令和6年度 地域の皆さんの活動(地域支援企画員からの報告)

公開日 2025年04月01日

 本山まちなか活性化の取り組み(本山町/嶺北ブロック)

1 「人がつながる本山まちなかに」

 本山町は四国の中央部に位置し、美しい棚田や透き通った清流を誇る自然豊かな町です。高知市や四国の他3県からもアクセスが良く、令和元年にはアウトドア拠点施設「アウトドアヴィレッジもとやま」を整備し、交流人口の拡大による地域活性化に取り組んでいます。

 一方で、かつて町の中心地としてにぎわっていた商店街エリアは、買い物客の町外流出や国道周辺への店舗移転などにより空き店舗が目立ち、人通りの少ない状況が続いています。また、少子高齢化やライフスタイルの変化に伴い、コミュニティの希薄化が進んでいることも地域課題の一つとなっています。

 こうした状況に歯止めをかけようと、令和4年度には役場・住民などが連携し、活性化に向けたワークショップや高知高専の協力による景観調査、他県の先進地視察を行い、「本山まちなか活性化計画(活性化プロジェクトプラン)」を取りまとめました。

 活性化のキーワードは「人がつながる本山まちなかに」。地域の資源を過去と未来の双方から見つめ、「まちなか」が地域内外・異世代・異文化の人がつながる場所となり、町全体の活気につなげていけるよう話し合いを重ねました。

   

    【雁山から望む市街地】       【住民などによるワークショップの様子】

 

2 これまでの取り組み

 <令和5年度>

・「まちなかチャレンジショップ」のオープン

 「商店街等振興計画推進事業費補助金」を活用し空き家などを改修、店舗区画・コンテナ区画の2店舗がオープンしました。チャレンジ期間は最長1年6か月で、地域での新規開業に向けて本山町商工会が伴走支援を行っています。今後も町内外から2名のチャレンジャーが飲食店などの運営を予定しています。

   

  【チャレンジショップ(店舗区画)】    【チャレンジショップ(コンテナ区画)】

・「まちなかマルシェ」の開催

 嶺北地域の飲食・雑貨のお店が集結し、地域内外から多くの方でにぎわいました。住民の方々の協力でエリア各所に飾ったひな人形も好評で、春の兆しを感じながら風情あるまちなかを散策していただく良いきっかけとなりました。「久しぶりに人が集まってうれしかった」「また開催してほしい」といった声も多くあり、今後も実行委員会で工夫を図りながら年1回の開催を継続していくこととしています。

     

  【マルシェ開催時のまちなかの様子】     【まちなかひな祭りの展示(一部)】

 

<令和6年度>

 地域プロジェクトマネージャーと集落支援員が着任し、住民の方々と力を合わせながら、「地域コミュニティの活性化」「まちなかエリアの魅力化」「持続可能な体制づくり」など様々な角度からの検討・試行を進めています。

 取り組みの推進にあたっては、高知大学と本山町が連携協定を締結しており、地域コーディネーターや大学生にも様々なサポートをいただいています。

    

  【高知大学と本山町の連携協定式】 【嶺北高校生と高知大生によるシャッターアート制作の様子】

 

 必要経費はチャリティバザーの開催やイベント参加協力金でまかなうほか、町のふるさと納税寄付金や「小さな集落活性化事業費補助金」なども活用しています。

 

・「まちなかビアガーデン」の開催

 令和5年度に役場が国道沿いの新庁舎に移転して以降、人通りが減少し寂しくなっていた旧庁舎前の広場を活用し、住民の方々が中心となってビアガーデンを開催しました。地域に住む外国人技能実習生にも参加いただき、普段顔を合わせることの少ない住民同士の交流が生まれ、楽しいひとときとなりました。

       

    【ビアガーデンの様子】        【これまでの取り組みをまとめた展示】

 

・「まちなか上映会」の開催

 町で保管されていたビデオテープを編集し、約40年前の地域イベントや伝統行事の様子を上映しました。当日は幅広い世代が集まり、昔懐かしい映像に歓声があがる場面も。住民同士が気持ちを共有しあい、これからのにぎわいを考える良いきっかけとなりました。

   

                 【上映会の様子】

 

・「ファシリテーター養成講座&まちづくりサロン」の開催

 自分たちの地域のことは自分たちの力で“楽しく”話し合えるスキルをみにつけようと専門講師を招へいし、住民や役場職員がファシリテーションのスキルアップを図りました。

   

  【ファシリテーター養成講座の様子】      【まちづくりサロンの様子】

 

・「広報PR入門講座」の開催

 交流人口・関係人口の増加に向けて地域の魅力を効果的に発信していくため、地域住民や商工・観光関係者が集まり、「広報とPRの違い」や「まちのブランディング」など広報PRの基礎について学びを深めました。

   

 【第1回講座「広報とPRの違い」の様子】 【第2回講座「まちのブランディング」の様子】

 

・「まちなかプチ拠点」のスタート

 集落支援員がまちなかの民間施設を週1回間借りし、住民の方と気軽におしゃべりできる場を設けました。高齢者や子ども、現役世代など様々な立場の方との対話を通じて潜在するニーズを引き出し、地域にとって必要なコミュニティの再構築につなげていく考えです。

   

  【まちなかプチ拠点の様子(この日は3区住民の方々としだれ桜の飾りを制作)】

 

3 今後の展望

 これまでの取り組みを通じて、まちなか活性化に関心を持ったり、実際に協力していただける方も増えてきました。今後はこうした気運をより一層盛り上げていきながら、集落活動センター機能の検討や持続的なまちづくり活動を支える中間支援組織(法人)の設立などにも取り組み、地域コミュニティの活性化やエリアの魅力化を進めていくこととしています。

 

4 地域支援企画員の活動内容

 地域支援企画員として、補助金についての情報提供や申請支援、取り組みの方向性について関係者とともに協議を重ねてきました。限られたリソースの中で様々な課題に突き当たり、悩む場面も多くありますが、地域や役場の方々と一緒に、前向きに知恵を出し合いながら、時代にフィットした地域のあり方を模索・実現していきたいと思っています。

          

この記事に関するお問い合わせ

  本山町地域支援企画員 電話:0887-70-1050

この記事に関するお問い合わせ

高知県 産業振興推進部 産業政策課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 企画調整担当 088-823-9333
成長戦略担当 088-823-9049
地域産業担当 088-823-9334
ファックス: 088-823-9255
メール: 120801@ken.pref.kochi.lg.jp
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