長年にわたり地滑り抑止杭基礎や橋梁等の硬質地盤への大口径大深度の基礎杭施工に従事してきました。現場条件に応じて最適な施工を行うことができる県内でも特筆する優れた技能を有しています。 また、中国やミャンマーからの技能実習生への丁寧な指導教育を通して、日本人従業員と実習生との架け橋となり、お互いの信頼関係を築くことに注力しています。

◆技のみどころ ＜こだわり＞
　どんな困難な現場であっても、自分には橋を架ける自信があります。これまで培ってきた技術と経験で、多くの人々に役立つ土木工事を成し遂げてきました。

◆「夢」 ＜挑戦・目標＞
　以前、ウガンダで仕事をした際、物資や道具が不足しており、大変な苦労を経験しました。それでも、あれこれ考えながら工夫し、現地のワーカーと力を合わせてなんとか工事を完了することができました。そういった現場では、自分の技量が試されているようで、非常に勉強になりました。また、機会があれば、海外での仕事に若手を連れて行き、貴重な経験をさせたいと考えています。

◆「ひとこと」
　山の崩落で道路が通行止めとなり、孤立した住民の方々が通行できず困っている状況がありました。その際、災害復旧工事で仮橋を架け、車両が通行できるようにしたとき、地元の方々に感謝されたことが忘れられません。その瞬間、この仕事を続けてきて本当によかったと心から思いました。

◆これから「ものづくり」の道に進もうとする方へ
　土木の仕事は、時に大変だと言われますが、やりがいのある素晴らしい仕事であると自信を持って言えます。この仕事では技術を身につけ、多くの人と出会い、感謝されることがたくさんあります。そして、その努力次第で、どこまでも高みを目指せる職業です。
　昔、私が家の手伝いでみょうが畑にいた頃、ある言葉をいただきました。それが今の自分を形作っています。高知丸高の会長が言ったその言葉を、今、若い志を持つ高知の皆さんに伝えたいと思います。
　「男を磨きに丸高に来んかよ！」

 

ダム工事の基礎杭施工 筒井さんは急斜面での施工を得意とし、あらゆる地盤への杭打ち施工ができます。	アフリカ・ウガンダのナイル川斜張橋 筒井さんが工事長として基礎工事を施工しました。