令和6年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

公開日 2025年04月01日

梼原町における地産外商の挑戦!(梼原町/高幡ブロック)

1 梼原町の概要

 梼原町は、6つの区、56集落で支え合う町です。
 平成11年に四国カルストに2機の風車を建設、ここから環境モデル都市としての歩みがスタート。令和4年には、環境省から「脱炭素先行地域」に選定され、中山間地域のモデルとなるよう地域脱炭素化の仕組みづくり、事業実施を目指しています。
 平成24年度から平成30年度にかけて、梼原町全域をカバーする6つの「区」が、地域の支え合いの仕組み「集落活動センター」を立ち上げ、それぞれの実情に応じた様々な助け合い・支え合う町づくりの取り組みが進められています。 

 【ゆすはら1111年記念式典】 【1月の雪の日 ※出勤した時の写真】
     

 

2 梼原町の外商の動き

 集落活動センターの運営母体が事業主体となる、高幡地域アクションプラン№2「梼原町産キジ肉の販売拡大プロジェクト」による産業振興と、中山間地域対策の二刀流で取り組んでいます。
地域の人口は減り、担い手不足や高齢化の問題は喫緊の課題であり、「外商」への挑戦がスタートしました。高幡地域アクションプランNo.11「梼原町地産地消・外商の促進」では、上記集落活動センターによる外商のほか、個々の事業者が行う外商についても支援を行っています。

 

< -1- 梼原町産キジ肉を守り発展させていくために >
 「集落活動センター四万川」では、地域の伝統産業を守り、地域住民にとって必要不可欠な集落活動センターの事業を継続し外貨を稼ぐため、35年の歴史を持つキジ肉養殖事業を、令和3年に事業承継しました。新たな生産者を雇用し、県家畜保健衛生所等からの指導を受けながら、生産羽数を拡大、生産に係る課題を解決していくことで、効率的で持続可能な養殖事業を進めています。
 また、新たな取り組みとして、令和4年度より(一社)高知県地産外商公社と連携した営業活動を開始しました。

【令和4年度 初の大阪営業】     【令和5年度 東京営業】
 

< -2- 四国カルスト産ゆすはら牛の挑戦 >
 (一社)津野山畜産公社は、黒牛と土佐あかうしの2品種で約500頭という県内最大級の畜産業者です。雄大な四国カルストを活用し、夏山冬里方式で近隣農家から預かった牛を含めて放牧事業を行っています。
 令和5年度から小売り・卸販売の強化を図り、高知県庁職員対象の受注販売や、県内各種イベントへの積極的な参加により、四国カルスト産ゆすはら牛の認知度向上・消費拡大に向けて取り組んでいます。

【土佐の観光びらき】         【高知市にてイベント出店】
 

3 今後の展開

 町では、小さな拠点「道の駅ゆすはら」として町の東の玄関口、太郎川公園エリアの再生計画を進めています。同エリア内には、既存の雲の上の温泉・プールのほか、今後、脱炭素先行地域としての環境の取り組みの柱となる木質バイオマス発電所や、雲の上のホテル・レストラン・道の駅を整備していく予定です。
 これら施設整備完了後は、太郎川公園一帯が町内の観光・外商拠点として、大きな役割を担います。

 

<さらなる外商拡大に向けた課題>
 また、さらなる外商促進に向け、地域内の生産者がまとまり、梼原町としてのブランディングを確立していく動きがあります。
 今年度山形県庄内町の「かめ・こめプロジェクト」を視察し、統一ブランドを作成すること、生産者協議会を立ち上げることなどを学び、現在実現に向けて(一社)ゆすはら雲の上観光協会を主体として動いています。
 今後は、役場と連携しながら町内生産者が安定した生産を行える仕組みづくりや外商を担う地域商社の設立などを進めていきます。

<今後の展望>
 さらに、小さな拠点「道の駅ゆすはら」を軸に、地場産品の外商への挑戦を加速させていきます。町全体の統一されたブランディングにより、地場産品に付加価値をつけ梼原ブランドを売り出していきます。
脱炭素先行地域としての挑戦、集落活動センターの挑戦、外商への挑戦など、町全体のすべての取り組みが連動して相乗効果を生むように、生産者、観光協会、役場、町内関係事業者が役割分担をしながら一枚岩となって進めていきます。

【西宮市民まつり】          【町単独事業:特産品魅力化WSの様子】
 

4 地域支援企画員の活動内容

 ●1年目(令和4年度) 

  ・産業振興アドバイザー制度(以下産振AD)AD(課題一貫支援型)活用による太郎川公園再生基本構想策定支援
    ・産振AD(発掘支援型)活用による梼原町産桜を活用した加工品に係るAP位置づけへの支援
   ・産振AD(課題解決型)活用による梼原町版林業振興計画の策定支援
    ・中山間地域振興AD活用による集落活動センター四万川の新商品パッケージ作成支援
    ・土佐のきじ祭り開催支援
    ・営業活動への同行支援


 ●2年目(令和5年度) 

  ・産振AD(課題解決型)活用による道の駅売り場づくり支援
    ・土佐のきじ祭り開催支援
    ・町単独事業「太郎川公園再生基本計画」策定支援
    ・重点アクションプランに対する町のKPI達成に向けた支援
    ・営業活動への同行支援
 

 ●3年目(令和6年度) 

  ・産振AD(課題解決型)活用による地場産品を活用したメニューの開発支援
    ・重点Aアクションプランに対する個々の事業者の設定したKPI達成に向けた支援
    ・営業活動への同行支援

 制度の活用やイベント対応は上に挙げたものが主な活動になりますが、地域支援企画員の醍醐味は地域との距離感だと思っています。毎日、地域にいることで地域の方との距離は近くなり、より詳細な課題を知ることができ、それに対する支援を考えることができます。地域の方と一緒に手を動かし、一緒に頭を悩ましながら、汗をかいて共に活動することが、地域支援企画員の役割であり、そういった活動の中で見えてきたものを今後の活動にも生かしていきたい考えています。

この記事に関する問い合わせ

 梼原町地域支援企画員 電話:0889-65-0260
  
 

この記事に関するお問い合わせ

高知県 産業振興推進部 産業政策課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 企画調整担当 088-823-9333
成長戦略担当 088-823-9049
地域産業担当 088-823-9334
ファックス: 088-823-9255
メール: 120801@ken.pref.kochi.lg.jp
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