公開日 2024年10月18日
更新日 2024年12月20日
1 県民の皆様へ
(1)家きん(採卵鶏、ブロイラーなど)における発生状況
今シーズン(2024年秋から2025年春まで)において、国内で11道県14事例の発生が確認されています。
詳しくは「農林水産省ホームページ(鳥インフルエンザに関する情報)」
■高知県の対応
・飼養衛生管理基準の遵守状況(特に野生鳥獣の侵入防止対策の徹底)について、生産者に対し定期的にチェックを実施しています。
・防疫措置でご協力いただく各関係団体との打ち合わせを行い、連携強化を図っています。
・令和6年11月7日、香川県の家きん農場における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認を受け、本県では家畜保健衛生所が県内の家きん飼養農場に対し、情報を提供するとともに、100羽以上を飼養する家きん農場(60戸)において、異常がないことを確認しました。これらの家きん飼養農場に対し、消石灰(11月8日から15日まで、約1,700袋(20kg/袋))を配布しました。
■韓国における鳥インフルエンザの発生について
◆今シーズン(2024年秋から2025年春まで)において、家きん農場で11事例の発生があります。
◆家きん農家を含む畜産関係者の皆様方におかれましては、引き続き、飼養衛生管理の徹底や早期発見に万全を期していただくようお願いいたします。
詳しくは「農林水産省ホームページ(鳥インフルエンザに関する情報)」へ
■外国に行かれる場合に注意していただきたいこと
・農林水産省は、東アジアにおけるアフリカ豚熱の感染拡大を踏まえて、鳥インフルエンザも含めた動物検疫など水際対策の強化されています。
・地方空港を含め出国エリアや航空機内等における旅客への注意喚起のためのアナウンスを実施しています。
【具体的なアナウンスの内容(抜粋)】
◆発生国からの肉製品の持ち込みは禁止されていること
◆海外では、家畜を飼っている農場などへの立入は極力避けていただきたいこと
◆帰国時には、靴底消毒を受けていただきたいこと
◆やむを得ず海外で農場など畜産関連の施設に立ち寄ったり、ゴルフシューズなど土の付いた靴などを持っている人は、動物検疫所のカウンターに寄っていただきたいこと
詳しくは「農林水産省ホームページ(海外から日本の農場に来る方への情報)」へ
詳しくは「動物検疫所ホームページ(家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために から海外へ旅行される方へのお願いから)」へ
(2)野鳥における検出状況
・今シーズン(2024秋から2025春まで)、国内の野鳥における高病原性鳥インフルエンエンザが14道県82事例(令和6年12月17日時点)確認されています。
詳しくは
「環境省ホームページ(高病原性鳥インフルエンザに関する情報)
(3)鳥インフルエンザや家きん卵、家きん肉の安全性について
■鳥インフルエンザのうち、高病原性鳥インフルエンザとは、国際獣疫事務局(WOAH)が作成した診断基準(鶏接種試験における病原性の判定)により、高病原性鳥インフルエンザウイルスと判定されたA型インフルエンザウイルスの感染による家きんの疾病 をいいます。
詳しくは「農林水産省ホームページ(鳥インフルエンザとは)」へ
詳しくは「(国)農研機構 動物衛生研究部門 ホームページ(高病原性鳥インフルエンザ)」へ
■家きん卵、家きん肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
・鳥インフルエンザは、鶏等の鳥の病気であり、感染鶏の肉や卵が市場に出回ることはありません。
・鶏卵・鶏肉の安全性について、食品安全委員会では、我が国の現状においては、鶏肉や鶏卵を食べることにより、(高病原性)鳥インフルエンザがヒトに感染する可能性はないとの考え方を示しています。
(鶏肉・鶏卵の安全性に関する食品安全委員会の考え方[PDF]、平成26年4月24日更新)[PDF:128KB]
(4)愛玩鶏、学校で飼育されている鳥について
■国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している鳥が感染するということはありません。
・清潔な状態で飼育し、ウイルスを運んでくる可能性がある野鳥が近くに来ないようにしてください。
・鳥の排せつ物に触れた後には、手洗いとうがいをしていただければ、心配する必要はありません。
・飼育中の鳥を野山に放したり、処分するようなことはせず、冷静に対応下さいますようお願いいたします。
・飼養する鳥が、原因がわからないまま連続して死亡するなどの異常があれば、すぐに最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。
(5)死亡野鳥について
■中山間地域対策課(鳥獣対策室)ホームページをご覧ください。
2 現在の高知県の取組(令和6年度)
(1)畜産農家等への情報提供、注意喚起
文書通知
通知順番 | 文書日付 | 通知内容 |
1 | 4月30日 | 連休期間における家畜防疫対策の徹底について |
2 | 6月28日 | 米国の乳牛における高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染について |
3 | 9月20日 | 高病原性鳥インフルエンザ等の防疫対策の徹底について |
4 |
10月3日 |
北海道乙部町で回収された死亡野鳥におけるA型インフルエンザウイルス簡易検査陽性の確認について |
5 | 10月17日 | 高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認に伴う監視体制の強化について |
6 | 11月8日 |
高病原性鳥インフルエンザの発生状況を踏まえた防疫対策の再徹底について |
7 | 12月18日 | 年末年始及び旧正月の時期における家畜防疫対策の徹底について |
(2)畜産農家への指導・検査等
・飼養衛生管理(清掃、消毒、野鳥の侵入防止、部外者の立入制限など)の実施状況の確認や指導
・異常な家きんを発見した場合の早期通報の徹底
・飼養家きんの鳥インフルエンザウイルス感染状況のモニタリング(抗体検査やウイルス分離)の実施
(3)防疫演習の実施
○家畜防疫員の防疫演習(毎年)
【机上演習】
・令和6年8月2日、中央家畜保健衛生所において、初動対応(通報受理~立ち入り検査、野鳥検査)の手順を確認しました。
○令和6年度高病原性鳥インフルエンザ対策訓練
【実地演習】
・令和6年10月9日、危機管理・防災課、職員厚生課、大月町、家畜保健衛生所等が参加し、農場への動員者の円滑な移動、電話の通信状況の確認、埋却候補地の試掘を実施しました。
【情報伝達訓練】
・令和6年10月23日、異常家きんの通報を受け、公開羅針盤による情報伝達と動員参集の訓練を実施しました。
(4)発生県に対する防疫措置の支援(令和2年11月以降)
・家畜防疫員のべ10名派遣(香川県、徳島県、兵庫県、岡山県、島根県)
3 畜産農家の皆様へ
・国内の家きんで高病原性鳥インフルエンザが発生しています。本病に対する厳重な警戒をお願いします。
・予防対策として、特に以下の点の点検・確認をお願いします。
(高病原性鳥インフルエンザ)発生予防のポイント[PDF:944KB]
(点検・確認事項)
1.野鳥、ねずみなどの野生動物対策として、
・ 野鳥などの野生動物の家きん舎への侵入を防止することができる防鳥ネットなどの設置とその破損
・ 家きん舎の壁面の破損や、家きん舎の屋根と壁の隙間
など、小型の野生動物が家きん舎の外部から侵入しうる経路がないか、家きん舎の内部及び外部から改めて詳細に緊急点検して下さい。十分でない場合には修繕などを行って下さい。
2.家きん舎に入る場合には、ウイルスを持ち込まないよう、衣服や靴の交換や十分な消毒を行って下さい。
3.家きん舎が、
・ 池などの野鳥生息地の近くにある場合
・ 野生動物の生息しやすい環境にある場合
には、上記対策を定期的に点検・確認して下さい。
4.これまで以上に念入りに、飼養家きんの毎日の健康観察を行って下さい。死亡家きんが増えた、元気消失といった家きんが増えたなどといった異状を見つけた場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡して下さい。
■外国に行かれる場合に注意していただきたいこと
・鳥インフルエンザ等が発生している国への渡航は可能な限り自粛してください。
・やむを得ずこれらの国に渡航した場合には、帰国の際に到着した空海港の動物検疫所のカウンターに必ず立ち寄り、指導を受けてください。
■飼養衛生管理の徹底(清掃、消毒、野鳥の侵入防止、部外者の立入制限など)をお願いします。
これまでも鳥インフルエンザに対する防疫対策の強化についてお願いしているところですが、国内での事例を踏まえ、これらの対策を強化していただきますようお願いします。
・防鳥ネットや金網などの整備により、野鳥などの鶏舎への侵入を防止しましょう。
・また、防鳥ネットに破れがないかなど、野鳥などの侵入防止対策を点検しましょう。
・鶏舎周囲に、穀類や生ゴミなどの野生動物をおびきよせるものを置かず、清潔を保ちましょう。
・鶏舎などの出入りの際は、長靴や車両の洗浄・消毒を十分に行いましょう。また、踏み込み消毒槽の設置も効果的です。
・関係者以外の農場への立ち入りを制限しましょう。
・鳥インフルエンザが発生している地域(国内外)への農場視察等は当面の間控えて下さい。
飼養衛生管理基準(鶏、あひる、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥)(令和3年9月)[PDF:221KB]
■飼養する家きんの異常に気がついたら、すぐに最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。
・家きんの状態をよく観察してください。
・飼養する家きんの異常に気がついたら、すぐに最寄りの家畜保健衛生所に連絡しましょう。
4 家畜保健衛生所連絡先
家畜保健衛生所名 | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|
中央家畜保健衛生所 | 土佐市高岡町乙3229 | 088-852-7730 |
田野支所 | 安芸郡田野町903-8 | 0887-38-2543 |
嶺北支所 | 土佐郡土佐町田井1370-7 | 0887-82-0054 |
西部家畜保健衛生所 | 高岡郡四万十町本堂595 | 0880-24-0052 |
幡多支所 | 四万十市具同相の沢5208 | 0880-37-2148 |
5 過去の高知県の取組
【高知県の取組(令和5年度)】 【高知県の取組(令和4年度)】
【高知県の取組(令和3年度)】
【高知県の取組(令和2年度)】
【高知県の取組(平成31年度/令和元年度)】
【高知県の取組(平成30年度)】
【高知県の取組(平成29年度)】
【高知県の取組(平成28年度)】
【高知県の取組(平成27年度)】
【高知県の取組(平成26年度)】
【高知県の取組(平成25年度)】
【高知県の取組(平成24年度)】
【高知県の取組(平成23年度)】
【高知県の取組(平成22年度)】
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1丁目7番52号 | |
電話: | 総務担当 | 088-821-4551 |
酪肉振興担当 | 088-821-4810 | |
経営流通担当 | 088-821-4522 | |
衛生環境担当 | 088-821-4553 | |
食肉センター整備準備室 | 088-821-4565 | |
ファックス: | 088-821-4578 | |
メール: | 160901@ken.pref.kochi.lg.jp |
PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。
Adobe Acrobat Readerダウンロード