公開日 2025年02月13日
令和5年(2023年)4月1日から事業が拡充されました。
被爆体験者精神影響等調査研究事業は、平成14年度より、被爆体験(「キノコ雲を見た」「光を見た」等)が原因の精神疾患(PTSD等)及びその合併症について医療費(本人自己負担分)を助成してきました。
これまでも多くの合併症が追加されてきましたが、事業開始から20年が経過し、被爆体験者の高齢化が進んでいることに鑑み、次のとおり大きく事業が拡充されました。
リーフレット(被爆体験者精神影響等調査研究事業)[PDF:160KB]
対象者について
居住する場所に限らず、第二種健康診断受診者証をお持ちの方(原子爆弾が投下された当時胎児であった者を除く)で、被爆体験が原因の精神疾患にり患していることを認められた方。
合併症とがんの関連性に関する調査について
令和5年度から、合併症と「がん」についての研究がスタートし、匿名化された診療報酬明細書のデータにより、合併症とがんの関連性について調査研究していく予定となっています。受給者証の交付申請には、上記調査に対する同意が必要になります。
一部のがんの医療費助成について
上記調査の実施にあたり、令和5年度4月1日より、下記の「がん」について、医療費の助成が受けられるようになりました。がんの医療費の助成を受けるためには、申請手続きが必要です。
医療費助成の対象となる「がん」
胃がん、大腸がん、肝がん、胆嚢がん、膵がん、乳がん、子宮体がん
医療費助成の対象となる疾病について
被爆体験による精神的要因に基づく健康影響に関連する精神疾患又は関連する身体化症状・心身症であれば、以下を除き医療費助成の対象になります。(精神疾患及び対象合併症の認定手続きは不要)
※対象外の疾病
・がん(一部のがんを除く)
・感染症
・外傷
・遺伝性疾病
・先天性疾病
・被爆体験以前にかかった精神病
・むし歯のうちC1,C2,Ce(エナメル質初期う蝕)
更新手続きの廃止について
令和5年度4月以降は、更新手続きが不要となりました。ただし、1年に1度の精神科への受診がない場合、受給者証が失効となりますので、ご注意ください。
※長期入院中であるなど、やむを得ず精神科を受診できない場合は、かかりつけ医等による書類の提出が必要です。詳しくは、長崎県福祉保健部原爆被爆者援護課(電話095-895-2475)へご相談ください。
新受給者証の交付及びがんの追加手続きについて
【第二種健康診断受診者証をお持ちの方】
- すでに被爆体験者精神医療受給者証をお持ちの方は、新受給者証への切替えのための申請書の提出が必要です。申請書の提出後、「新被爆体験者精神医療受給者証」が交付されます。また、「がん」の医療費の助成を受けるためには、申請手続きが必要です。
- 被爆体験者精神医療受給者証をお持ちでない方は交付申請が必要です。詳細については、長崎県福祉保健部原爆被爆者援護課(電話095-895-2475)までお問い合わせください。
【第二種健康診断受給者証をお持ちでない方】
- この制度を利用するためには、第二種健康診断受診者証を取得されていることが要件になります。
- 新たに、第二種健康診断受診者証の交付を希望される方は、下記高知県健康政策部健康対策課(電話088-823-9684)までお問い合わせください。
問い合わせ・申請先
- 被爆体験者精神医療受給者証の交付に関すること
【問い合わせ・申請先】 長崎県 福祉保健部 原爆被爆者援護課
【所在地】 〒850-8570 長崎県長崎市尾上町3番1号
【連絡先】 095-895-2475
- 第二種健康診断受診者証の交付に関すること
【問い合わせ・申請先】 高知県 健康政策部 健康対策課
【所在地】 〒780-8570 高知市丸ノ内1丁目2番20号
【連絡先】 088-823-9684
この記事に関するお問い合わせ
所在地: | 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 | |
電話: | がん・企画担当 | 088-823-9674 |
難病担当 | 088-823-9678 088-823-9684 |
|
感染症担当 | 088-823-9677 | |
新興感染症担当 | 088-823-9092 | |
ファックス: | 088-873-9941 | |
メール: | 130401@ken.pref.kochi.lg.jp |
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