明資料【基礎知識編】[PPTX：7MB]

　　　＜ＰＤＦ形式＞個別避難計画説明資料【基礎知識編】[PDF：1MB]

             説明動画はコチラ　⇒　※現在作成中です。

　　②福祉専門職参画編

　　　＜パワーポイント形式＞個別避難計画説明資料【福祉専門職参画編】[PPTX：4MB]

　　　＜ＰＤＦ形式＞個別避難計画説明資料【福祉専門職参画編】[PDF：643KB]

　　　　説明動画はコチラ　⇒　※現在作成中です。